9月になりましたねぇ。だいぶ日中も涼しくなりまして、毎日の自転車通勤も長袖に切り替えました。朝は良いのですが、帰りは半袖だとちょっとだけ寒いですからね。
今日は久々にPENTAX 67を触っていたのですが、(撮影をしていたわけではないのが悲しいところだけど…)どうもファインダー内のゴミが気になります。
67IIのフォーカシングスクリーンはユーザー交換できる仕様なのですが、旧67はサービスステーションでの交換対応でした。
私自身、67は現役時代裏蓋のモルト交換くらいしかしたことがなかったので、(調整工具がなかったのでチャレンジしなかった、というのが正しいかな。)スクリーンの取り外しをするのは実は初めてです。
よって、まねをして作業をした場合の不具合などは一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
ファインダーユニットを外し、マウント側のねじ切ったピン2本と裏蓋側のビス2本外すと、PENTAX(もしくはASAHI PENTAX)と書かれた枠が外れるのですが、その下にヮシャーが入っているためなくさないようにする必要があります。
次にスクリーン自体を固定している枠を外すわけですが、ここでちょっとやってしまいました。
それは、ビスに緩み防止でゴム系の接着剤が塗られていたのですが、奥まで締め込まれていなかったのです。
メーカーの仕様が解らないのでなんともいえないですが、ビスの締め込み具合によってスクリーンの高さを調整している可能性が捨てきれません。その確認をせずにビスを緩めてしまったのです。
ファインダーピント調整用のマスターレンズは当然持っていませんし、無限合致用のコリメーターも持ってませんから、ピント精度の調整が出来ないのですよ。
しかも、スクリーン固定しているビスが上2本、下1本で止めてる辺り、なんとなくいやな予感。35mm判のSシリーズも、ミラー側ではありますが、高さ調整(というよりも傾き調整用)のビス3本が同じようにあるんですよね…。
先に何も考えずに、右上のビスを緩めてしまって気がついたので、今度は左上のビスを確認。
私の個体の場合は1回転+3/4回転くらい緩んでいたので、勝手に右上側も同じくらいの締め付け具合として扱うことにしました。
ちなみに下のビスは2回転+1/4回転でした。うーむ。右側の締め具合が合っている自信がない…。
3本のビスを外すとスクリーン固定している枠が外れて、ようやくスクリーン本体を外すことが出来ました。
そして案の定スクリーンの側面に粘着テープが巻かれていました。あーこれいやなんだよねぇ~。ただでさえファインダー清掃大嫌いだったのに。この方式はニコンF4でいやと言うほど清掃してたからなぁ…。
しかもF4の場合はフレネルレンズとコンデンサーレンズの組み合わせでしたが、この67ではさらに保護用のガラスが1枚加わって3層構造…。
勘弁してください…。
まぁ、お客に納品するわけでもないので、目立つゴミ取れれば良いかぁ、という事でほどほどにして終了。
3層構造のスクリーンを固定しているテープは剥がすときにちぎれてしまったけれど、そのまま流用。本当は新しくしたいんだけどね。セロテープじゃ強度が弱い割には粘着力強いからなぁ。
67のファインダーピントは結局どこで調整してるんだろう。スクリーンの下に板バネが入っているのまでは見たけれど、その下に板ワッシャーが入っていたらそれの厚さで調整するんだろうけど、そこまで確認しなかったです。
あと考えられるのは、最初に外したPENTAXの刻印がある枠の下に挟んであったワッシャーで調整している可能性もありそうですね。
まぁ、ピント調整というのは、スクリーンの高さだけで決まるわけではなくて、ボディのバック寸法だったり、ボディマウントの高さだったりすべて関わってくるので、きちんと直すには大変なんです。ビスの締め方、部品の取り付け方で変わりますしね。
正確なピント確認は難しいですが、一応レンズをつけてピント確認。確認するには標準レンズが普通ですが、すぐそばに165mmがあったのでそれを使用しました。
片ボケも目視で確認しましたが、良く解らなかったのでとりあえずOKとしました。
でも、スクリーン清掃とかは比較的頻度が高い作業だと思うので、そう考えるとスクリーン外すたびに外す必要があるビスでピント調整するという設計は、普通考えにくいのですけどね~。(逆にスクリーン外すんだから、ピント調整必要でしょ、という考えもあるけれど。)
しかしまぁ、現役で使っている機械を分解するのは精神衛生上良くないですね。基本どうなってもいい機材なんて1つもないので、気楽に分解は出来ない性格なんですよ。
ちょっと寿命が縮んだかも。(汗)
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