フランスのマルセイユが舞台です。
労働組合の組合長のミシェルとその妻マリ・クレールが主人公です。
似た者同士の夫婦。
ミシェルはリストラする20人を(公平に)くじ引きで決めた。
その中には自身の名前も。
きっと真面目な人なんだろうと思う。
『くじ引きでリストラされた。』と、早めに退社し妻の勤務先まで行って告げる。
『英雄(ヒーロー)の相手は大変』と微笑みながら言うマリ・クレール。
家も有り、子供達は自立し孫もいる。
貯えもある程度あるのだろう。。。。
じゃなければ突然のリストラで、2人にこんなに余裕はないはずだ。(我が家じゃ絶対無理です)
ミシェル夫妻の結婚35周年のパーティで子供達からのプレゼントは
キリマンジャロへのツアーチケット。
元同僚たち友人たちにも祝福に。
ある夜、自宅で弟夫婦でカードを楽しんでいると覆面をした強盗二人組がやって来て、
現金、カード、旅行のチケットなどを奪っていく。
ある物がきっかけでミシェルは犯人を知る。
1人はくじ引きでリストラされたクリストフだった。
罵倒され、激昂したミシェルは彼を殴ってしまう。
けれど、彼には幼い弟が二人。
その二人の面倒を見ていた彼が逮捕され、その子たちはどうなってしまうのか。。。。
ミシェルが知らないまま、彼らをサポートするマリ・クレール。
犯人の片割れがつかまり、ツアーチケットが手元に戻るが、それをキャンセルし、
彼らに渡そうとするミシェル。
2人とも同じことを考えてた。
その彼らの面倒をクリストフが出所するまでみようと。。。
この夫婦はこうやって35年を過ごして来たんでしょうね。
『これがわたしたちだから。』
みたいな台詞をラストの方でマリ・クレールが言うんですが、
これで疲れる人もいるし、自分を律する人もいるから難しいなあと思いました。
私もどちらかというとミシェル側の人間だと思いますが、
ええかっこしい?嫌なヤツ?と自問自答してしまう事があるので。
ミシェル役のの人、ル・アーブルの靴磨きにも出てるんだって。
私も近々レンタルしてきます!どこの国の映画だっけ?