ねこやしきさらのおうち

最近は別宅の保管庫になっています
動物たちは相変わらず元気です

うなった記事

2008年03月30日 | 温泉と蕎麦
またもや夢八さんちです。
http://blog.goo.ne.jp/toshiharu2214/e/a928d097cf58063fd588288931a028e2

こないだも書いたけど、やっぱり味があるなあと思います。深いよね、文章が。うん。
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いいなと思った記事

2008年03月29日 | 温泉と蕎麦
文学を読んでいるような気になった。そばがきさんの記事です。

http://gyouzan.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_9046.html

作家が「ひねり出す」文章ではないから、よいのだと思う。現実は何ものにも勝る。夢八さんの文章も、辛汁さんの文章も、皆さん独特だが、蕎麦という食い物に真剣に向かうからそんな言葉が出てくるのだろう。生きた言葉というか。生活に根づいた言葉というか。芸術を狙って書いた文章よりも、私はそっちのほうが好きだ。
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秀逸な記事

2008年03月23日 | 温泉と蕎麦
夢八さんの文章は、事実や自分の感想を伝えるという観点からよりも、読み物として読むことにしている。1つ1つが作品だ。昨日の記事で書いたが、ゆとりというか、余裕というか、そんなものがないと書けないものが夢八さんの文章にはある。書で言うと、大筆で心持ちたっぷりに記されたおおらかな文字。私のは、極めて非力な自分が無理なく握れるだけの重量の筆で、こまごまと形を気にしながら精一杯書いているだけの、ちゃちい文字でしかない。

今日の記事は特に秀逸だったように思う。
http://blog.goo.ne.jp/toshiharu2214/e/c5eccd4d95190be79c00f44e8bb0e30b

P.S. うまい言葉が見つからなくて「秀逸」と書いたが、何だか上から評したようで自分としては気に入らない。あーあ、ロシア語だったらзамечательноで済むんだけど、日本語だとうまくいかない。難しいなあ。
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そば粉と薫り

2008年03月16日 | 温泉と蕎麦
いい天気だったのでお散歩したら疲れたので、帰りにいつもの蕎麦屋に寄った。材料値上がりとのことで、ざるが550円になっていたが、まあいい。今日の夕飯はたまごがたくさんあるからそれを食べようと思っていたので、お昼ぐらいはぜいたくしてもと思っての外食である。

いつもの通り、テレビはがんがんについていて、今日はテーブル席でおばはんの群れがかしましかった。いつもの通り、私はカウンターのはじっこに陣取った。ここからだと大将が料理をしているのが丸見えだから。相変わらずゆったりした手つき、無理のない動きで、大将は作業をこなしていく。こうして作られたものが運ばれてくると、何だかほっとする。作り手の顔が見える食事。こういうのに慣れてしまうと、その辺の食いもん屋には入れなくなるなと思う。

今日の蕎麦は、最初っから薫りがした。体調のせいなんだろうか。するときとしないときがある。大満足で食べて、帰りに支払いをしながら女将に「ここのお蕎麦はいい薫りがして、おいしいですねえ」と言ったら、女将は、でも、こういった店らしく、「へえ、薫りがしますか」と答えた。そして、そば粉がいいからではないかという主旨のことを言った。粉は近江のそば粉だということだったが、ネットで調べてもそれが特別いいという情報はない。また、配合にしても、以前大将に聞いたとき、二八でさえないと言われた。「二八なんて、なかなかつながらんですよ。それに、二八だったらこのお値段じゃあ…」というのがそのときの大将の答え。うーん。たとえ二八だろうと、それ以外だろうと、そば粉さえよければそれなりの薫りが出るということなんだろうか。
 辛汁せんせえー。出番ですぜ。教えておくんなさいまし。

まあ、ふらっと寄れる場所にある蕎麦屋だから、私にはこれでいいのである。ちなみに、大将によると、この辺は以前は蕎麦屋がたくさんあったのだそうだ。それが全部ラーメン屋になってしまい、結局今蕎麦屋をやっているのはここぐらいなんだそうだ。要するに、昔からある町の蕎麦屋なんで、それはそれで楽しめるこの地域の文化だよなと思ったねこやしきであった。それだけで行く価値はあるよね。
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C生庵

2008年03月13日 | 温泉と蕎麦
変な伏字になったが、イニシャル部分には「竹」という漢字が入る。

今日は昼間いきなり、讃岐うどんの王国高松の大御所から電話があり、今高松から出てきた、夕方うまいもんでもというので、これはうどんは絶対にだめだと腹をくくり、蕎麦にすることに。時間と場所に制約があったので、梅田の駅から徒歩圏内で勝負せざるを得ず、ここになった。

お店はカウンターのみで10席ほど。入ってすぐのところに石臼が電動で回っている。むむ、これは辛汁さんちでも見られる風景であろうかとしばし見入る。荷物はカウンターの下に少しスペースがあって、そこに押し込む。コートは後ろの壁にハンガーがかかっているので、そこにかける。

お品書きはこちら。





どう見たって偏屈じじいの職人さん。黙々と作る。注文は適当に言ってください、覚えてますんで、と来る。高松の大御所は今日は夜から仕事なので、酒は不可。ねこやしきも帰って仕事をしようと思ったので、不可。でもどう見たってつまみがうまそうだったので、じゃこ天とねぎ焼きをそれぞれ頼んだ。隣のサラリーマン風のおじさんが、枡で酒を飲んでいたので、思わずごくりとした我々の視線を感じたのか、こっちを向いて「どうも」と言われた。「それうまそうですね」と私。いやいかんいかんと2人で言い聞かせて、飲まずにおいた。

2人ともざるを注文。十割蕎麦とのこと。しまった、どこのそば粉か覚えるの忘れた。確か大山町とあった気がする。どこの県か覚えていない。全体の写真は、痛恨のピンボケです。



いや、この麺の太さのふぞろいなこと。細いの太いの、いろいろある。ふと、辛汁さんちの先日の記事を思い出した。



味はよい。風味はどうかな。今日の私にはもの足りなかった。十割、十割、十割???んんんー?という感じで食べ終えた。いや、風味はしましたが、体調が悪かったのかな。香りでお腹が一杯になるということはなかったね。つけ汁はかつおだしが前面に出た、なかなかいい味だった。

とどめに蕎麦掻を頼んで、2人で分けた。偏屈爺さんは、ほれぼれするような手つきで蕎麦掻を作った。む、この粘りはBんぽわんに匹敵するなと思った。薬味の辛味大根がよい。わさびはおろしたてだし。高松の大御所は蕎麦掻初めてだったそうで、「これが蕎麦掻というものなのかー」と言っていた。いや、これをそう思ったら間違いですよと返しておいた。あまりにいろいろありすぎるもの。画像は、写真撮ったのに、さっき間違えて消去してしまった。また今度。

蕎麦湯は蕎麦の後と、蕎麦掻の後に出た。女将が途中からやってきて、蕎麦湯がいるときは言ってくださいと気を遣ってくれた。いい感じの人である。

今度は仕事のないときに酒を飲みに来ましょうと大御所と話をして別れた。駅から徒歩5分ぐらいでいける蕎麦屋である。これはふらっと行くにはいい店だなと思った。まあ、ねこやしきが梅田にふらっと行くことはそんなにないことなので、それがどれぐらいの頻度になるのかは不明ですが。

P.S. 今日はおとりを連れて行くのを忘れました。焦って家を出たので。辛汁さんは箸置きの写真を撮るほどなのに、肝心のさらねこはだめですねえ。
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