酒を飲みながら話をしていた…1９８７年２月。森山大道と二人、画家の話をしていた。「今面白い画家って誰？」森山さんの質問に俺「野見山暁治です」と答えた、森山さんが「最近の横尾忠則はツマラナイね～昔付き合いがあったから、ガッカリするよね…」「キミ絵描いているなら、写真を絵にして、それをまた写真で撮ったら面白いと思うけどね」と森山さんが言っていた…
レッツの日記悵にコラージュしていたピータービアードだ。俺は1９８３年からコラージュ日記を毎日、やっていた。そのあと、横尾忠則がビアードの真似なんかしてレッツの日記悵を使う。大竹伸朗も真似をしたわけさ。俺は横尾忠則に俺のコラージュ日記を見せたら…「スクラップ形式のコラージュ日記なんて時代遅れ」と言っていたよ。ピータービアードのコラージュ日記と横尾忠則日記人生をみれば、横尾の「足りなさ」が、わかるね。
臭すぎるサービス精神の、巧妙なイラストレーター！北斎～ピカソと同じスノビズムの凡人だよ。昔むかし、北斎の長屋に「広重」と言う天才が来て「先生、私の絵…みてください」と言って、北斎に「面倒くさい！帰れ！」と怒鳴られたらしい。ところで俺「凡人森山大道」のアパートに写真を持って行ったら、森山ちゃん「面倒くさそうな顔」していたよ。
ライヴに出て、サエキケンゾーに「現像するのなら…印画紙に手形はツマラナイ。チンコに現像液つけて、印画紙に押し付けなさい」などの、有り難いアドバイスをして頂いた。