我が家初のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラである、PENTAX *ist-D。2003年発売ですから、今年で20周年!すごいですね。そんな記念すべき年早々、訳あって上部カバーを外していたら、フラッシュが保持されなくなりました。
一瞬凍り付きましたよ。私が現役のカメラ修理技術者だった頃、PENTAXのMZシリーズでフラッシュがポップアップしなくなる症状でずいぶん修理しました。
まさかこの*ist-DもMZシリーズと同じ構造ではないよなぁ…。と思ったら、同じ構造でした…。ここは改良して欲しかったなぁ。
慌ててたのでどんな状態でどの様に分解したのかは写真撮影していませんでしたが、何とか修理したい、だって20周年でしょ。とはそのとき考えもよりませんでしたが、smc PENTAX DA40mm F2.8XSとの組み合わせで、まだ使う気満々でしたので、どうにかしてまともな状態にしたい、と。
結論から言うと、上の写真赤丸を付けたところに直径1mm位の長さがかなり短いビスを打ち込み、バネを固定。バネのテンションがかかる向きをビス取り付けた側になるように上カバーに固定して、カバー側にバネをかけました。
いかんせん、先も述べたように分解写真は撮影してませんでしたので、折れた軸の位置関係を軽く説明すると、フラッシュの上カバーを外すと、上の写真にマークした赤丸の所に+ビスがありまして、内側に緑色で塗った辺りに今回破損した、バネがはまる軸を固定しています。
上写真の赤丸辺りに2つ、+ビスがありまして、そこを外し、下側の爪を外しつつゴニョゴニョするとフラッシュの上カバ-が外れるようになってます。
実際修理した軸を取り付けて試したところ、今のところは正常にポップアップします。
他にもこの*ist-D、ちょこちょこ壊れてます。最初に壊れたのが、リモートレリーズ用のジャックカバ-のゴムが千切れてしまったこと。*ist-Dのコネクタカバーは当時とても感心したのですが、シンクロターミナルやUSBポート、レリーズジャックといったカバーがゴム製で、脱落しないように本体側に固定されている点です。こういったカバーはいつの間にかなくなってしまったなんて事が良くあるパターンなので、なんて賢いんだ!と思ったものです。
しかし、経年劣化により、先に述べたようにレリーズ用カバーの本体固定部分が千切れてしまい、しかも元々取付が甘い構造だったカバーが紛失。ここは昔プラ板で似たようなカバーを作ってごまかしましたが、先日はシンクロターミナルキャップの本体固定部が千切れました。今のところターミナルキャップは比較的抜けにくいため、紛失はしていませんが、いつの間にか無くなってしまうかもしれませんね。
あと、購入当初から気になっていたのが、専用アイカップがとにかく外れやすい。大抵外でカメラぶら下げて歩いていると外れてるのです。辺りを見渡して何とか発見、なんてことがかなりの確率でありました。良く20年の間に紛失しませんでしたよ。その後のモデルではアイカップの取付がもっとかっちりするようになったので、外れてしまったことは今のところありませんが…。
*ist-Dは当時としては良く出来たカメラです。今でも不自由はありますけど、そこそこ楽しんで撮影出来ますよ。写真の絵作りも、派手さがなくて落ち着いた色味で仕上がります。今の機種のようにカスタムイメージやカメラ内現像機能がありませんが(K-10Dもそうですけどね)そこはそれ、です。
とにかく小型軽量なので、バッテリーグリップ付けていても持ち運びは楽です。これで手ぶれ補正がついていればかなり良いのですが、まぁフィルムカメラ時代を知る人間なので、三脚や一脚を活用するとかすれば、ね。
とりあえずまだ暫くスナップ撮影にお供してもらいましょう。
それではまたいつかどこかで。
ただいまお仕事探してます。何かありましたら宜しくお願いします。
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