11月13日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第218回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を8個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2174部となりました。
今回で通算234回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2174家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
今回は2家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。
(家族A)
スモレビッチ(チェルノブイリ原発から約320キロ)から来た家族。
お母さんが9人の子どもを引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
この家族は家庭タイプ孤児院と言われる家庭で、実子は同行していません。
母親(事故発生時23歳)10ベクレル
男子(16歳) 18ベクレル
女子(14歳) 19ベクレル
女子(14歳) 22ベクレル ○
男子(12歳) 21ベクレル ○
男子(11歳) 24ベクレル ○
女子(11歳) 24ベクレル ○
男子(11歳) 17ベクレル
男子 (9歳) 14ベクレル
女子 (9歳) 29ベクレル ○
全員里子あるいは養子で、しかもこの家庭に引き取られたのも数年前だったり、3ヶ月前だったり子どもによってさまざまです。
このうち14歳の女の子と24ベクレルだった11歳の男の子は血のつながりのある姉弟です。
12歳の男の子と11歳の女の子も兄妹です。
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
17ベクレルだった11歳の男の子は未熟児だったそうで、よく咳が出るそうです。
子ども達はこの家庭に引き取られる前、みんな複雑な家庭環境で育っており、性格がおとなしすぎたり、逆に落ち着きがなかったり、子育てが大変そうでした。
学校に入学しても成績が平均点取れない子どもが多いそうです。
しかしお母さんは子どもたちに勉強だけではなく、音楽を教えることにして、さまざまな楽器を習わせており、コンクールでいい点数を取った子どももいるそうです。
やっぱりそばにいる親の教育が大切ですよね。
生みの親に育てられず、祖父と祖母に育てられてきたけれど、おじいちゃんが亡くなり、おばあちゃんは収入が乏しいから(年金の額が少ない)急にこの家に引き取られた子どももいるそうです。
難しいこともあるでしょうが、新しいお母さんとお父さんの元で、また新しい兄弟姉妹といっしょに心身ともに丈夫に育ってほしいなあ、と思います。
(家族B)
ジョージノ(チェルノブイリ原発から約330キロ)から来た家族。
お母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。この家族も家庭タイプ孤児院と言われる家庭で、実子は同行していません。
母親(事故発生時11歳)11ベクレル
女子(12歳) 16ベクレル
女子 (8歳) 25ベクレル ○
男子 (6歳) 24ベクレル ○
男子 (6歳) 17ベクレル
男子 (6歳) 27ベクレル ○
男子 (2歳) 24ベクレル
このうち17ベクレルと27ベクレルの男の子2人は双子です。2歳の男の子は体重1キロ当たり20ベクレル以上でしたが、まだ2歳なのでビタペクト3は渡していません。
子どもたちの健康状態についてお母さんにお話を伺いました。8歳の女の子は最近水ばかり大量に飲んでいるそうです。それは糖尿病なのでは・・・という話になり、もうすぐ病院へ連れて行くとお母さんは話していました。
家族Aのお母さんのようにこのお母さんも里子と養子の教育が大変かつやりがいがある、と話していました。
最近引き取られた子どもは、朝起きるとベッドの中でおしっこをするそうです。
「トイレでしましょう。」
と新しいおかあさんに言われても、生みの親と暮らしていたときは(おそらく育児放棄で)ベッドでおしっこするのが当たり前だったのでしょう。
しつけし直すのが大変、と話していました。
「その点、生まれてすぐに産院で捨てられて(つまり親権放棄)そのまま施設に収容され、乳幼児の期間中時間割にそった生活を送ってきた子どもは基本的に行儀がいい。」
「そう、そういう子どもは引き取られても問題が少ないわ。」
と家族Aと家族Bのお母さん同士話し合っていましたが、横で聞いている私は、そういうものなのか・・・と驚くばかりです。
こうして考えると下手に育児能力の全くない、あるいはやる気も全くない肉親に育てられるより、生まれてすぐ捨てられる方が子ども本人のためになるのか・・・と複雑な気持ちになりました。
画像は記念撮影したものです。
子どもたちには折り紙や折り鶴、お母さんたちに着物から作った巾着袋、子どもたちの名前を書いた絵葉書などをプレゼントしました。
日本語に大喜びで、
「本当に学校の成績が平均点以下なの・・・?」
と不思議に思うぐらい、子ども達からは、
「日本語勉強したい!」「この文字(カタカナ)は何て読むの?」「この棒(ーのこと)は何?」
と質問攻めに逢いました。
今回のビタペクト3の購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
最後になりましたが、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、手作りの巾着袋を寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト3を8個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2174部となりました。
今回で通算234回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2174家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
今回は2家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。
(家族A)
スモレビッチ(チェルノブイリ原発から約320キロ)から来た家族。
お母さんが9人の子どもを引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
この家族は家庭タイプ孤児院と言われる家庭で、実子は同行していません。
母親(事故発生時23歳)10ベクレル
男子(16歳) 18ベクレル
女子(14歳) 19ベクレル
女子(14歳) 22ベクレル ○
男子(12歳) 21ベクレル ○
男子(11歳) 24ベクレル ○
女子(11歳) 24ベクレル ○
男子(11歳) 17ベクレル
男子 (9歳) 14ベクレル
女子 (9歳) 29ベクレル ○
全員里子あるいは養子で、しかもこの家庭に引き取られたのも数年前だったり、3ヶ月前だったり子どもによってさまざまです。
このうち14歳の女の子と24ベクレルだった11歳の男の子は血のつながりのある姉弟です。
12歳の男の子と11歳の女の子も兄妹です。
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
17ベクレルだった11歳の男の子は未熟児だったそうで、よく咳が出るそうです。
子ども達はこの家庭に引き取られる前、みんな複雑な家庭環境で育っており、性格がおとなしすぎたり、逆に落ち着きがなかったり、子育てが大変そうでした。
学校に入学しても成績が平均点取れない子どもが多いそうです。
しかしお母さんは子どもたちに勉強だけではなく、音楽を教えることにして、さまざまな楽器を習わせており、コンクールでいい点数を取った子どももいるそうです。
やっぱりそばにいる親の教育が大切ですよね。
生みの親に育てられず、祖父と祖母に育てられてきたけれど、おじいちゃんが亡くなり、おばあちゃんは収入が乏しいから(年金の額が少ない)急にこの家に引き取られた子どももいるそうです。
難しいこともあるでしょうが、新しいお母さんとお父さんの元で、また新しい兄弟姉妹といっしょに心身ともに丈夫に育ってほしいなあ、と思います。
(家族B)
ジョージノ(チェルノブイリ原発から約330キロ)から来た家族。
お母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。この家族も家庭タイプ孤児院と言われる家庭で、実子は同行していません。
母親(事故発生時11歳)11ベクレル
女子(12歳) 16ベクレル
女子 (8歳) 25ベクレル ○
男子 (6歳) 24ベクレル ○
男子 (6歳) 17ベクレル
男子 (6歳) 27ベクレル ○
男子 (2歳) 24ベクレル
このうち17ベクレルと27ベクレルの男の子2人は双子です。2歳の男の子は体重1キロ当たり20ベクレル以上でしたが、まだ2歳なのでビタペクト3は渡していません。
子どもたちの健康状態についてお母さんにお話を伺いました。8歳の女の子は最近水ばかり大量に飲んでいるそうです。それは糖尿病なのでは・・・という話になり、もうすぐ病院へ連れて行くとお母さんは話していました。
家族Aのお母さんのようにこのお母さんも里子と養子の教育が大変かつやりがいがある、と話していました。
最近引き取られた子どもは、朝起きるとベッドの中でおしっこをするそうです。
「トイレでしましょう。」
と新しいおかあさんに言われても、生みの親と暮らしていたときは(おそらく育児放棄で)ベッドでおしっこするのが当たり前だったのでしょう。
しつけし直すのが大変、と話していました。
「その点、生まれてすぐに産院で捨てられて(つまり親権放棄)そのまま施設に収容され、乳幼児の期間中時間割にそった生活を送ってきた子どもは基本的に行儀がいい。」
「そう、そういう子どもは引き取られても問題が少ないわ。」
と家族Aと家族Bのお母さん同士話し合っていましたが、横で聞いている私は、そういうものなのか・・・と驚くばかりです。
こうして考えると下手に育児能力の全くない、あるいはやる気も全くない肉親に育てられるより、生まれてすぐ捨てられる方が子ども本人のためになるのか・・・と複雑な気持ちになりました。
画像は記念撮影したものです。
子どもたちには折り紙や折り鶴、お母さんたちに着物から作った巾着袋、子どもたちの名前を書いた絵葉書などをプレゼントしました。
日本語に大喜びで、
「本当に学校の成績が平均点以下なの・・・?」
と不思議に思うぐらい、子ども達からは、
「日本語勉強したい!」「この文字(カタカナ)は何て読むの?」「この棒(ーのこと)は何?」
と質問攻めに逢いました。
今回のビタペクト3の購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
最後になりましたが、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、手作りの巾着袋を寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。