ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年11月16日。ウクライナ侵攻から632日目

2023-11-16 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年11月16日。

 フィンランド政府は今日、ロシアとつながる9カ所の検問所のうち、南東部の4カ所を明後日18日から3カ月間、閉鎖することを発表しました。
 国境検問所では先週からロシアを経由した中東などからの難民が急増していて、13日以降、少なくとも174人の難民申請がありました。
 多くは自転車に乗って来ていて、フィンランド政府は「外国当局やその関係者が不法移民のフィンランド入国を手助けしている兆候がある」と非難しています。
 もちろん外国当局というのはロシアのことです。
 ベラルーシでも行われていた(今も継続中の)難民を隣国に送り込む政治戦略をロシアも対フィンランドで始めたようです。
 フィンランドでは移民などによる不法入国への懸念から、ロシアとの国境付近に高さ3メートル、全長約200キロのフェンスの建設も進められています。
 しかしもう11月。森林地帯にある国境を越えるのは気温が下がってきて非常に生命リスクが高くなっています。難民は命がけでしょうが、政治に利用されていることを理解しているのでしょうか。