何度か紹介してますが、「新耳袋」という現代百物語、いわゆる怪談本があります。
1冊に99話、それが10冊(第一夜から第十夜まで)あります。
全てが取材による「実話」です。
数行で終わる非常に短いものから、少し長めの話まで、怖い話から不思議な話まで、非常にバリエーションが多く読み応えがあります。
それが2005年6月に第十夜で終わりを迎えたのですが、作者の一人、木原浩勝氏は新たなシリーズを打ち出しました。
それが「隣の怪」です。
昨年、2007年に「隣の怪 木守り」が出たのを知り、「新耳袋」ファンとしては当然飛びついたのですが。
これが!いい!
「新耳袋」よりは少し長めの話が多いのですが、どの話にも引き込まれます。
しかもすっごい怖いです。
夜に一人で読んでると、振り返りたく無くなります。
そして!第二弾が出ました!
「隣の怪 蔵の中」
既に今月出てると知って、今日買ってきました。
さっそく読み始めて、さっき読了。
うっは――――(ノ゜○゜)ノ
今回なかなか傑作ではないでしょうか?
「新耳袋」から通して見ても、かなりのデキだと思います。
これは本当に、本当に取材?事実?
だとすると、人の世は不思議なことだらけですよ。
想像を絶してます。
「ホラー」というより「不思議な話」が好きな方にオススメです。
これからの季節、涼しく過ごしましょう(笑)
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「新耳袋」は最初に出た単行本と、その後出た文庫版があります。
手触りやその他の理由から個人的には単行本をオススメしたいです。
が、古いものは入手性が悪くなって来ているようですので、安い文庫版も良いかとおもいます。
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