何気ない日の何気ない記憶

何気ない日の何気ない記憶を綴っています。

映画も救いないだろうなーー。

2010年06月04日 03時08分32秒 | Weblog
この前。
パーマネントのばらを見に行った時の映画の予告

「告白」湊かなえ

がえらいこと衝撃だったので、文庫版をぱぱに購入してもらいました。

・・・噂通りに、まあ、救いのない話し。

真っ黒。

最後まで。

読後感悪い悪い。

・・・好きじゃ(苦笑)。

本日、3時間ほどで一気に読み終わってしまいましたわ。

ああ、誰も救われない・・・。

イニシエーション・ラブのときみたいに、
すげええーこれ読んでーーーって話しではないですが、よかったです。

市立S中学校、1年B組の女教師の4歳の娘が事故で死ぬ。
でも、それは事故ではなく、このクラスのAとBに殺されたのだ、と。
そして私はそのふたりに復讐をしかけた-という告白からはじまる物語。

いやー、でも全編通すと思うのですが、
「学校」での話しでありながら、
「家庭」を中心とした
「母」と「子」の物語ですのね。

全然子供に容赦のない、
こどもだからって許されるなよ、
ってなところが多々あります。

じゃあ母親は全て許してくれるかっていうと、
一番守ってもくれるけど、虐待もするし、捨てたりするし、
一番傷つけるのも母親だぜ、って話しです。

シングルマザーが担任なんて!って学校に文句言う
少年Bの過保護な母親が一番怖かった・・・。
でもこのお母さんと少年Bの設定が
この本の中では圧倒的に現実にいそう・・・。

興味がありましたらぜひとも。