ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

日本文化情報センターの活動 剣道体験会 第2回 その4

2012-06-25 | 日本文化情報センター
 さて武道の紹介はもちろんのこと、日本文化情報センターは図書館内にありますので、読書も勧めないといけません。
 日本もそうですが、子どもの本離れがベラルーシでも進んでいるのですが、今年2012年はベラルーシは「本の年」に決められているのです。そして読書にちなんだイベントなどが1年間かけて各地で行われています。
 どうして今年が本の年になったかと言うと、ベラルーシ文学史上で最も有名な2人、ヤンカ・クパーラとヤクブ・コーラスの生誕130年目に当たるからなのです。

 このような文学ムードの中、図書館も読書にまつわるイベントばかりしているのですが、剣道体験会とは言え、本も紹介することになりました。
 これが日本文化情報センターが所有している武道関連の書籍の一部です。イラストの多い子ども向けの本を目立つように並べたのですが、これを剣道体験会のそばで展示しました。
 最近は子どもに「本を読みましょう。」と言ったところで、そっぽをむかれることが多いのですが、(幼稚園児の年齢が一番たくさん本を読んでいるかも。)剣道体験会の後で
「剣道についてもっと詳しく知りたい人は、本を読みましょう。絵もたくさんあって、よく分かりますよ。みんな図書館の近くに住んでいるんでしょう?」
と言ったら、わらわらと本の周りに駆け寄って来て、手にとってページをめくりはじめました。
 最近はこういう本に群がる子どもを見ることも珍しくなったので、感動でしたよ。
 このようなきっかけを通じて、読書にも関心を持ってほしいですね。
 
 またミンスク剣道クラブの皆さんにはご協力をお願いしたいです。
 (私が剣道を見せられないので・・・。)(^^;)

日本文化情報センターの活動 剣道体験会 第2回 その3

2012-06-25 | 日本文化情報センター
 防具を外すとベラルーシ人のお姉さんが登場。(怖い人たちではありません。)
 今回初登場のマルガリータさんは参加した学校の卒業生でした。
 後輩に当たる子どもたちに丁寧に教えていましたよ。
 今回は剣道を体験する前に「お願いします!」「ありがとうございました!」という日本語も教えました。
 子どもたちは全然舌が回っていませんでしたが、いいんです。日本語を聞いてみたり、しゃべってみたり、こういう挨拶をするのだと知っただけでも大きな進歩です。
 しかし、画像からはよく分かりませんが、この日は天気があまりよくなく、傘を持って来ている子どもが多かったです。当然のことながら、傘を竹刀代わりにして隣の子どもを突こうとする子どもが出てきそうで、私はずっと注意しまくっていて、疲れました。(だから、武道はけんかじゃなくて、礼儀が大事だと、繰り返しているんですけどねえ。)

 もう1人の女性は司会進行役のマーシャさんです。
 ミンスク剣道クラブは図書館の近くにあり、やってきた子どもたちも近所に住んでいるので、将来クラブに入る人が増えるかもしれませんね。