ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

名誉女性区民に選ばれました

2009-10-15 | チロ基金
 私はベラルーシの首都ミンスクの中でもペルボマイスキー区という区内で居住し、また働いています。
 そして区内に住んでいる人の中から名誉区民が選ばれているのですが、今年そのうちの1人として、私が選ばれました。

 10月14日はベラルーシでは母の日です。この日に名誉区民のうち女性をお祝いすることになりました。
 しかも日本文化情報センターがある第5児童図書館内に、フォトギャラリーが開設され、名誉女性区民のポートレート写真が飾られることになりました。
 そのオープニングセレモニーも母の日に行われました。
 この画像はフォトギャラリーでの記念撮影です。私がシャッターを押したので自分自身は写っていませんが、ほかにも名誉女性区民ではない人や子ども(^^;)も写っていますのでご注意ください。
 (ちなみに私のポートレート写真は向かい側の壁のほうに展示されています。)

 名誉女性区民は約30人いるのですが、選ばれている方々というのは、まず第2次世界大戦時に従軍看護婦だった方、科学アカデミー会員、有名企業勤続40年で高い技術を持った方などなど・・・です。
 正直言ってベラルーシ人でもない私がどうして選ばれたのかよく分かりません。

 最初この話があったときも、辞退したのですが受け入れられず、詳しい履歴書の提出を求められました。
 チロ基金で行ってきた子どもたちに対する支援活動が評価されたのだと思います。
 しかしそれは私一人の力でできたことではなく、チロ基金に寄付してくださったり、そのほか有形無形の支援をしてくださった日本人の方々がいたからこそ、活動ができたのです。
 
 今回は私の名前が名誉女性区民に選ばれましたが、本当は私一人ではなく、チロ基金の活動を支えてくださった日本人の方々が、ベラルーシで評価され、このような形で感謝されたのだと思っています。
 それをここに謹んでご報告いたします。

 名誉女性区民に選ばれた人は長年にわたっての専門職への従事、地域社会への貢献が評価された方たちばかりです。
 私は10年ほど続けただけで名誉女性区民の間に名を連ねることができたわけですが、これは他の方と比べると本当に少ない年月です。
 これからも長くチロ基金の活動を続けていきたいという気持ちを新たにしました。