ーーーー日経新聞2014.1.1
ーーーー日経新聞2014.1.1
グローバル化は、海外に進出する企業だけが直面するのではありません。日本市場そのもののグローバル化もさけられない。
そのグローバル化は、企業にとっては、まず競争環境の激変を意味します。
また、ビジネスパーソンの大半が英語などに自由自在になれば、日本語にのみ守られてきた市場にも海外競争の波はおしよてくるともいえるでしょう。
ところで、日本のeラーニング市場をみても、これまではほとんど競争らしい競争もなかったといえるでしょう。多数の有力なeラーニング会社が市場から撤退していきましたが、それは競争が激しかったからではなく、ほとんど自滅に近いものでした。
これから、日本のeラーニング市場もグローバル化がさけられません。競争相手がちがう。競争環境がちがう。われわれも、海外にもでていく。
グローバル化は、企業も社員も、はげしい競争にさらされることを意味します。社員にとっては、社外のグローバル人材も競争相手です。優秀な新興国の人材や低い労働コストの途上国の人材も強力なライバルとなるでしょう。
企業も社員も、はげしい競争に勝ち抜くために、徹底的にかわる必要があります。学ぶ。変革する。組織の編成もかえる。
米国の一流企業は、ITの活用にたけており、高い生産性を確保しています。米国の生産性と欧州や日本の生産性の格差はかくだいしてきました。
ある資料によれば、イギリス国内で操業している米国多国籍企業の工場の生産性は、平均的なイギリス企業の工場の生産性よりも40%も高いということです。
企業の生産性は、ITをどれだけ徹底的に活用しているかによるところも大きいと言えます。
ふりかえってわが社を見ると、eラーニングサービスの提供にかなり高度のITスキルを活用しながら、ビジネスプロセスにそれを十分に活用しているとはいえません。もしこれを改善し、IT活用を徹底するならば、さらに大幅に利益を伸ばすことができます。
ビジネスプロセスにITを徹底的に活用することは、わがグループの来年度の大きな課題の一つです。
2位は10%の品川。3位の渋谷(9%)は1990年代以降、ベンチャー企業がオフィスを構えることが多かった。
ネットラーニンググループは、サービスを開始した2000年以来、ずっと新宿にオフィスをおいています。当時ベンチャーに人気が高かった渋谷は、あえて避けました。場所的なメリットがすくなかったからです。
新宿には、今後さらにベンチャー企業の集積がすすむでしょう。