猫のあしあと

*舞台・ミュージカル・ちょこっと宝塚、な気まぐれ日記*

2012年エリザベート(まとめ)

2012年09月30日 22時48分28秒 | おさあさ♪
結局、東京の帝劇で16回、大阪の梅芸で5回、の計21回観劇しました2012年エリザベート!
…我ながら、こんな回数観てるとは…数えてみて驚愕の事実でした(((*_*;)))
だって!おさあさお2人の競演とあらば、ファンとしてはこの上ない喜びですから、行かない訳にはいきません!
破産覚悟で貢がせて頂きましたよ…★
いつか本当の共演の日が来ることを願って…(´-`)人☆

【春野エリザ】
…春野さんシシィに関しては別枠で語っちゃったので、ここでは割愛(笑)

【瀬奈エリザ】
以前、何かで演出の小池修一郎さんも言っていましたが、『パパみたいに』は瀬奈さんの声域が最適と今回改めて感じました。
今まで観て来たタイプでは、地声と裏声の両方を使って歌う方が多い印象ですが、瀬奈さんはキーがちょうど合っているのでしょうか、とても自然で安定した歌声で耳に心地よいです。
全体的にも、2010年以来色々なミュージカル・公演で女優として歌ってきた経験が活きている歌声でした。
高音が鍛えられた、というより、地声が高くなった、という印象です。
宝塚でエリザベート役をしていた時や2010年帝劇版などでは、使い慣れない高音を裏声で出すことで声量が少なくなりがちでしたが、今回は『私だけに』も、ほぼ地声で歌うことで迫力が増している様に思いました。
また、一度帝劇エリザベート経験者だからこその余裕も伺え、前回よりものびのびとシシィを演じているように見えました。


春野エリザと瀬奈エリザ、同じ役とはいえ、春野さん瀬奈さんそれぞれ別人格ですから、色々違う点も当然多々ありましたが、一番違いを感じたのは、ルドルフ亡き後~トートに死なせてと縋っても突き放されるシーンでしょうか。
正確には、突き放された後の嗚咽の演技と言うべきかな。
春野さん、瀬奈さん、それぞれが日によって演技に変化もありましたが、春野エリザの嗚咽は、本当に絶望した人間の叫びの様な…。時に嗚咽だったり、時に「ヒャー!!」とも「いやー!!」とも聞こえるような悲鳴だったり。
“人間、本当に希望を絶たれると、こういう精神状態になるんだろうな”とリアルに感じる表現でした。
一方、瀬奈さんの嗚咽は、“人に見せることを前提とした嗚咽”というか…。
演技っぽいという訳じゃないんですが、観ている側の涙を誘う嗚咽という感じの表現です。
実際自分で観ていても、涙がこみ上げたのは瀬奈さんの嗚咽でした。

…べつに、泣ける演技が良いとか、泣けないから悪い演技とか、良い悪いじゃないと私は思うので、どちらの演技もアリだと思うし、どちらの表現も納得でした。
ただ、リアルな表現と演技の境目というか違いというか、は非常に難しいんだなと思ったり。
そして、より多くの人の共感を得るのは、どちらかと言ったら瀬奈さんの表現の方なのかもなと思ったり…。
演技って奥が深いですなぁ。


それぞれキャストは別人格だし、十人十色、違いがあって当然で、それがその人の個性でもある訳で…。
見ている側だって、捉え方や感じ方は人それぞれ違うし、好みもあるし、みんな違うから良い訳で…。
だから、それを見比べて…というのも何だか野暮というか、ナンセンスな気もするんですが。
まぁでも、毎度役替わりが売りな作品でもあるので、ちょっと今回感じたことを書いてみました。



【3人のトート】
○マテさんトート
全編日本語で挑んだ素晴らしきチャレンジャーなマテさん。
大きくて、ワイルドでセクシーなトートでした★
…時に「美女と野獣」という言葉が頭に浮かんだりもしましたが(笑)
でも、こんな積極的なトートはあまり見たことがなかったので、とても新鮮でした。
マテ氏の『最後のダンス』を初めて聞いた時の衝撃はすごかったです。
まるで1曲のロックの様に歌う姿に「これが日本人との血の違いだ」と心底思いました。

大阪で久しぶりに観た時、日本語の歌詞が東京の時よりとっても自然な発音になっていたのにびっくりでした!!毎日の積み重ねってスゴイ…!
ラスト、エリザベートの魂を奪った後、抱き上げて見せる姿が美しかったです。
カーテンコールで毎回エリザベートの手の甲にキスを贈っていたのがジェントルマンでした♪
何度目かのカーテンコールでは、ルキーニの真似をして観客の拍手を指揮していた姿はいたずらっこの様で大変キュートでしたが(^^)
私が観た春野さんシシィの時は、カーテンコールで二人で手を繋いで舞台の前面に出てきて、二人で一緒に拍手を指揮していたのに、済んで満足したのかマテ氏はスタスタと1人で舞台の後ろへ下がっていってしまって(笑)
大きなドレスで1人、歩くのもままならない春野さんが「置いてかないで~;」と言わんばかりにマテ氏に手を差し伸ばしていました(笑)
それに気づいたマテ氏、慌てて春野シシィをエスコート。
更にお詫びのつもりでしょうか、何度か手にキスもしていて、微笑ましかったです(*^^*)


○石丸さんトート
手の使い方がとても印象的でした。まるで蛇の様な動きをされてて…、それがそのまま石丸トートの魅力に繋がっている感じです。
ヒタヒタと蛇の様にエリザベートに迫る妖艶なトート。
石丸さんのドスの利いた『最後のダンス』も好きです♪(*^^*)
今回のトリプルキャストの中では、ドクトル・ゼブルガーに扮した際に、最もおじいさん的演技をしていたトートでもあります(笑)
帝劇の千秋楽の挨拶で、「今日『愛と死の輪舞』歌ってる時に、エリザベート役の春野さんの目から涙がポロッとこぼれて…あれで火がつきました(笑)」というお話をしてくれたのが印象に残ってます(^^)


○山口さんトート
2010年に観た時は、全体を通して歌が囁き系で…、正直それが観ていて欲求不満でした(苦笑)
当時に比べると、今回の『最後のダンス』などは大分情熱的な印象です。
今回マテさんが参加していることで、その影響かも知れません。
でも、帝王っぷりは随一です!
山口トートの個人的ツボは…2幕始めの戴冠式で馬車の手綱を取りつつ、民衆に手を振るエリザベートを皮肉る様に真似して閣下自身も手を振るところです(…マニアック?笑)。
黄泉の帝王なのに、手を振る姿とのギャップがかわいいです(笑)


【2人のフランツ】
○石川さんフランツ
優しさと共に強く厳しい面を併せ持つ皇帝らしいフランツ、という印象は2010年に観た時から変わりません。
むしろ優しさより厳しさの方が前面に出ているフランツと言った方が正しいかも知れません。
個人的に、山口さんや石川さんは帝劇エリザベート経験が長いので、段取りとか、演技とか、割と定型的に進めるタイプなのかなと思っていました。
でもある日、春野シシィと石川フランツの組み合わせの時、結婚式の場面だったか、その翌朝の場面だったかで、演出上決められている箇所以外で、石川フランツが春野シシィを突発的に抱きしめていたことがありました。
今回からそう演出が変わったのだろうかと思いましたが、私が観た石川フランツの中では、後にも先にもそれはこの1回きりでした。
上記したように、私は勝手に、石川さんは定形外の動作や演技をあまりしない方なのかなと思っていたので、これは意外な、でも嬉しい驚きでした。
今回はフランツもダブルキャストということで、やはり、その影響でしょうか。

○岡田さんフランツ
石川フランツと比べると、優しい優しいフランツでした。
その優しさ故、いつ皇帝という立場を捨ててエリザベートのもとへ駆けつけて行ってもおかしくない、と思わせるフランツでした。

岡田フランツは、シシィに対しての愛情や、人間としての感情を割と惜しみなく表に出すので、観ていても皇帝というより一人の男性という印象が強く残ります。
かたや石川フランツは、シシィへの愛情や自分の感情を抑え、皇帝としての義務や振る舞いに重きをおいているフランツ…そんな印象です。

けれども「皇帝陛下が見た悪夢」の場面では、どちらのフランツからも、シシィへの深い愛を感じました。
岡田フランツは、シシィへの愛をここでも惜しみなく表します。
「こんなにずっとずっと想い続けていたのに、シシィには届かなかったんだね」という気持ちになります。
かたや、石川フランツはいわばここで初めて一人の男として感情を剥き出しにしているように思います。
これまで皇帝として感情を抑えてきたフランツが、ただ一人の男として「妻を救わなくては!」と必死になる姿がとても切なく映ります。
「本当はこんなにもシシィを愛していたんだね」という気持ちになります。

実際のフランツはどんなタイプだったのでしょうね。


【3人のルドルフ】
○平方ルドルフ
今回のルドルフでちょっとファンになってしまいました(笑)
歌が上手です!ルドルフ役としては少し健康的過ぎるのかもしれませんが(苦笑)
これからの活躍に期待大です♪(^^)

○古川ルドルフ
繊細的な外見と苦悩する姿がルドルフのイメージにぴったりでした。
ただ、ルドルフの歌のキーと声域が少し合っていないのか、所々苦しそうに歌っていた印象が。下手な訳ではない分、気の毒&残念でした。

○大野ルドルフ
他の2人に比べると歌が不得手な印象ですが…(苦笑)でも健闘していました。



ちなみに、私の中でのベスト組み合わせキャストは

春野エリザベート+マテトート+石川フランツ+寿ゾフィー+平方ルドルフ  でした!


ダブル、トリプルキャストの多いこの公演、公演回数も多い公演ですが、私が上記組み合わせで観られたのは意外にも大阪での1回だけでした。




Wエリザベートトークショー♪

2012年06月25日 19時11分41秒 | おさあさ♪





久々過ぎて…(^^;)
噂のおさあさWキャスト帝劇エリザベートはもうすっかり開幕して、気付けばもう千秋楽目前(!!)という大変な事態に(。_。;)
勿論、両エリザベート既に観劇済みで、そちらの感想なども書きたいけども、何はさておき、6月17日開催のおさあさトークショーから!ヽ(´∀`)ノ


さて、無事サンケイリビングのWエリザベートトークショーのチケットをGETし、行って来ました、ホテルグランパシフィック LE DAIBA。
このホテル&会場は、過去に春野さんとサンケイ主催で2回ほどトーク&歌のイベントをやったことのある場所で、私は今回で2度目の来場だったのですが、「あのだだっ広くて迷いそうなホテルか…;」という初回の印象が強いため、少し警戒して行きました(^_^;)


司会は中井美穂さん。

おさあさ入場は左右から→中央で交差する時2人ハイタッチ!してたそうです…見えなかったけど…凹

春野さんは黒のパンツスーツ、インナーやアクセサリーがラメやシルバー系?でキラキラしてました。瀬奈さんはカーキ色の膝丈オールインワン。
椅子の都合か、お二人とも「パンツで」との指定があったとのこと。
…この「パンツ」を瀬奈さんは最初「ズボン」と言い、更には発音をパンツ↓と言いまくってました…(笑)

○「エリザベートを…」と言われ、引き受けた最大の理由は?
最初はエリザベートという役にさほど興味がなかったが、話を受けた時は女優として挑戦したいと思った(春野)
宝塚版からのリベンジとして、いつかやれるなら正直、やりたかった(瀬奈)

〇Wキャストについて→2人「すごい縁だと感じる」

〇稽古場について
瀬奈「春野さんは着替える場所とか本当に何も分からないだろうからと思って、稽古初日は待ち構えてた(笑)」
春野「初めての場所、環境で分からないことだらけだけど、アサコに色々聞けるという安心感があった」
実際は、2人でそれぞれ新たに1から作り上げていった感じだそうです。


舞台リハの映像見つつ、各役がわりキャストについてコメントを。

〇マテトート→瀬奈「ワイルド!…ワイルドだぜぇ★(笑)」

中井「マテさんは日本語間違えたりとかはないですか?」
瀬奈「…そういえば、いつだったか、1幕ラストの鏡の間で、セットの扉内にスタンバイしてて、もう出番!て時に後ろからマテが「ちょっとちょっと」て言ってきて、「なに、どしたの?」て聞いたら、「(トートの歌い出し)おまえ~に?おまえ~が?おまえ~を?」て(笑)「おまえ~に!!」て答えた途端に前の扉が開いて(笑)ぎりぎり(笑)咄嗟に答えたけど、私過去にトートやってて良かった~と思って(笑)」
春野「“てにをは”が(笑)」
瀬奈「そう、わかんなくなっちゃったみたいで(笑)」


〇山口トート→2人「包容力がすごい」
瀬奈「…CMでは「かもめ~の水平さん♪」なんて気のいいお兄さんみたいなのに(笑)」
…アースノーマットのCMですね(笑)

〇石丸トート→失念…ごめんなさい(^_^;)
瀬奈「もう10日間くらい一緒にやってない…」

〇石川禅フランツ
瀬奈「皇帝としての厳しさがある作り方、でも袖入ると常にしゃべってるすごくおもしろい人」
春野「本当に出番ギリまでしゃべってるから私は「もういいです!」て言っちゃう(笑)」
瀬奈「「すみれちゃんに時々すごく冷たい目をされる」て禅さん言ってましたよ(笑)」

〇岡田フランツ
中井「2010年に春野さんサンケイ系列元気プロジェクトイベントで共演し、「私が踊るとき」を春野さんと岡田さんのお2人でデュエットしていたので今回共演を知ってビックリ。ただ岡田さんフランツだけどね…って(笑)」
春野「2010年のイベントで岡田さんと初対面、今の印象と違って当時はすごく怖い人という印象だった。今もウォームアップとか袖で、イヤホンして一人でぶつぶつ言いながら確認してるよね」
瀬奈「シャツをズボンにインしながらね(笑)突っ込んだのにそこは変わらなくて(笑)でも岡田さんはすごく優しいフランツ。稽古場で会うたび「愛してるよ」て言われるから、いつからか自分から「愛してる?」て聞いて確かめる様になった(笑)」
春野「私は全然そんな余裕なかった(笑)でも愛されてる前提だったから自分から敢えて聞くこともしなかった」

2010年のイベントで、春野さんいわく、「岡田さんは打合せと全く違うことをしてきた」そうで(笑)、その話で盛り上がり、そんな岡田さんに対し春野さんがどう対応したか瀬奈さんが予想した後、実際当時の映像見つつ確認することに…。

「私が踊るとき」を歌いつつ、岡田トートが春野さんに急接近→岡田トート、超至近距離で春野さんに手を差し出す→春野さん、瀬奈さんの予想通り、まずは“見て見ぬふり”→それでも引かない岡田トートの手を、終いには払いのける春野さん(!)に、瀬奈さんも会場も大爆笑!!(瀬奈さんは地団駄踏んで笑ってました(笑))

映像見終わった後…
瀬奈「ひどいですね~(笑)でも…見て見ぬふりしても(岡田さんが)引かなかったから…ああするしかないですね、あれで正解!(笑)」

ちなみに瀬奈さんならどうするか…?
瀬奈「『(風と共に去りぬ』のフィナーレの)ナイトアンドデイみたいに、一度“ちょん”てするかな(笑)」とのこと(^.^)

瀬奈「あ~早く岡田さんに会ってこの話したい!(笑)」
春野「たぶん忘れてると思うよ(笑)」


瀬奈さんブログでも書いてましたが、バイタミックスという万能ミキサーを、禅さん岡田さんにそそのかされて(?)買わされたお話も。(・∀・)
瀬奈「禅さんも浩揮さんも、すごい勧めてくるから買ったのに、実は2人とも持ってなくて!」
春野「あれ、2人まだ買ってないの?」
瀬奈「ううん、今はもう持ってるんですけど、私が買ったときはまだで。だからそれまで私がジュース作ってあげたりしてたんですよ~!」

2人より先駆けて買わされたのを大分根に持ってるみたいですね…(笑)

衣装はおさあさ2人それぞれ微妙に違うそうです。
瀬奈さんは涼風さんの、春野さんはコムちゃんが着ていた衣装を着てるとか。

2人「鏡の間のドレスは、舞台稽古で足下が見えちゃうと指摘があり、急遽スカート丈が足され、そのままぶっつけ本番だったから初日は階段降りるのが怖くて仕方なかった」
瀬奈「あの扉から段差のある端まで行くのが怖くない?大体5歩くらいなんだけどね」
春野「怖い怖い!足下全然見えないもんね」

〇舞台稽古でお互いのエリザを見て
瀬奈「役の解釈とか、感じることが同じだったり似ているのに、表現方法や相手に対しての返し方一つにしても全然違うのが面白い。少女時代からして違うので、こういう言い方もあるのか、こういう表現方法もあるのかと勉強になりました」
春野「実は舞台稽古以外でも見ていて(笑)山口さん初日の日に、山口さんと場当たり稽古が出来なかったので動きの確認もしたくて監督室から見させてもらったけど、(瀬奈さんが)稽古場からもまた変わっていて、すごいなぁと思った。稽古場では私は動きとかアサコの動きをなぞってやっていたけど、それぞれがやるとやはり別のものになる。そのお互いの違いを個性として育てていっていいんだなと感じた。エリザベートという役はもう既に色んな方が色んな解釈で演じてるけど、「エリザベートはこうあるべき!」みたいな空気がどこかにあって、その通りにやらなきゃいけないみたいな感じになりがちなんだよね、でもそうしなくてもいいんだ、て思えた」

…ちなみに、瀬奈さんは宝塚時代月組でエリザベートを演じた時に、観に来てくれた春野さんから言われた言葉が忘れられないらしいです…(*´ー`*)
中井「何て言われたんですか?」
瀬奈「え~…、それはちょっと言いたくないです(笑)」

…それは…ノロケですか……?(゜o゜*)


中井「…普段のお2人の会話もこんな感じですか?」
春野「そうですね」
瀬奈「私が図々しいんですよね(笑)」
春野「そんなことないよ(笑)」
瀬奈「(間髪入れず)そうだよね!(笑)」

相変わらず、いいコンビです(^_^)


2人にとって初めての「エリザベート」作品=宝塚花組時代ということで、当時のポスター画像が。

春野「幼いー!なんか頑張ってる感じ(笑)」
瀬奈「幼いねー!私しかもヒゲなんか付けちゃってるし(笑)まさちゃんも幼いね!(笑)」

ここでなんとサプライズゲストのみどりちゃん(大鳥れいさん)が登場!!
おさあさのお2人も全く聞かされていなかった様で、やや呆気にとられていました(笑)
そんな2人にお構い無しにみどりちゃん、2人にそれぞれハグ♪ヽ(´▽`)/

2人に内緒で既に両エリザベート観劇済みだそうで、今回のトーク飛び入りに向け、敢えて楽屋にも顔を出さなかったそうです(^_^)
サンケイさんぐるみでのドッキリですね☆

これに対し…
春野「そろそろメールしようかと思ってた」
瀬奈「ね。観に来ないなぁ~て思ってたけど……何しに来たん!?」
…口では↑なんて言いながら、瀬奈さんはハグしにきたみどりちゃんをちゃんとギュウッと両手で抱き返してました(*^^*)

中井「「絶対、“何しに来たん!?”て言われるわ~」て大鳥さんが打ち合わせの時おっしゃってたんですけど、瀬奈さんが本当にまんまおっしゃったから驚きました(笑)」


〇エリザベート役としては先輩なみどりちゃんに対し…
春野「挨拶にも行かずすみません(笑)エリザベート役やらせてもらってます(笑)」
瀬奈「月組で私がエリザベートやることになった時、アクセサリーから手袋から…色々貸してくださってありがとうございました(笑)」
と、なんだか低姿勢なおさあさに、みどりちゃんは「そんなそんな!何言ってるんですか!」と、恐縮しきりでした(^^)
でも、それで終わらないのがこの3人です…(笑)

瀬奈「…そういえば、花組エリザベートの時、みどり退団だからって、みどりが花組男役全員に囲まれて写真撮ったよね。「娘役さんいりません~」て言いながら(笑)」
春野「この(花組エリザ)ポスターも、本当は前向きたかったんでしょ?(笑)」
瀬奈「「何で私横顔なの!」て顔してるもんね~(笑)」
大鳥「何言ってるのよ横顔でもう充分よ~(笑)」

上げられたかと思いきや落とされる…3人のルールですかね(笑)
でもこの3人の、建前と本音の両方が聞けるトークが好きです(笑)


中井「花組でエリザベートを公演していた当時を振り返ってみて、春野さんは「もっと周りに甘えれば良かった」というコメントをしてたのをどこかで見ましたが?」
春野「お披露目なのにこんな大作が来ちゃって、自分がいっぱいいっぱいで全然余裕がなかった。みどりが退団だったから、もっとちゃんと向き合いたかったのに…、みどりが辞めちゃうというのも実はすごくショックだった、なんで辞めちゃうの?て(笑)」
瀬奈「春野さんが辞めた後に、当時そういう風に思ってたんだというのを聞いて…、私にもその時もっと何か出来たことがあったんじゃないかって…」
瀬奈&大鳥「でも、当時私達からは春野さんがいっぱいいっぱいとか余裕ないとか、そんな風には見えなかった」
春野「ん~…でもきっとみんなそれぞれいっぱいいっぱいだったよね」

当時の花組を振り返って…
春野&瀬奈「おさあさはみどりがいたから存在出来た様なもの(笑)」だそうです(^_^)


みどりちゃんより、2人の帝劇エリザベートを観ての感想も。
大鳥「体操室の紺の衣装が2人共似合ってた!(男役を彷彿とさせて良い、的な意味のようです)2人とも本当に素敵なエリザベート。長い公演だし、精神力もいる役だと思うので体を大切に頑張って下さい」

時間になると自ら立ち上がり、きちんと締めて潔く退場するみどりちゃんに、中井さんも「大鳥さんすごいですね、全部お一人でやって下さって(笑)」と感心してました(笑)
本当に、司会いらずなみどりちゃんでした(^.^)
かくいう中井さんも、無理に仕切らずに3人の流れに任せてたあたり、心得てる感じでさすがです。


みどりちゃん退場後、なんと“おさあさお悩み相談コーナー”が展開!!
お馴染み(?)微妙にかみ合ってないタイトルコールまで、ぶっつけ(?)で再現してくれました(^^)


中井「せっかくですから皆さんにもう少し近い場所で…」
ということで、お悩み2件をそれぞれ舞台上手下手に異動して回答することに。


上手側で
Q1、〔ダイエットをしたいのに、最近夫が手料理に凝っていて、次々に私に食べさせるのでダイエットが出来ません…。どうしたらいいですか?〕

瀬奈「…私はちょっと結婚もしてないですし経験がないので~…どうですか?」(と、春野さんに振る瀬奈さん)
春野「え~(笑)でも相手が喜ぶことをしてあげたいじゃない?…料理してくれる旦那さんなんて、いいよねぇ?(笑)」
瀬奈「うん、…ていうか私からしたらこれは悩みっていうかノロケですね!
…手料理食べさせるってことは、旦那さんは特に(奥さんが)ダイエットする必要ないと思ってるんじゃない?」
春野「そうだよね。じゃ旦那さんの手料理だけ食べて、他は食べない様にしたら?」
瀬奈「うん!それでいい!解決!(笑)」

中井「じゃ、次はあちら(下手側)で…」
の言葉を受けて、トコトコと並んで歩くおさあさのお2人が微笑ましかったです(^^)

下手側で
Q2、〔今上演中の帝劇エリザベートを見ながら、男性のトートももちろんとても素晴らしいのですが、もし春野さんのエリザベートに瀬奈さんのトートが迫ったら…、また瀬奈さんのエリザベートに春野さんのトートが「死ねばいい」と言い放ったら…と、妄想が止まりません。こんな煩悩をどうしたらいいですか?〕

瀬奈「…妄想じゃなくて一度実際にやって見せちゃったらいいんじゃない?」
(会場大拍手!!)

さすが瀬奈さん、ファンの要望…もとい、欲望をよくお分かりです(´ー`)
ということで、まさかの妄想劇場開幕です!!(*´∀`*)

憔悴した様子を表現する瀬奈エリザ→春野トートが近づく→瀬奈エリザ「あなたは!」→春野トート「エリザベート…待っていた…死ねばいい!」

続けて、逆バージョンもちゃんとやってくれました(^^)

春野「へろへろへろ~」(と憔悴を表す春野エリザ(笑)…この言い方が可愛すぎました…♪(*´∇`*))
→瀬奈トート「死ねばいい!」
瀬奈トートに抱きつく(!)春野エリザ。
春野「…死にたくなっちゃう(笑)」

会場大喝采!!ヽ(・∀・)ノ
トートの声は2人ともまんま男役で、懐かしい感じでした…。

後々瀬奈さんが少し咳き込んでたのが少し心配ですが…(^^;)


その後は抽選会。
ホテルレストランのペアランチ券、2人の直筆サイン入りプログラム、同扇子、同日傘が各2名ずつに当たるものでした。

景品に扇子があったことから、中井さんより「1幕最後の扇で顔を覆う振りを再現して頂けますか?」というリクエストが♪ヽ(´▽`)/

しかし…
春野「あ…ちょっとこの扇子じゃ無理ですね(^_^;)」

…どうやら、舞台で使ってる扇は少し傾ければスルスルと開くタイプなのに対し、景品の扇子は折り目が固く、両手で開かないといけないタイプだったようです。
残念…(>_<)

代わりに、扇で顔を覆う振りの違いについてお話してくれました。
瀬奈「私は扇を顔の前で下ろす(開く)だけですね」
春野「私は開いてから一度返して顔を覆ってます」
これは2人共演出で決められてるそうです(^^)


瀬奈「そういえば今日、城田(優)くんが観に来てくれた。なぜかすごい上から目線で「すごい上手くなったじゃん」て言われたから「ありがとうございます」て返しといた(笑)」

ちなみにこの日はウィーン版エリザ役のマヤさんもご観劇だったそうです。

〇中井さんお気に入りのコルフ島の場面について
春野「あそこの前の場面が、舞台に出て入って早変わりして…と、結構忙しいので、舞台に出てちょっとホッとしてる感じです」
中井「見ていて苦しくて涙が出そうになります」
瀬奈「あそこは音楽もかみ合ってる様で不協和音みたいな音なので、それも一層物悲しさを誘うんでしょうね」


〇ご挨拶
春野「今日はきっと皆さん、本当に楽しみにして下さってたんですよね。退団してもなお、私達2人は皆さんの記憶に残ってるんだなって思うと嬉しいですね。またいつかこうやって、おさあさ…みど?(笑)で、何か出来たらいいですね(^^)」

瀬奈「たぶん今日を一番楽しみにしてたのは私だと思います(笑)なんか、すごく久し振りにこんな馬鹿が出来たなって(笑)楽しかったです。今度は是非春野さんと“共演”したいですねv(^_^)」


春野さんの“おさあさみどで何か出来たら”と、瀬奈さんの“春野さんと共演したい”の箇所で、会場からは大きな拍手が起こってました♪


記憶頼みのため、漏れや相違点等も含みますが、大体この様な流れでWエリザベートトークは終了しました。

………やっぱり、おさあさは良いです♪(*´∀`*)
共演も観たいし、トークイベントもこれを機に、第2段、第3段と続いてくれたらと願わずにいられません(*^^*)



2人のエリザベート

2012年02月08日 20時43分33秒 | おさあさ♪
昨日のブログで「近い将来、おさあさトークショーでもやってくれたらなぁ(´ー`)」
……なんて書いていた矢先に、本日こんなNEWS が!!

Σ(゜ロ゜)

なんてタイムリーな…!
さすが、やってくれますサンケイリビング!!
ファンの心理をよく分かってらっしゃる…!(*´∇`*)


“エリザベート×エリザベート”ってテーマ?タイトル?は一見なんか不思議な感じだけど……(笑)
Wキャストの2人でトークショーってありそうで意外とない様に思いますが、実際に舞台に立ってからのお2人それぞれの心持ちとか聞けるかと思うと非常に興味深いです!(・∀・)



ブタコメサイト読んだ感じだと、6月16日か17日の観劇チケットとセット販売の様ですね。
これは何としても行きたい…!!ヽ(*´∀`*)ノ


む~…チケット取れるかなぁ~…(´~`;)

“ミセス”の2人♪

2012年02月07日 23時44分07秒 | おさあさ♪
              


本日発売のミセス3月号にオサアサのお2人の対談が載っております…♪ヽ(*´∇`*)ノ

このツーショットを誌面で見るのは一体いつぶりでしょうか…。+゜(゜´Д`゜)゜+。
2人ともすっかり素敵なレディーになって…(。´Д⊂)

瀬奈サンなんか短パン姿ですよ…(*_*)(黒タイツはいてるけどね)

内容は…お互いの魅力や子供の頃の話、お2人の馴れ初め(笑)や、帝劇エリザ競演の意気込みについての対談と、お互いへのQ&Aや、エリザ演出家の小池(修一郎)先生からの言葉などなど、実に6頁に渡るもので、読んじゃうとあっという間だけども、割としっかり頁数があって嬉しい♪(・∀・)


お互いへのQ&Aの中で印象的だったのが、春野さん→瀬奈さんへのQで、“もし来世でまた出会うことがあったら私に声をかけてくれますか?”というもの…(*´∀`*)ヒャー

対する瀬奈さんのAがまた…(/-\*)

“声をかけずとも目が合った瞬間に、お互いに理解し合えると信じています”

     

…嗚呼…これぞオサアサだ……(〃∇〃)


お互いに宝塚の世界から旅立っても、男役じゃなくなってもなお変わらない2人の絆が、やっぱり素敵だなぁと思います…(*´v`*)

魂で分かり合えてる…みたいな感じが。

こんな絆を、一生に一度、一人の人とだけでも築けたら幸せだろうなぁ~(´v`)


…あとは…、お互いに舞台共演を待ち望んでいる様子で。
“もうなんでもいいから共演したいです!”だそうです(^^;)

……“なんでもいいから”って…(笑)


個人的に私は瀬奈さんのバリバリにキザな男役の面と、春野さんの女役にも勝る儚さと色っぽさに惚れ込んでるので、その面を生かして男役の瀬奈さんと女役の春野さんでデュエットダンスとか、1曲デュエット歌うとか…、ショーの1場面が見たいかなぁ~なんて…(*´∇`*)
2人とも女役設定なら、『CHICAGO』のヴェルマとロキシーみたいな、最初は犬猿の仲で、顔を合わせる度キャットファイトな2人だけど、お互い自分の夢のために協力し合ったら意外にも息ピッタリのベストコンビ、みたいな話をコメディタッチでやってくれたら面白いかなぁとか…(*´ー`*)
けんかする場面はアドリブ満載のおさあさガチンコ対決でお願いしたい!!

……妄想が膨らみ過ぎた…。


まぁとりあえずは、近い将来おさあさトークショー第1段とかやって頂けると嬉しいのになっていう感じですかね(^_^;)


でも今はとにかくエリザベートが楽しみです♪♪

2012年エリザベート

2011年10月29日 23時00分01秒 | おさあさ♪
10月29日、帝劇『ニューヨークに行きたい!』の初日を観劇すべく帝劇に向かっていたところ、某掲示板に書き込まれていたニュースに飛び上がりました!ヽ(・∀・)ノ

2012年帝劇にて『エリザベート』再演決定!
主演には春野寿美礼、瀬奈じゅんのWキャストが決定!


エェェェ―――Σ(゜O゜)―――!!!!!!!!!!
なにそれ!?ナニソレ!?初耳だよ!??聞いてないよ!!??

…でも
ヤッタァァァ━━━━ウレシイ。+゜(*´∀`*)。+゜ウレシイ━━━━!!!!!!!!

嬉し泣きしそう…こんな日が来るなんて…!・゜・(つД`)・゜・

……数年ぶりにテンションが最高に上がったビッグニュースでした☆


冷静になって考える。
この二人の共演を在団中から夢に見ていたけど、まさかこんなに早く叶うとは思っていなかった……。

……というかWキャストなので正確には共演?とは言い難い(^_^;)

それなのに、こんなに心を乱されてしまうなんて…、自分は心底おさあさファンなのだということを痛感…(苦笑)


瀬奈サンに関しては、前回が初帝劇エリザベートだったけど、もし再演があれば確実にキャスト入りするだろうなとは思っていたので、まぁ予想通りといえばそうでした。

一方、春野さんがエリザベートを演じることは本当に予想外だったので、それはそれは驚きました…(*_*)
この発表がある少し前…9月頃だったか、大阪で行われたオーケストラコンサートのゲストシンガーとして春野さんが出演してて、そこでミュージカルナンバーを数曲披露されたそうで…、その中にエリザベートの『私だけに』も含まれていたそうで…!
観劇された方の感想では、それはそれは素晴らしかったそうで…(>_<)
…春野さんの声で『私だけに』が聞けるなんて…そんなの、絶対素晴らしいに決まってる…!
だから観劇出来なかったのが悔やまれて悔やまれて…(。´Д⊂)

でも、一度歌ってくれたなら、また何かのコンサートの機会にきっと歌ってくれるかな♪(´v`)……なんて前向きに考えていた矢先のこのサプライズ…☆
そう考えると、大阪のイベントで『私だけに』を歌ったのは、この前触れに他ならなかった訳ですね。

春野さんファンとして、春野さんのエリザベートを“見たくない”なんて人は勿論いないでしょう。
むしろ、「いつか…」「一度だけでも…」と、きっと誰もが願っていたと思います。
でも、必ずしも春野さん自身がそれを望んでいるとは限らないというか…(^_^;)
退団後のコンサートやイベントでも、エリザベートナンバーから歌う歌は『最後のダンス』や『闇が広がる』などトートパートの歌だけだったし(春野さんの代表作&役なので当然といえば当然ですが…^_^;)、トークなどでも「退団してしまったけど、出来るならもう一度トート役をやりたい」なんて発言もあったので、“春野さん的にエリザベートはそれほど惹かれる役じゃないのかな~?( ´ー`)”くらいに思っていました(^_^;)

だからか、春野さんのエリザベート姿も歌声も、正直今は全然想像がつきません…(*_*)
でも、絶対に素晴らしいエリザベートになるはずだという確信だけは今からあるので(笑)本当に楽しみでなりません(^^)
考えてみたら春野さん、退団後こんな大作ミュージカルの出演は初めてですね…。
帝劇に立つ春野さんを観るのも初めてだし…。
春野さんにとって、また新たな挑戦ですね。

初めての春野さんシシィ、それに対し、2度目の瀬奈さんシシィは前回との変化が期待されてしまうのでしょうね…(´д`)
…ともあれ、お二方のご健闘と競演の成功を心から祈っております(´人`)

今年は、瀬奈エリザベートと春野エリザベートをひたすら追いかけようと思います!!ヽ(´∀`)/