ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

日本語で歌おう! 七五三コンサート 5

2023-11-15 | 日本文化情報センター
 「ブルーバード」の次は「大人ブルー」です。
 N4クラスのマルガリータ・グロムィコさんとN1クラスの辰巳結重さんのデュエットで、新しい学校のリーダーズのヒット曲を歌ってもらいました。
 さすがにオリジナルメンバー4人のダンスは再現できませんでしたが、二人でできる振り付けを考えてくれました。(結重さんはパプリカのコスプレのままなので、新しい学校のリーダーズのメンバーには全く見えませんね。)
 ヒットしている歌ということで、観客のみなさん(特に若い世代)は大喜びでした。

 

日本語で歌おう! 七五三コンサート 4

2023-11-15 | 日本文化情報センター
 次の曲はN4クラスのアナスタシヤ・ロタエンコさんの歌で「ブルーバード」。アニメ「NARUTO」のオープニングテーマです。オリジナルはいきものがかりです。とてもいい曲ですよね。
 アナスタシヤさんは歌詞を間違ってしまったのですが、母国語ではないのでやっぱり歌詞を暗記するのも発音するのも難しいんです。
 日本文化情報センターのコンサートは歌のテストではないので、失敗OKです。楽しく勉強できればいいと思っています。
 アナスタシヤさんは声がきれいなので、次回のコンサートにもぜひ出演してほしいです。

日本語で歌おう! 七五三コンサート 3

2023-11-15 | 日本文化情報センター
 次は親子共演。歌はお母さんのマリアンナさん、ギター演奏とバックコーラスをクセニヤ・サウタさんが担当しました。マリアンナさんと同じN3クラスの生徒さんも客席からバックコーラスをしていました。
 曲のタイトルは「秋とは」なのですが、これはロシアのДДTというグループの歌を日露デュオのDeaiが日本語に翻訳したものです。もともとロシアのヒット曲なので、メロディーは知っているベラルーシ人がたくさんいましたが、日本語で歌いました。

 

日本語で歌おう! 七五三コンサート 2

2023-11-15 | 日本文化情報センター
 次の曲はN2クラスのエヴゲーニイ・パンチュホフさんの歌とギターで「打上げ花火」です。
 オリジナルはDAOKO×米津玄師のデュエット曲なのですが、一人で全部歌っています。
 これもアニメの主題歌ですね。
 エヴゲーニイさん、歌も演奏も上手でした。(^^) 日本の歌コンサートは今回3回目の開催ですが、連続出演に感謝です。安定の歌唱力と演奏で、実質1曲目の担当、ありがとうございました。
 
 

日本語で歌おう! 七五三コンサート 1

2023-11-15 | 日本文化情報センター
 今日は日本では七五三のお祭りですね。
 会場の都合により少し早めの11月12日「日本語で歌おう! 七五三コンサート」をミンスク市立中央児童図書館のステージで開催しました。
 これは歌を歌いながら日本語の勉強をしようという授業の一つです。参加者は日本文化情報センター日本語教室、N1、N2、N3、N4グループのみなさん。
 このうち7人は自分の好きな日本の歌を披露してくれました。

 コンサートのオープニング曲はN1クラスの辰巳結重さんの歌で「パレード」(作詞・作曲:平沢進)です。これはアニメ「パプリカ」の挿入歌なのですが、「パプリカ」は原作が筒井康隆の小説なんですよね。文学つながりで図書館イベントの最初の曲に選びましたが、アニメを見たことのある方は、七五三コンサートだからという意味でも選んだことが分かると思います。 
 (一応、結重さんは「パプリカ」の主人公パプリカのコスプレをしています。)
 
 コンサートなので歌がメインなのですが、七五三コンサートと銘打っているので、「パレード」の後は、私が七五三とは何なのかベラルーシ人向けに紹介をしました。一応、日本語の授業の一環なので日本語で説明しました。生徒のみなさんは日本語のリスニング、できたでしょうか?
 七五三の説明に使用した千代松人形や千歳飴(パッケージ。実は中身は空)はチロ基金コレクションからの提供です。

2023年11月15日。ウクライナ侵攻から631日目

2023-11-15 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年11月15日。

 ウクライナの大統領首席補佐官は今日、ロシア軍が占領してきた南部ヘルソン州のドニプロ川東岸にウクライナ軍が足場を築いたと、アメリカのシンクタンクに説明しました。
 ドニプロ川西岸からはロシアは1年ほど前に撤退。
 このようにウクライナ軍が前進していることをふつうロシア側は認めないんですが、今日、珍しくウクライナ軍の「小グループ」が東岸のクリンキー村に拠点を構えたと認めました。
 ただし、ヘルソン州知事は、ウクライナ軍は多大な損害を被っていると主張しています。
 2日前には、ロシアの国営メディアが、ドニプロ川東岸のいくつかの陣地からロシア軍が撤退したと報じ、すぐに撤回しています。メディアも混乱しているようです。



2023年11月14日。ウクライナ侵攻から630日目

2023-11-14 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年11月14日。

 ミンスクにあるロシア大使館すぐそばにアレクサンドル・ネフスキーの銅像が建てられ今日除幕式が行われました。
 どうしてこのタイミングでベラルーシにロシア人の銅像を建てるのでしょうか。
 アレクサンドル・ネフスキーを知らない方へ。ウイキペディアをご参照ください。
 これを読んでアレクサンドル・ネフスキーのこと(戦いに勝ち続けた)が分かれば、銅像を建てるのも分かりますが、ベラルーシ人からするとあくまでロシアの英雄で、ベラルーシの英雄ではないです。
 ただ、アレクサンドル・ネフスキーの父親はキエフ大公の一人なので、ウクライナ出身ですよね。(あー、このキエフ大公というのも今はキーウ大公と言い換えなくてはいけないのかしら?)
 それからアレクサンドル・ネフスキーの妻はポーロツク公女なので、ベラルーシ出身ですね。

 ちなみにアレクサンドル・ネフスキーがどんな顔をしていたのか全く当時の記録がなく、ウイキペディア二掲載されている肖像画は後世に書かれた想像の姿です。
 今回ミンスクに建てられた銅像はエイゼンシュテインの映画「アレクサンドル・ネフスキー」で主役を演じた俳優の顔をモデルにしているらしいです。私にはよく分かりませんでしたが。

 

2023年11月6日。ウクライナ侵攻から622日目

2023-11-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年11月6日。
 ベラルーシはただいま4連休中です。
 
 ベラビア航空のチャーター機に117人のベラルーシ人が搭乗し、イスラエルからミンスク国際空港へ向かっています。
 駐イスラエル・ベラルーシ大使によると、乗客のうち108人が大人、9人が子供だそうです。
 よかったです。旅客機なので有料ですが、イスラエルからベラルーシへ避難が始まりました。
 イスラエルには数千人規模のベラルーシ人が在住しているので、ベラルーシへの避難を希望している人はもっと大勢いると思われます。
 またチャーター機を飛ばすことになると思います。


 ウクライナ侵攻に反対するロシアの元下院議員ボリス・ナデジディン氏が、2024年3月の大統領選への立候補を表明しました。
 ナデジディン氏は自身のSNSで「現職大統領の政策に反対する。プーチンは特別軍事作戦を始めるという致命的なミスを犯した」と立候補の動機を説明しています。
「ロシアは中国の属国になる危険性がある」とも指摘しています。もちろん自分が大統領になったら、ロシアは中国の属国にならないようにするので、それに賛同するロシア人は私に投票してください、ということですね。
 ナデジディン氏は立候補に必要な10万人の署名は、これから集めるそうですが、さあ、集まるでしょうか。

 来年はベラルーシも大統領選挙があるのですが、日付はまだ決定していません。おそらく来年の12月になると思います。2025年にずれ込む可能性も示唆されています。おそらく来年3月のロシア大統領選挙の行方を見据えてから詳細が決められていくのでしょう。


2023年11月3日。ウクライナ侵攻から619日目

2023-11-03 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年11月3日。

 ベラルーシで採掘されているカリウム塩(カリ肥料の原料)を採掘している国内最大の採掘場、ソリゴルスクで5人の坑夫が竪穴坑道を降下しているときにリフトが落下する事故が起きました。全員骨折の重傷を負い、さらに閉じ込められました。幸い救出されて現在、病院に搬送されました。
 カリウム塩採掘はベラルーシは世界トップレベルであり、肥料の原料として輸出されているため、石油などの(お金になる)天然資源が産出されないベラルーシでは非常に重要な産業なのです。
 そこでこのような事故が起きるとトップニュースになります。今は特にウクライナ侵攻の影響で、ロシアとベラルーシのカリウム塩が経済制裁により輸出しづらくなっており、結局肥料が手に入りにくくなったので、輸入していた国では、農作物の不作につながることが懸念されています。


 ベラルーシの中高生に対して、新しい選択科目が追加されることが発表されました。
 科目の内容を細かく見てみると、建築、コンピュータグラフィック、自動車エンジニア、ロボット工学、プログラミング、地質学、バイオテクノロジーの方面に進もうと思っている中高生にとってはレベルの高い授業を受けられるようになるようです。
 子供のためにいいことだなと思います。一方でこういう国の決定を見ていると、つまりこのような分野での人材・労働力が不足しているのだなと分かってきます。
 またこのような分野をベラルーシは将来発展させていきたいのだろうという国の方針も見えてきます。

 ベラルーシはもともとソ連の国だったため、教育現場が職場と近接している点が特徴で、大学で教育社会学を専攻していた私などは(今は研究者ではないんですが)こういうベラルーシの発表を読んでいるとベラルーシは「とても分かりやすい」と思ってしまいます。