こんばんは。
クラフトマンが帰ってきたと言う話を聞いて、電話して遊びにいくことにした。カテーテル後から大分歩けなくなっていたので、行きは良かった。
店に向かうと、1名急いでわたしを見て入ろうとする人がいる。いいんだ、いいんだ。どうせ短い用事でしょ。わたし、ゴッソリ修理持ってきたので、後でいいんだと譲って待ってるうちに、直ぐに目に止まったものがあった。
ロンドンブルートパーズのピアス。
煌子ちゃんが昔ターコイズを買おうとした時、一緒にいたわたしは、
「ターコイズって贈られてナンボでしょ。ターコイズ分贈り返してくれればいいから」
と言って、チェーンだけ買わせてネックレスを作って贈った。そのお返しに、ロンドンブルートパーズを見つけたわたしに、煌子ちゃんは、仕立てて贈ってくれた。
そのピアスが欲しかったんだけど、普通にない。ところが、目の前に理想像が。
短い用事を済ませた御老人の終わりかけの頃、また1人入ってきた。わたしを見て、長そうなので嫌な顔をするが、その人も短い用事なので譲った。
んで、やっと自分の番になったと思ったら、またもや短い用事の客。どころか、2年もオーバホールに出しといて取りに来なかったひと。(理由はお子さんが生まれた時から来れなくなったんだね)どころか、すっげー繁盛。
落ち着いたところで、修理と、ロンドンブルートパーズのピアス出したら、
「まーた、お前か。えげつねえのな。目玉商品掻っ攫って」
クラフトマンの涙目である。いや、今度埋め合わせするよと、言いながら、
「石が呼んでるんでねーの?」とすっとぼけてたら、またショートの客。
修理頼んで、サッサと退散したら、「あんなに混むのって、お前か。」と言われて、「何それ」と聞き返したら、わたしが出入りしてると店が超繁盛すると。
わたしは迷惑なんだけどね。店手伝ったり、アドバイスしたり、色々な客和ます、そういう太客はいねーもんなんだよ。普通はな。
と言うわけで、また行くんだけど、今度はじっくり話したい。
いい石を入手したので、じっくり製作に練りをつけたい。
またお前か?
うん。わたしだ。
朋