以前、お知らせしていとおりSOS子ども村では保養施設の改装工事が行われており、その間保養家族の受け入れをお休みしていましたが、ようやく再開しました。
7月7日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第163回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を6個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2222個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2000部となりました。
今回で通算178回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2222人の子どもにビタペクトを、2000家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回は2家族が現地の多子家庭協会の会員の子どもたちを引率していました。
(家族A)
ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが自分の子ども5人と多子家庭協会の子ども2人を引率していました。この家族には4個のビタペクト3を渡しました。それぞれの測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
母親(事故発生時7歳)14ベクレル
長男(14歳)28ベクレル ○
長女(11歳)26ベクレル ○
次男 (6歳)19ベクレル
三男 (4歳)18ベクレル
四男 (2歳)23ベクレル
女子(13歳)27ベクレル ○
女子 (6歳)26ベクレル ○
13歳の女の子と6歳の女の子は実の姉妹です。
子どもたちの健康状態についてお母さんにお話をうかがいました。
長女は2年前に腎臓病になり、入院して治療したところよくなったのですが、その後また再発しました。ミンスクにある専門病院に行って診てもらうことを希望しています。
長男と次男は偏平足だそうです。三男は臍ヘルニア(でべそ)だということでした。でもでべそって深刻な病気ではないですよね。
6歳の女の子は斜視で視力が低下しており、また多動です。言われてみれば落ち着きがないかなあ、という感じでした。
子どもたちは冬になるとよく風邪をひきますが、学校でインフルエンザの予防接種を受けさせたいのに、最近は受けていないとお母さんは話していました。
何でもゴメリ市ではここ数年慢性的に予防接種のワクチンが足りず、希望者全員に行き渡らないそうです。
今ベラルーシには安いワクチン(主に中国とインドから輸入されています。)がたくさん入ってきているはずなのですが、地方都市には行き渡っていないのかと少し意外に思いました。
(家族B)
ミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)からお母さんが5人の実子と1人の子どもを引率してきていました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。それぞれの測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
母親(事故発生時10歳)6ベクレル ○
長女(14歳)18ベクレル
次男(10歳)17ベクレル
三男 (9歳)22ベクレル ○
四男 (3歳)19ベクレル
17歳の長男も保養に来ていたのですが、測定には行っていないので、結果が分かりません。
お母さんにもビタペクト3を渡したのはダイエットしたいという希望だったからです。(体重は3桁です。)1回飲んだぐらいでは目に見えてはやせられないと思うのですが、ペクチンダイエットにどれぐらい効果があるのか、気になるところではあります。
この一家は家族全員がぽっちゃり体型で、長女も長男もやせたい、とかお母さんも子どもを何とかやせさせたいとか言っていましたが、私から言わせると食生活を改善するほうがペクチンを飲むより早くやせられるのではないかと思いました。
問題は体重のことだけではありません。体内のセシウム量を調べると同時にベルラド研究所ではカリウム量も測定しているのですが、結果を見ていてよくある傾向は、体重が重い人はセシウム量が少ない傾向にあり(体重1キロあたりのセシウム量で結果を出すのですから当然こうなります。)そしてカリウム量が極端に多い傾向もあるのです。
体内にカリウムが多いとセシウムが体内に入って蓄積するのを防ぐのでそれはそれでいいのですが、カリウムが体内にありすぎるのも体にとってはよくありません。(ごくごく微量ですが、放射性カリウムというのも存在します。)
カリウムを体内から排出するするには、やせるのが一番効果的ということで、ダイエットしたほうがいいという考えなのです。(もっともみんな簡単にやせられないので苦労しているのですが・・・。)
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話を伺いました。
長女は2年前胃炎を起こし、その後も1年に1回治療のために通院してるそうです。イタリアとドイツに保養に行ったことがありますが、放射能の測定などはしなかったそうです。
三男は斜視で、臍ヘルニア(でべそ)だそうです。
子どもたちは冬になると風邪をひくが、予防接種を学校で受けているので、インフルエンザにはなっていない、というお話でした。やはりミンスクではワクチンの数が足りているようです。
画像は記念撮影したものです。ようやくベラルーシも夏らしくなってきて、外で記念撮影しました。(1人保養とは関係ない子どもが写っています。またお昼寝中で写っていない子どももいます。)
子どもたちには折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物から作った巾着袋をプレゼントしました。また日本の踊りも紹介しました。少しでも日本文化に触れてもらえてよかったです。
子ども達はとても喜んでいました。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
7月7日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第163回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を6個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2222個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2000部となりました。
今回で通算178回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2222人の子どもにビタペクトを、2000家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回は2家族が現地の多子家庭協会の会員の子どもたちを引率していました。
(家族A)
ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが自分の子ども5人と多子家庭協会の子ども2人を引率していました。この家族には4個のビタペクト3を渡しました。それぞれの測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
母親(事故発生時7歳)14ベクレル
長男(14歳)28ベクレル ○
長女(11歳)26ベクレル ○
次男 (6歳)19ベクレル
三男 (4歳)18ベクレル
四男 (2歳)23ベクレル
女子(13歳)27ベクレル ○
女子 (6歳)26ベクレル ○
13歳の女の子と6歳の女の子は実の姉妹です。
子どもたちの健康状態についてお母さんにお話をうかがいました。
長女は2年前に腎臓病になり、入院して治療したところよくなったのですが、その後また再発しました。ミンスクにある専門病院に行って診てもらうことを希望しています。
長男と次男は偏平足だそうです。三男は臍ヘルニア(でべそ)だということでした。でもでべそって深刻な病気ではないですよね。
6歳の女の子は斜視で視力が低下しており、また多動です。言われてみれば落ち着きがないかなあ、という感じでした。
子どもたちは冬になるとよく風邪をひきますが、学校でインフルエンザの予防接種を受けさせたいのに、最近は受けていないとお母さんは話していました。
何でもゴメリ市ではここ数年慢性的に予防接種のワクチンが足りず、希望者全員に行き渡らないそうです。
今ベラルーシには安いワクチン(主に中国とインドから輸入されています。)がたくさん入ってきているはずなのですが、地方都市には行き渡っていないのかと少し意外に思いました。
(家族B)
ミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)からお母さんが5人の実子と1人の子どもを引率してきていました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。それぞれの測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
母親(事故発生時10歳)6ベクレル ○
長女(14歳)18ベクレル
次男(10歳)17ベクレル
三男 (9歳)22ベクレル ○
四男 (3歳)19ベクレル
17歳の長男も保養に来ていたのですが、測定には行っていないので、結果が分かりません。
お母さんにもビタペクト3を渡したのはダイエットしたいという希望だったからです。(体重は3桁です。)1回飲んだぐらいでは目に見えてはやせられないと思うのですが、ペクチンダイエットにどれぐらい効果があるのか、気になるところではあります。
この一家は家族全員がぽっちゃり体型で、長女も長男もやせたい、とかお母さんも子どもを何とかやせさせたいとか言っていましたが、私から言わせると食生活を改善するほうがペクチンを飲むより早くやせられるのではないかと思いました。
問題は体重のことだけではありません。体内のセシウム量を調べると同時にベルラド研究所ではカリウム量も測定しているのですが、結果を見ていてよくある傾向は、体重が重い人はセシウム量が少ない傾向にあり(体重1キロあたりのセシウム量で結果を出すのですから当然こうなります。)そしてカリウム量が極端に多い傾向もあるのです。
体内にカリウムが多いとセシウムが体内に入って蓄積するのを防ぐのでそれはそれでいいのですが、カリウムが体内にありすぎるのも体にとってはよくありません。(ごくごく微量ですが、放射性カリウムというのも存在します。)
カリウムを体内から排出するするには、やせるのが一番効果的ということで、ダイエットしたほうがいいという考えなのです。(もっともみんな簡単にやせられないので苦労しているのですが・・・。)
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話を伺いました。
長女は2年前胃炎を起こし、その後も1年に1回治療のために通院してるそうです。イタリアとドイツに保養に行ったことがありますが、放射能の測定などはしなかったそうです。
三男は斜視で、臍ヘルニア(でべそ)だそうです。
子どもたちは冬になると風邪をひくが、予防接種を学校で受けているので、インフルエンザにはなっていない、というお話でした。やはりミンスクではワクチンの数が足りているようです。
画像は記念撮影したものです。ようやくベラルーシも夏らしくなってきて、外で記念撮影しました。(1人保養とは関係ない子どもが写っています。またお昼寝中で写っていない子どももいます。)
子どもたちには折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物から作った巾着袋をプレゼントしました。また日本の踊りも紹介しました。少しでも日本文化に触れてもらえてよかったです。
子ども達はとても喜んでいました。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。