ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

NHK「ためしてガッテン」テーマが新じゃが

2014-09-02 | ベラルーシ生活
 2014年08月27日放送のNHK「ためしてガッテン」テーマが新じゃがでしたが、世界で一番じゃがいもの消費量が多い国ということで、番組内でベラルーシが紹介されました。
 年間一人当たりの消費量が170キロですが、確かにそれぐらい食べてるだろうなあ、という実感がありますよ。
 ちなみに日本人は25キロだそうです。

 番組HPはこちら
 ベラルーシ料理、ドラニキのレシピもあります。

 それで、番組内で紹介されていたベラルーシ料理レストランの人(ベラルーシ人)が、ベラルーシでは新じゃがばかり料理に使っていて、旧じゃがは使わない、といったことを言っていましたが、ベラルーシではそんなことはなくて、旧じゃがも料理に使っています。
 冬が長いので保存しておいたじゃがいもをその間食べ続けますから、新じゃがだけにこだわっているわけではありません。

 さらにこのレストランの人のお母さんは、古くなって甘くなった旧じゃがは捨てていた、と言っていましたが、ベラルーシ人みんながみんな、そうだとは思わないでください。
 これを聞いて、すごーくじゃがいもにこだわりのあるベラルーシ人なんだな、とびっくりしました。

 じゃがいもはベラルーシ人の主食。つまり日本人にとっての米ですから、捨てたりするとばちが当たる、という感覚です。
 芽や虫食いの部分、腐ってしまったものは捨てますが、普通は大切に食べます。
 皮を厚くむくと食べられる部分が減るので親に叱られます。
 
 番組の編集の際にこういうじゃがいもを無駄にしているような印象を与える発言になってしまったのかもしれません。
 テーマが新じゃがだったので、特に新じゃがにこだわるベラルーシを紹介したかったのかもしれません。

 旧じゃがもおいしく食べているベラルーシ人やその料理方法も紹介してほしかったですね。
 何と言っても世界一のじゃがいも国の人間なので。(^^)