猫丸工房

物作りと水辺(淡水)が好きです。

割栗をゆく

2011年05月01日 | まち歩き

今日から5月です、雪は無くなりましたが今年の札幌の春は寒いですね。

過ごした故郷を歩き、写真に残そうと思いつつも夏場は水辺で遊ぶのに忙しいなどこれがなんとも。

昨年の秋に歩いてきた記憶を思い出して久しぶりに故郷散歩を書こうと思います。

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緑豊かな札幌市の藻岩山、西麓に位置する藻岩下。現在はスキー場まで続く道にある住宅街にのみ

住所に「藻岩下」の名称が使われています。昔は全ての地区、藻岩山と豊平川に挟まれた左岸地区を

藻岩下と呼んでいたそうです。ここで過ごした人は住所に名称がなくても故郷を藻岩下と呼ぶ・・・と思う。

本格的な開拓は明治13年、岩手県から来た方が最初だそうです。当時は十二軒の集落だったとか。

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何度か訪れた麓の案内板。今後もこの案内板に書いてある場所をのんびりと時間をかけて散歩しよう。

案内板を見てると御老人に声を掛けられる。人相が悪い私は見知らぬ人に声を掛けられる機会が少ない

のだが。幼い頃によくこの辺の山中で遊んでいた話をすると嬉しそうな表情をしていた。現在は人口も減り

高齢者が多い地区になってるそうだ。今回は昔に登った「割栗」に行こうと思ってたんだが御老人が言うに

「ワリグレ」と読むらしい・・・ワリクリじゃないんだな。由来は岩盤が栗を割った断面のようだからだそうだ。

お爺様、色々と解説をありがとうございます。お礼を告げ割栗に向かう・・・秋の夕暮れは早い。

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到着、現在はコンクリートで固められて栗を割った断面のような岩盤の姿は見ることはできない。

ここに来ようと思ったのは通った際に車中から道が見えたからなんだ。子供の頃は一年中、下から

道が見えていたのだが現在は山で遊ぶ子供などおらず道は埋もれて見えなくなっていた。しかし

秋になると葉が落ち道が僅かに表れる・・・さっそく登ってみることにする。

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・・・なんとご丁寧に階段がある・・・?子供の頃はこんなものは無かった気がするんだが・・・。

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①斜面の傾斜がもの凄い。民家の屋根が見下ろせてしまうじゃないか。

②国道230号線(石山通)を見下ろす、その昔は道路のあたりまで川だったとか。

③五輪大橋・・・あまりに急な斜面に息苦しくなってきましたよ。

④行止まり・・・この階段使われてないんだろうか・・・乗り越えてさらに登る。

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階段も無くなり昔の道らしき跡を進む・・・なるほどアンテナが建ってる。きっと現在はアンテナの

点検でしかこの場所を訪れる人はいないんだな、その為の階段だったのか。私が子供の頃の

藻岩下は電波が悪くてテレビなど写りが悪かったのを思い出します。このアンテナで現在は改善

されているのだろうか・・・夏は虫取りで登った懐かしい道です、蛇も多かったのによく来てたな。

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道が無くなった行き止まりから撮影。たしかスキー場方面に続く道もあったと記憶してたのだが

道の痕跡を見つけ出すことはできなかった。そんなに高い場所だと感じてなかったんだが高いね。

変らない景色は中央に見えるオレンジ色の工場と豊平川に架かる2本の橋くらいだろうか。

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子供の頃の記憶はあてにならないな・・・凄い傾斜の道だった(笑)爺さんになってからは無理だな。

割栗に沈む穏やかな太陽・・・また案内板を頼りに他の場所も散歩に訪れようと思います。

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