ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 5

2019-09-20 |   おりづるの旅
「私たちは橋をかける」展のポスターです。
 (よく見ると、日本語のロシア語表記に打ち間違いがあるのですが、それぞれの作品に付けられていた、作者の名前、学年、タイトル、所属スクール名のロシア語表記には間違いはありませんでした。)
 やはり、この赤い太鼓橋、菖蒲の花や漢字を見ると、「日本の絵だなあ。」とベラルーシ人は感じるようです。
 ポスターの下のほうには、9月9日にハーモニー絵画教室のエレーナ先生と生徒さんたちが茶の湯に参加されていたときの写真も使われていて、嬉しかったです。
 日本とベラルーシを子どもの絵でつなぐ子ども絵画展が6月に豊橋市で開催されたときに「日本とベラルーシをつなぐ会」代表から送信されていた、絵画展準備の様子の写真もポスターの一部になっていました。また絵本「おりづるの旅」を最初に寄贈してくださった広島のS様がハーモニー絵画教室を訪問されたときも写真も。
 二つの国、二つの民族の交流を価値あるものとして見てくださっているから、このようなデザインのポスターになったのだと思います。
 エレーナ・ブラト先生、ありがとうございます!
 豊橋のみなさんにも、心を込めて描いた絵がちゃんとミンスクで展示され、ベラルーシの子どもたちに喜ばれていることを、ここでお伝えいたします。
 また、今回の絵画展のためご尽力くださった「日本とベラルーシをつなぐ会」代表の神野志穂子様、豊橋のアートスクール「クレヨン」と「ぱれっと」、ASANOインターナショナルバレエの先生方にも感謝申し上げます。

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 4

2019-09-20 |   おりづるの旅
  オープニングセレモニーに来てくださったハーモニー絵画教室の生徒さん、エレーナ先生と記念撮影しました。
 みんなきっと日本に興味を持ってくれたと思います。子どもたちの驚きの表情、笑顔がとても良かったです。
 このような形で日本とベラルーシが文化交流できるなんて、貴重な機会ですね。
 また今回のように一つの場所でこれだけ多くの日本人児童の絵画作品が紹介されるのは、ベラルーシ史上初めてではないか、とマスコミ関係者の方も話していました。
  

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 3

2019-09-20 |   おりづるの旅
 展示会場内には、画像のようにこれまでのハーモニー絵画教室と豊橋、そして広島「おりづるの旅」の交流が紹介されるコーナーもありました。
 コーナーの左上にスペースがありますが、これはパソコンを置くための場所だそうです。
 今回プリンアウトされなかった他の作品もデジタル画像で、スライドショーとしてスクリーン上で発表する予定だそうです。
 豊橋の皆さんの作品が全てミンスクで紹介されることとなり、本当によかったです。エレーナ先生とスベートチ青少年教育センター長の心遣いに感謝ですね。
 

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 2

2019-09-20 |   おりづるの旅
 画像のようにハーモニー絵画教室の生徒さんのほか、保護者の方々、スベートチ青少年教育センターの先生方も興味津々で、日本の子どもの描いた作品を見ていました。
 数多くの作品の中からどれをプリントアウトするのか、エレーナ先生はとても迷ったそうです。
 どの作品も甲乙つけがたく・・・といった心境だったと思います。
 選び方について、エレーナ先生にお話を伺うと、とりあえず「生活」「動物」「人物」「乗り物」「ユーモア」・・・というふうに先生なりにジャンル別をして、その中から2、3点ずつ選んだそうです。
 その際もやはり、日本人の子どもの生活が分かるものや、ベラルーシではあまり描かれないものを、ベラルーシの子どもたちに見ることを勧めたい、と言う理由で選んだと話していました。
 展示会にはベラルーシの児童雑誌の記者も取材に来ており、一輪車や恐竜の絵など、ベラルーシ人の子どもはあまり描かない題材に驚いていました。
 確かにベラルーシでは一輪車は子どもが習うものではなく、サーカスの曲芸師やピエロが乗っているものというイメージが強いです。
 恐竜の絵などはベラルーシ人の子どもでも喜んで描く子がいそうですが、もっと身近な実際に家で飼っているペットのほうに意識が行くのでしょうね。`(それと恐竜は龍とは別物ですが、あまりドラゴンのイメージはベラルーシ人の間ではよくないですね・・・キリスト教圏なので。だから恐竜に人気がないのかなとも思いました。)

 それと描かれている人物(日本人)の髪の毛と目がほぼ全員黒く塗られていると言うことにも、異国情緒を感じたようです。
 日本人の私からすれば、当たり前のことなのですが、やはり外国の人から新鮮な観点で、日本の絵画作品を鑑賞してもらうのはいいことですね。

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 1

2019-09-20 |   おりづるの旅
 今年の6月、豊橋市ココニコ で豊橋市の児童とミンスク市の児童の合同絵画作品展「日本とベラルーシをつなぐ絵画展」が開催されました。
 終了後、豊橋の児童の皆さんが描いた作品は、デジタル化され、ミンスクのハーモニー絵画教室へ寄贈されました。
 ハーモニー絵画教室では、多くの作品の中から、約40枚を選び、プリントアウトして、ハーモニー絵画教室が付属しているスベートチ青少年教育センター内のギャラリーで展示することになりました。
 9月20日にオープニングセレモニーが行われましたので、招待された私も出席しました。
 絵画展の名称は「私たちは橋をかける」です。豊橋の地名にぴったりですね。
 画像はオープニングセレモニーの案内ポスターです。
 この鳥居はハーモニー絵画教室のエレーナ・ブラト先生が描いたものですが、その下の馬は豊橋側の作品の一つに描かれていた馬をエレーナ先生が、真似して描いた(デザインとしてモチーフを採用した)ものです。
 絵画展は「ベラルーシ人の目から見て、このようなテーマや題材が関心を持たれるのだな。」と大変勉強になりました。