被災から2か月…仙台市青葉区
高蔵寺ニュータウンは春日井市東部の丘陵地を大規模な造成計画の基に、土地がならされてで開発されました。
「ならされて」と書きましたが、ならすとは、埋め立てられたところもあれば、削られたところもあるということです。
家を建てるために、土地が階段状にならされていますので、擁壁で地盤を支えながら家屋が建てられたわけですが、高蔵寺ニュータウン造成時と今では、建築基準法が変わり、厳しくなっているようです。
散歩をしていていると、新築現場で杭打ち機のパイルを打ち込んでいる音が響いてきます。昔はそんなことをしなくても良かったのでしょうが、今では通らないのでしょう。数百万円の出費です。
ある方が擁壁の一部を壊して駐車場を広げようとしたら、全部壊して今の基準で造り直さないと許可が下りないと役所に言われたそうです。杭打ち費用や擁壁工事に補助金を付けてもらいたいものです。
東日本大震災で被災した仙台市青葉区の住宅地も丘陵地をならして造られたところです。
実はそこに、私の学生時代の友人とその家族が住んでいます。
東日本大震災の数日後、電話をして安否を確認したところ、本人と家族全員の無事を聞きほっとしたところでした。
ただ、家の中はめちゃくちゃだったそうです。しかし、その割には家屋の被害は殆ど無かったというのです。しかし、近所を見渡してみると傾いた家が多数あるというのです。
後日、たまたまNHKの特集で、青葉区の被害調査報告を知ることとなりました。
友人の言ったとおり、地割れや擁壁が崩れて、傾いた家屋の被害の甚大さに驚くとともに、その原因の一つに、埋め立てられた地盤の弱さということが指摘されていました。
友人の家は、削られた土地に建てられたのでしょう。
自分の土地が、埋められた土地か、削られた土地か、知ることによって対策に生かすことも出来るのではと思います。
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参照