言葉にできない

嬉しくて嬉しくて・・・

いや、言葉にしちゃってるんですけど。
((((((((^^;;)

僕がいない場所

2013-06-15 00:00:58 | 映画
見たいリストに入れていた1本。
ポーランド映画です。

クンデルという少年が力強く生きている日常を淡々と映します。
母親の育児放棄から、保護され国立孤児院に入所するも、馴染めずに脱走。
母親の元に戻ろうとしますが、そこに彼の場所はありませんでした。
『寂しい』『誰かに愛されたいの。』『わかるわよね?わかってくれるでしょ?』と、
クンデルに言い放つ。
それは彼も同じなのに。
彼も母親に愛されたいのに。

行く宛てのないクンデルは廃船に居つき、鉄くずを集めお金に換える。
少しでも母の近くに居たいのか。。。時折盗み見る母親は、クンデルの事など思いもせずに楽しく暮らしているようだ。
その廃船に、ビールの空き缶を投げ入れる近くに住む少女。
美しい姉の存在に、彼女もまた居場所が無いと感じている。
心通わせる二人。

その廃船の存在を昔の仲間に知られ、行く場所の無いクンデルは母親の元に行き甘えようとする。
母の膝枕。母が頭をなでる。

が。。。出て来た言葉は
『彼が来ると思っていた。彼が来ないのにお前が来た。もう2度とここには来ないで。』と
またしても言い放つ。

絶望の果てにクンデルは懐かしいおもちゃと自殺を図る。
川に身を投げて…

と思うんだけど、クンデルは捨ててしまったおもちゃを拾いに飛び込んだのかなあ。。。
自分が愛されてた象徴みたいなもの?

切ないのはその夜
『僕が何かした?』『ママに嫌われた。』と初めて涙を流し少女に話す。
少女は以前彼から『2人でどこかに行こう。』と言われたことを『明日、実行しよう。』と慰める。
『1人じゃないよ。』と・・・。

が、当日、少女の姉による通報により警察に保護されてしまう。

そして冒頭のシーンと同じ問答が。。。
『名前は?』と訊かれたクンデル
『僕だよ。』とこちらを見るラスト。
原題のままです。

現実にこういう子どもはいるんでしょう。
周りの大人は何をするんでしょう。
何をすべきなんでしょうね。

台詞は少なく、淡々と流れるような映画です。
見る方の好みを分かれそうな映画だと思いました。

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2 コメント

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Unknown (Rデス~)
2013-06-16 15:15:50
私も観てみようかな、ちょっと興味あるな。
(冬の小鳥)だっけ?を思い出しました。
ははさんは観てないかな?
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Unknown (はは)
2013-06-17 03:43:07
『冬の小鳥』は中国だっけ?韓国だっけ?
見たいと思ったけど見てないよ。
この映画は淡々としてるよ。
こういう事があるんだろうなみたいなね。
返信する

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