硝子のスプーン

そこにありました。

さすが素晴らしい。

2012-09-11 17:46:05 | 日記(雑記)
「LED使い切るまで無い寿命」今年のシルバー川柳入選作が決まる。

ちょっぴり(?)ブッラクでシュールだけれど、そこがまた面白い。さすが素晴らしい。


秀逸だわって思うのはやっぱり、「LED使い切るまで無い寿命」(78歳/男性/京都府)だけども、個人的に一番心に残ったのは、これ。

「湯加減をしょっちゅう聞くなわしゃ無事だ」(52歳/男性/岐阜県)

祖父を思い出した(笑)。
祖父は足が悪かったので、お風呂で転倒しないか心配で、たまにお風呂が長いと不安になって、じいちゃん大丈夫?って、様子見に行ってたのだけど。
ある日、あまりに上がってこない日があって、心配になって二回くらい様子見に行って、やっと上がってきた祖父に、「もう、(お風呂)長いけん心配したやん」と、つい文句を言ったら、「おいは長湯も出来んとか」って、怒られた(笑)。じいちゃんの言うとおりです。ごめん(笑)。


後、微笑んでしまったのが、これ。

「年金の扶養に入れたい犬と猫」(68歳/男性/福岡県)

なんか、優しい気持ちになった(笑)。
餌代やら病院代やらその他諸々、結構お金かかるし、犬猫といえど飼ってしまえば家族の一員なわけで。家族とほぼ同等の待遇をされているのに、ペットは扶養手当の対象にならない。当たり前のことって分かってはいるけど、たまにやりきれない思いがする(笑)。



それと、これらは今回のシルバー川柳入選作ではないのだけど、とても好きなので、ちょっと紹介。


「とって見てやっぱり解らん年の功」(91歳/男性)

素晴らしいと思いませんか? 私もこんな素敵な91歳になりたい。


「来てやった貰ってやったで五十年」(75歳/男性)

愛が眩しい(笑)。きっと鴛鴦ご夫婦なんでしょうね。憧れてやみません。


「その昔恐竜見たかと問う曽孫」(55歳/女性)

是非、恐竜の鳴き声(吼え声?)に毎日怯えて大変だったと大ボラをかましてやってください。私も祖父母から散々騙されました(笑)。
でもそれが、今となっては、ひとつひとつが物凄く大事な思い出なんです。



どうぞ皆さん、健康第一で、人生第二の春を思い存分謳歌されてくださいませ。

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6 Comments

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Unknown (赤猫)
2012-09-12 20:18:02
91歳男性。深いな(笑)。
孔子でも耳順は60歳なんて言葉もあるけど、91歳でも解らぬものか。でもそういうものかもしれんなぁ。
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Unknown (ひわ)
2012-09-12 23:15:38
私も91才男性に一票!
読めば読むほど深いですね!

年金の~は、とても同感です!
猫飯も経費で申告したいと常々思います。
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Unknown (のん)
2012-09-13 15:20:47
赤猫さんv
91歳にして、「解らん」と言い切る潔さが、ある意味もう、解ってらっしゃるのでは…と、思ってしまいます。
歳を取って、こんな言葉を言える人間になりたいと思うけれど、三十路過ぎて、いまだ而立どころか志学すらあやしい現実……。どうしよう、孔子さん(笑)。
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Unknown (のん)
2012-09-13 15:28:38
ひわさんv
私も常々、扶養家族の欄に「猫」と書きたくて、たまに一瞬、その欄で手が止まるほどです(笑)。
趣味(?)とはいえ、扶養してるのは事実なのに…(笑)。この上、ペット税なんて導入されようもんなら、黄色と二人で路頭に迷いますよ。はっはっは。
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Unknown ()
2012-09-13 22:05:31
>「LED使い切るまで無い寿命」

物にも自分の寿命にも取り立てて執着を感じさせない、どこかすかした軽やかさが好きですw

これを嫌みなく言えるのは、しっかり生きてきた人だけなんだろうなという気がします。
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Unknown (のん)
2012-09-13 23:16:38
雪さんv
さらりとしてますよね。きっと良い人生を自分自身で歩んでいらしたのでしょうね。
残される立場としては、この世の理として分かっちゃいるけど、こんなさらっと寿命を歌にされたら、切なくなります(笑)。まだまだですなぁ、私は(笑)。
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