先日、日高方面に川を見に行ってきました。降雪が少ない地域なうえに好天で景色は春を感じます、道中は牧場が多いのだがエゾシカの群れ発見。
写真の群れは牧場の柵内にいます...この程度の高さを飛び越えるのはシカの跳躍力なら余裕でしょうね。自ら柵内で飼われるスタイルですな(笑)
途中、川の流れを見ながら走っていると畑のエゾシカ近くに大型の鳥がいる…カメラを取り出し最大望遠で覗くとタンチョウがいる。
小型のは子供だろうか?タンチョウと言えば道東の鶴居村が有名なんだが近年は数が増えて日高山脈を越えた西側地域にも飛来すると
聞いてはいたが遭遇するとは思わなかった…結構感動。
もうちょっと近くで撮ろうと思ったのだが凄い警戒心、速効察知されて飛び立ってしまった…野生のタンチョウ撮影厳しいな。
タンチョウは生息数の回復過程で人工給餌されて人馴れしてるかと思ったが甘かったな…完全に野生化しとる。また遭遇してみたいもんだ。
沿岸地域の景色は春だったが上流の内陸はまだまだ冬景色。クマの生息が多い地域だがまだ冬眠中なんだろうな。
水辺の木にトビが見える…景色は冬だが写る枝には新芽が沢山…春は近づいている。
釣りの準備はしていったのだがまだ早い感じ…3月になってからかな。
帰りに別の支流を見に行くと橋の上からタンチョウを発見。先刻の畑で見た個体と違い飛び立つ気配はない(子連れじゃないからか?)
橋の上から静かに撮影…離れていても大型の鳥なのが分かる。大きな個体で160センチくらいの高さがあるそうです。
明治・大正時代の乱獲で数を減らしたタンチョウ。道東での手厚い保護活動により現在は道内に1800羽ほど生息しているらしい。
絶滅したと思われていて1924年の釧路湿原での再発見時が10数羽とあるから奇跡的な回復ではないだろうか。近年は生息環境が過密化
しており生息地域は道内で拡散しているそうだ…近年は江別、長沼など札幌から近い街でも観察されている。将来札幌でも見る機会があるかも。
帰り際に見た夕日…日が長くなった事に冬の終わりを感じるな、札幌市内はまだ雪に埋もれているが。今日は沢山の野鳥見たなあ。
写真には撮れなかったが峠道ではクマタカが目の前を横切ったり遥か上空にはオジロワシ…そしてまさかのタンチョウヅル。
日高山脈越えて道東釧路まで行かなきゃ見る機会が無い鳥だと思っていた。明日から3月、やっと春が近づいてきました。