諸行無常の旅日記

過去、今、現在のまち、旅、食の栞記になることについてぶやきます。
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京都 菊乃井さん 至極のおもてなし Kyoto very old Japanese Traditional Restrant KIKUNOI

2018年09月30日 | Weblog



9月 残暑残る京都 久々に
 菊乃井さん
がとれました
食材がちょうど美味しくなるこの季節
期待が高まります

夏 と 秋 がまさしく凌ぎあうこの季節


 夏の 鮎 鱧 
 秋の 松茸 栗 無花果 巨峰


期待は期待を呼びます
そして期待は叶います

玄関で 女将 のお出迎え
そして 十五夜 のお月見迎えのお飾りを正面にみ 奥座敷への階段を二階へ
玄関上のただ一つの洋間が出迎えてくれます

お部屋に入ると 女将 のご挨拶をいただき本日のお献立等についてのご説明
何時も通り歯切れのよい 女将 との会話もこれからを期待させます


先代が一番好きな部屋で素敵な 調度品 家具 が置かれています
今回は、洋間でゆっくりと和をいただく贅沢な時間をいただけました(感謝)

お部屋から見渡せる良い部屋の一つです


昔の電話台 交換台に繋げ呼出を行っていた時代を感じさせます


テーブルの足


そして絨毯


全てがはじまりへのプロローグ

お品書き...季節の材を贅沢にただける これだけでも素敵で高揚
長月の献立
 供される材を良くとご覧下さい



お部屋でこれから 約2時間半の至高の時間 が流れます きっとあっという間の時間になります

暑さを凌ぐために最初はビールをいただきながら始めます

先付け
 胡桃豆腐 デラウェア

 創造外の味覚 素敵なハーモニー

八寸
虫かごです 菊乃井さんではスズムシを飼われています
時期 時間により可愛い声を楽しめます 何処で楽しめるかは足を運んでのお楽しみ


かごをとると

 カマス焼目寿司 鱧味噌漬け焼 鮎白子真子塩辛
 鱒の子(皮がしっかりしてい食感がすごくなかなかつぶれない)
 鱧の子落雁 栗 翡翠銀杏 松葉素麺 いちょう芋

目で楽しみ 器で楽しみ 食感と味覚を楽しむ
日本料理の奥深さを感じます



この先焼き物での 琵琶湖の子持ち鮎 です
ぴちぴち跳ねて生きが良く腹はしっかり膨れており焼いたときが楽しみです

向 付
 2皿 で供されます
 素晴らしい内容です

 一は 鯛 さごし焼霜 ぽん酢ゼリー と 土佐醤油にていただきます


 二は 小 鮪

 黄身醤油にていただきます ほのかに甘くそして香りよく
 当然 筋もなく 口の中でとろけます

どちらも包丁の入りが良く口当たり最良です

蓋 物
 甘鯛の甘み 松茸の香り 薄味のお出汁で何時までもいただきたい

 柚の香りがほのかに香り心が和みます
 和の力はすごいことを感じさせていただけます

焼 物
 先ほどの 琵琶湖の子持ち鮎の塩焼き



 腹からたくさんの子がはじけています
 鮎の苦さと子の甘さがほどよく大人の味です

中猪口
 パッションフルーツがさわやか お口の立て直し そして 爽快感が


蓋を取ると中には

当然 器もよく冷えており体が休まります

いよいよ中盤も過ぎ

強 肴
 鱧しゃぶを松茸の香りでいただく贅沢
 部屋中香りで鱧と松茸の香りで満ちあふれています 本当に贅沢です
 これだけで十分満足です



 これだけの鱧をいただけます 感謝
 出汁は飲み干しました しかしちょうど良い塩梅なので口が濁りません
 仲居の方とこちらで 煮麺 お雑炊 でもいただけそうと話を
 次回はお話いただけましたらご用意いたしますとのこと(おもてなしへの感謝と次回へ)

御 飯
 お米が美味しいことは日本に生まれたことに感謝
 地鶏栗御飯 栗が甘く そして 地鶏の奥深い味



 おかわりしたかった しかし無理でした ここまででかなりおなか一杯

止 椀
 汁も美味しい
 枝豆のすり流し 粟麩 こちらも体に優しい

 なんて体のことを考えられたお献立なのでしょうか

 一緒の 香の物 も美味しい
 こちらだけで御飯がいただける
 菊乃井さんで 御飯 汁 漬け物 だけとお願いできたら

水 物
 最後の締めでものすごい感動を得て締めくくることができます
 無花果と巨峰の紅茶カクテル
 暑い日の午後 嬉しい水物





 食感 は説明できない位
 紅茶は十分に濃くし 凍らせ そして氷として
 ほのかに甘く 無花果 巨峰 との共創はいただいてみないと

 お酒は途中から 菊乃井 をいただきました
 こちらは市販されていなくお店でのみいただけます
 料理を邪魔しない至極のお酒

 以上で 夏の終わりと秋のはしりの食材のハーモニー をいただきました
 日本の季節とそれを活かす匠に感謝

 次回は東京 赤坂へと足を 予約とれるかな?

玄関前で 女将 への御礼とご挨拶
その後 散策し国際会館のホテルへ向かう

いつ来ても京都は至高の時間をいただける
また足を運べるよう

2018/09/30 台風が接近 災害が無ければよいが 稿

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