ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシの年金支給開始年齢が引き上げられました

2016-04-14 | ベラルーシ生活
 ベラルーシでは何歳で定年退職するのか? その答えは男性60歳、女性55歳でした。
 これが3歳引き上げられることに決定しました。
 つまり男性63歳、女性58歳です。

 性別によって差があることに驚かれる日本人も多いかもしれませんね。
 私はベラルーシ人男性の平均年齢を考えると、男の人は定年後のセカンドライフがまた短くなるなあ・・・と思いました。
 
 どうして女性のほうが5年早く年金をもらえるのかと言うと、
「男性より女性のほうが苦労が多いから。」
というのがベラルーシ人の考えだそうです。
 日本では性別で差はないです、とベラルーシ人に言うと、「日本は女性差別している!」と思う人が多いです。(^^;)
 
 ちなみにベラルーシでは子どもを5人以上産んだ女性は、50歳で年金をもらえます。
 (今はこれが53歳になったのかな? 今度SOS子ども村へ行ったとききいてみます。)
 どうしてこんなに早いのかというと
「子どもを5人以上産んで、少子化対策に貢献している。ずっと子育てしてきて疲れているだろうから、早めに定年退職して、国から年金をあげて苦労をねぎらう。」
からなのだそうです。

 こういう政策があれば、日本でも出生率が上がるでしょうか? どうでしょうか?

 ちなみにベラルーシでは2005年から出生率が上昇に転じました。飛躍的に子どもの数が増えているわけではありませんが、2005年のレベル以下にはなっていません。この傾向が続いています。
 さまざまな少子化対策を打ち出した結果です。