諸葛亮さん、あなたの奥さんは鬼ですか? 鬼ですね? 鬼ですよ。
劉備亡き後、劉禅ではなく自分の嫁を蜀の君主として奉らなかったことが、諸葛亮が天下統一の計画に失敗した一番の原因だと思う今日この頃。
前回、前々回と、月英こと女帝の標的が杏仁の野生の王国に向けられ、これで暫く茶国は安泰とか思ったのも束の間の出来事でした。最近では、『防衛戦』という文字に、軽く恐怖さえ覚え始めている茶国君主・玉露でございます。
また帝国が攻めてきました。何でしょうか、そんなに濮陽が魅力的なんでしょうか。長安と洛陽という大都市を2つも手にしているのだから、濮陽のことは諦めてもらえないでしょうか、本当に。何度戦地になるんでしょう、濮陽は。このMAPで戦うのも、段々嫌気がさしてきました。濮陽の民のHPはもう限界だろうと思われます。哀れな。
しかし、だからと言って、試合放棄してたった6しかない領地をこれ以上失うわけにはいきません。これ以上収入が減ったら、茶国は月英帝国に滅ぼされる前に、自滅しかねません。ということで、泣きたい気持ちをぐっと堪えて、防衛戦に赴く玉露とその軍団でありました。
今回の出陣メンバーは、貂蝉ちゃん・惇兄・マザコン・馬岱・高順。そして前回とは反対に、杏仁の野生の王国からが援軍が来る予定。どの武将が援軍に来るかは、やってみないと分からないものの、こちら側としては、激しく山田を熱望するところ。
そしてそして、最近、女武将で戦をすると負けるという嫌なジンクスが出来つつあるプレイヤーですが、そんなジンクスには蓋をして砂をかけて見なかったことにして、今回の操作武将は、戦場の舞姫こと貂蝉ちゃんでいく。大丈夫。彼女は何て言ったって、あのGの恋人です。危なくなったら、きっと、どこからともなくGが現れて、敵を瞬滅してくれるに違いありません。(無双シリーズの何番目だったかは忘れたけども、貂蝉ちゃんを敵として討ち取った時に発生する、怒り狂ってハイパー化したGの、あの凄まじい恐ろしさをプレイヤーは生涯忘れません)
見慣れたと言うより見飽きたMAPに軽くうんざりしながらも、敵軍の武将を確認すれば、関平(別名:ぺー)・公孫越・呉蘭・徐栄・諸葛瑾。ぺー以外は、皆さん顔なし。そしてプレイヤーにとって、ペーは、暑苦しく感じることはあっても、そう大して脅威に感じたことはない武将………。勝った。と、またもや、これが難易度難しいであることを忘れて、調子こくプレイヤー。開始10分以内に全部綺麗に終わらせてやんよと、またまた無謀な目標を設定してみる。そして、戦闘開始。
いくら彼女がGの守護霊(←死んでない)に守られているとは言え、やっぱりちょっと不安なプレイヤーは、援護に惇兄と馬岱をつけ、マザコンには敵拠点攻撃を、高順には本陣防御を命じ、貂蝉ちゃんを最前線へと送り出します。マザコンが最初の敵拠点を落すまで、貂蝉ちゃんと惇兄と馬岱の、美女と野獣トリオが前線に立って、拠点制圧を邪魔しに来る敵将を片っ端から追い払おうという魂胆です。今回の目標は、10分以内の勝利なので、無理して敵将全員を肉まんにすることはありません。ただひたすら敵拠点を制圧して道を繋いで、敵本陣を落してしまえばいいのです。
そしてやってきた武将の群れ。どうやら今回の敵は、つるむのがお好きなようです。そして、その武将達の背後に見えた代物に、プレイヤーは一瞬にして、ムンクの叫びのごとく表情になりました。
……… 虎 戦 車 が い る ………。
これほどにプレイヤーと味方武将達の戦意を消失させるものが他にありましょうか、否。無双を1回浴びせただけですぐに壊れる、3だか5だか6だかのあの虎戦車が恋しい。なぜ4エンパの虎戦車はあんなにHP&防御力が高いのか。あんなの壊せるわけありません。鋼鉄どころの騒ぎじゃありません。ダイヤモンドです、あれはもう。
しかし、いくら嘆いたところで、戦況は変りません。やるしかないのです。虎戦車が吐く、問答無用の火の玉や炎をかわしながら、敵将をボッコするしか、茶国が女帝の手から領地を守り抜く術はないのです。
悲壮な決意(?)を胸に、先頭を突っ走ってきたぺーの前に躍り出る貂蝉ちゃん。ペーの背後には虎戦車は勿論のこと、公孫越・呉蘭・徐栄・諸葛瑾が続きます。1人につき虎戦車2台といったところでしょうか。鬼ですかあんたたちは。対して、貂蝉ちゃんの背後には、惇兄と馬岱のみ。最終兵器である我らが惇兄と、茶国きっての肉体派の馬岱の力を信じていないわけではありませんが、どう考えても不利です。でも、退くわけにはいかない。「顔を上げて。勝利を諦めては駄目」と、ペーの泣き所(?)と思われる星彩の真似をして、戦闘開始。
ぺーと諸葛瑾相手に、チュパチャプスで応戦する貂蝉ちゃん。その貂蝉ちゃんを狙って火を噴く、血も涙もない虎戦車。必死で虎戦車の背面に位置をずらしつつ、重点的にペーを狙って、攻撃チャージチャージ無双、また攻撃と、ひたすら頑張る。ペーのうざい大剣と諸葛瑾の邪魔すぎる剣のおかげで、貂蝉ちゃんのHPは、既に目に染みるほど真っ赤。あんたたち、こんな絶世の美人に、よくもそんな仕打ちが出来るわね。Gが来るわよ、ハイパーGが来ちゃうわよ(←来ねえよ)。と、口だけは達者なプレイヤー。しかしやっぱり、ガードが出来ない。ああ、悔しい。惇兄と馬岱も恐ろしく苦戦中のようで、「ここが死に場所か……」「ここまでよく戦った…よな……」と、不吉な言葉を呟き始める始末。何言ってんの。死なせやしないわ、絶対に。と、闘志を燃やすものの、いかんせん、技術が追いついていないプレイヤー。それでも、必死にチュパチャプスを振り回して、何とかペーを撃退。急いで肉まん食べ、HPが半分以下(それでも貂蝉ちゃんの3倍はある)に減っている諸葛瑾の始末にかかる。
が、しかし、徐栄が邪魔してくれて、諸葛瑾は逃亡。くそう、貴重な肉まん候補。おのれ徐栄。この罪、その身で償え。と、気迫を込めてチュパチャプスで殴りかかったものの、徐栄、強ぇ……。何かの誤作動かと思うほど、めちゃくちゃ徐栄、強いんですけど。何ですか、あの人は。どこの武将さんですか。彼なら大陸統一も朝飯前だよ。G相手でも、小指一本で済むよ。仙人も鼻息で吹っ飛ばせるよ、君ならば。と、妙な感嘆と賛辞を彼に送りつつも、死ぬ気で応戦。まさしく命がけ。そして、そこに流れるマザコンからの苦戦&援軍要請メッセ。……おいコラ。こっちはなぁ、敵の全武将相手にたった3人で頑張ってんだよ。苦戦どころか大大大苦戦中なんだよ。惇兄も馬岱も涙目なんだよ。拠点くらいで何が苦戦だ、ふざけんな。「判断を誤ったのか…」だあ? 逆にお前が判断を誤らなかったことがあったか、マザコン野郎。寝言言ってないで、さっさと拠点潰せやボケ。と、やたら、マザコンに厳しいプレイヤー。姜維ファンの方、怒らないで(←無理だろう)。
でも、普段エアー呼ばわりしてようと、彼も茶国軍の一員。私的感情を挟んでいては、戦には勝てない。仕方ないので、本陣を守らせていた高順にマザコンの援護を命じて、一刻も早く拠点が落ちるのをひたすら願うプレイヤー。
そこに来た救いの神。「待ってー! 私達も手伝うよー!」と、現れたるは杏仁豆腐。玉露の宿敵。でも今は心強い仲間。だって、彼女は女版呂布。同盟国救援に君主自ら来てくれるとは…。なんていい子。と、鬼強い徐栄と虎戦車に殺されかかっていた貂蝉ちゃんを救うべく、早速、杏仁豆腐に徐栄攻撃の命令を出す。そしてやってきた彼女に徐栄の相手をさせ、その隙に拠点を自らの手で落してしまおうと考えるも、虎戦車に囲まれながら呉蘭と戦っている馬岱のHPが真っ黒なのを見て、慌てて救援に。「援軍ですかッ、恐れ入りますッ」と、死に掛けの状態でも礼を忘れない馬岱にほろりとし、2人がかりで呉蘭を潰しにかかる。
早速流れてきた「逃げたほうが良くない?」という杏仁豆腐の苦戦メッセに、おま、もうちょっと頑張れよ!と怒って返しながら、虎戦車に苦戦しつつ、何とか呉蘭を肉まん化。それを食べたところで、貂蝉ちゃんのHPは依然として真っ赤。馬岱は当然だけど、真っ黒。ごめん、馬岱。1人だけ肉まん食べて。
馬岱がこの様子では、きっと惇兄も危ないはず。待ってて惇兄! 今すぐ助けにいく!と、焦って周りを見渡したその時。「まった来るよ~!」と、杏仁豆腐、あっさり撤退。おっ前、何しに来たんだァァッ!! もういい、来るなお前もう来るな! 二度と来るなァァ!と、腹を立てるプレイヤーに追い討ちをかけるように、またマザコンから苦戦&援軍要請メッセ。………もういい、知らん。お前は知らん。死ぬなり何なり勝手にしろ。と、ブチ切れて自棄を起こしたプレイヤーは、杏仁豆腐の置き土産(?)の徐栄に向かって突進。捨て身の猛攻撃。目が回るどころの騒ぎじゃない貂蝉ちゃんのスピードとプレイヤーの気迫に負けて、徐栄肉まん化。
しかし、やっと1人減らしたと思った傍から、「次は負けない!」と、復活してくるペー。そして、逃亡したことでHPが完全復活した諸葛瑾の登場。それに追随する虎戦車の群れ。貂蝉ちゃんをはじめとする前線部隊の3人はもう、涙目どころじゃありません。10分以内の勝利なんて目標は、とっくの昔にくしゃくしゃに丸めて遠いお空に投げ捨てました。もはや、生き残ることだけが、この戦の目標です。
そして、虎戦車がぐるぐると炎を吐く中での敵将との乱闘の最中、馬岱がぺーにより撤退。復活してきた杏仁豆腐も公孫越によって撤退。本当何しに来たの、この子。そしてそして、虎戦車の炎の玉にあわや焼き殺されそうになった貂蝉ちゃんを、まさに身を挺して庇ってくれた惇兄が、「俺はここまでだ。後は頼む」と、かっこよすぎる撤退をしてしまったその直後、やっと、やっと、マザコンと高順の拠点攻撃組が拠点を制圧。遅ぇんだよテメーら! でもよくやった! 偉い、よく頑張った!
すぐさまマザコン達2人を前線へ。その隙に貂蝉ちゃんを拠点に戻して、蒸篭の肉まんで命の危機回避を目論む。
けれど、今日もやっぱり蒸篭は、空気を読んではくれなかった。落としたばかりの拠点の蒸篭に浮かんでいたのは、ダッシュシューズ。何故、今ここでそれを出す、蒸篭。仕方ないのでダッシュシューズを食べて、神速で本陣まで戻る貂蝉ちゃん。そこの蒸篭が辛うじて浮かべていた肉まんひとつを食べ、ほんの少しだけHP回復(でもまだ真っ赤)。そうこうしている間にも、連続して苦戦メッセを出すマザコン達を助けるため&誰かが敵を倒して出現するかもしれない肉まんを狙うために、真っ赤なHPで前線へと駆け出す。そしてまた、死地へ。
制限時間を見ればまだ4分近くもある。拠点攻撃組みが頑張ってくれたおかげで、味方本陣が落ちる危険はない。だけども、本陣が落ちなくても、貂蝉ちゃんが死ねば、そこで何もかも終わり(←それでも味方本陣でじっとしておかないプレイヤー。最近気づいたけど、マゾかもしれません)。敵の攻撃に吹っ飛ばされる貂蝉ちゃんを目に、もうだめだ、もう終わったと、何度プレイヤーの胸に諦めが過ぎったでしょう。そして、虎戦車の炎の玉に焼かれて崩れ落ちては懸命に立ち上がる、マザコンや高順の勇姿を見ながら、こんなに恐ろしい兵器を生み出した月英に対する、畏怖の念と軽い殺意を何度胸に覚えたことでしょう。
貂蝉ちゃんをはじめ、味方武将の全員が、本当に、死闘と呼ぶに相応しい奮闘振りでした。これほどの戦いは、今後ないかもしれないと思えるほどに、本当に、熾烈な戦いでした。戦闘制限時間が終了したときに、真夜中(早朝)だと言うのに大声で「ぃよっしゃああああッ!!!」と、思わずコントローラーを投げ捨てて、ガッツポーズで叫んでしまったくらい、あれほど勝利が嬉しかった戦いは、未だかつてない気がします。
そして、勝利の興奮も冷めやらぬまま、捕縛したペーをチョッキン。これで馬岱の仇も打てました(←死んでませんが)。
大陸統一にはまだまだ程遠いですが、なんだかもう完全燃焼してしまった気分です。真っ白に燃え尽きちまった感じです。でも、ひとつだけ、そう、ひとつだけ、心に強く深く根付く思いがあるとするなら。
滅びろ虎戦車。
ただ、ただ、これだけです。
劉備亡き後、劉禅ではなく自分の嫁を蜀の君主として奉らなかったことが、諸葛亮が天下統一の計画に失敗した一番の原因だと思う今日この頃。
前回、前々回と、月英こと女帝の標的が杏仁の野生の王国に向けられ、これで暫く茶国は安泰とか思ったのも束の間の出来事でした。最近では、『防衛戦』という文字に、軽く恐怖さえ覚え始めている茶国君主・玉露でございます。
また帝国が攻めてきました。何でしょうか、そんなに濮陽が魅力的なんでしょうか。長安と洛陽という大都市を2つも手にしているのだから、濮陽のことは諦めてもらえないでしょうか、本当に。何度戦地になるんでしょう、濮陽は。このMAPで戦うのも、段々嫌気がさしてきました。濮陽の民のHPはもう限界だろうと思われます。哀れな。
しかし、だからと言って、試合放棄してたった6しかない領地をこれ以上失うわけにはいきません。これ以上収入が減ったら、茶国は月英帝国に滅ぼされる前に、自滅しかねません。ということで、泣きたい気持ちをぐっと堪えて、防衛戦に赴く玉露とその軍団でありました。
今回の出陣メンバーは、貂蝉ちゃん・惇兄・マザコン・馬岱・高順。そして前回とは反対に、杏仁の野生の王国からが援軍が来る予定。どの武将が援軍に来るかは、やってみないと分からないものの、こちら側としては、激しく山田を熱望するところ。
そしてそして、最近、女武将で戦をすると負けるという嫌なジンクスが出来つつあるプレイヤーですが、そんなジンクスには蓋をして砂をかけて見なかったことにして、今回の操作武将は、戦場の舞姫こと貂蝉ちゃんでいく。大丈夫。彼女は何て言ったって、あのGの恋人です。危なくなったら、きっと、どこからともなくGが現れて、敵を瞬滅してくれるに違いありません。(無双シリーズの何番目だったかは忘れたけども、貂蝉ちゃんを敵として討ち取った時に発生する、怒り狂ってハイパー化したGの、あの凄まじい恐ろしさをプレイヤーは生涯忘れません)
見慣れたと言うより見飽きたMAPに軽くうんざりしながらも、敵軍の武将を確認すれば、関平(別名:ぺー)・公孫越・呉蘭・徐栄・諸葛瑾。ぺー以外は、皆さん顔なし。そしてプレイヤーにとって、ペーは、暑苦しく感じることはあっても、そう大して脅威に感じたことはない武将………。勝った。と、またもや、これが難易度難しいであることを忘れて、調子こくプレイヤー。開始10分以内に全部綺麗に終わらせてやんよと、またまた無謀な目標を設定してみる。そして、戦闘開始。
いくら彼女がGの守護霊(←死んでない)に守られているとは言え、やっぱりちょっと不安なプレイヤーは、援護に惇兄と馬岱をつけ、マザコンには敵拠点攻撃を、高順には本陣防御を命じ、貂蝉ちゃんを最前線へと送り出します。マザコンが最初の敵拠点を落すまで、貂蝉ちゃんと惇兄と馬岱の、美女と野獣トリオが前線に立って、拠点制圧を邪魔しに来る敵将を片っ端から追い払おうという魂胆です。今回の目標は、10分以内の勝利なので、無理して敵将全員を肉まんにすることはありません。ただひたすら敵拠点を制圧して道を繋いで、敵本陣を落してしまえばいいのです。
そしてやってきた武将の群れ。どうやら今回の敵は、つるむのがお好きなようです。そして、その武将達の背後に見えた代物に、プレイヤーは一瞬にして、ムンクの叫びのごとく表情になりました。
……… 虎 戦 車 が い る ………。
これほどにプレイヤーと味方武将達の戦意を消失させるものが他にありましょうか、否。無双を1回浴びせただけですぐに壊れる、3だか5だか6だかのあの虎戦車が恋しい。なぜ4エンパの虎戦車はあんなにHP&防御力が高いのか。あんなの壊せるわけありません。鋼鉄どころの騒ぎじゃありません。ダイヤモンドです、あれはもう。
しかし、いくら嘆いたところで、戦況は変りません。やるしかないのです。虎戦車が吐く、問答無用の火の玉や炎をかわしながら、敵将をボッコするしか、茶国が女帝の手から領地を守り抜く術はないのです。
悲壮な決意(?)を胸に、先頭を突っ走ってきたぺーの前に躍り出る貂蝉ちゃん。ペーの背後には虎戦車は勿論のこと、公孫越・呉蘭・徐栄・諸葛瑾が続きます。1人につき虎戦車2台といったところでしょうか。鬼ですかあんたたちは。対して、貂蝉ちゃんの背後には、惇兄と馬岱のみ。最終兵器である我らが惇兄と、茶国きっての肉体派の馬岱の力を信じていないわけではありませんが、どう考えても不利です。でも、退くわけにはいかない。「顔を上げて。勝利を諦めては駄目」と、ペーの泣き所(?)と思われる星彩の真似をして、戦闘開始。
ぺーと諸葛瑾相手に、チュパチャプスで応戦する貂蝉ちゃん。その貂蝉ちゃんを狙って火を噴く、血も涙もない虎戦車。必死で虎戦車の背面に位置をずらしつつ、重点的にペーを狙って、攻撃チャージチャージ無双、また攻撃と、ひたすら頑張る。ペーのうざい大剣と諸葛瑾の邪魔すぎる剣のおかげで、貂蝉ちゃんのHPは、既に目に染みるほど真っ赤。あんたたち、こんな絶世の美人に、よくもそんな仕打ちが出来るわね。Gが来るわよ、ハイパーGが来ちゃうわよ(←来ねえよ)。と、口だけは達者なプレイヤー。しかしやっぱり、ガードが出来ない。ああ、悔しい。惇兄と馬岱も恐ろしく苦戦中のようで、「ここが死に場所か……」「ここまでよく戦った…よな……」と、不吉な言葉を呟き始める始末。何言ってんの。死なせやしないわ、絶対に。と、闘志を燃やすものの、いかんせん、技術が追いついていないプレイヤー。それでも、必死にチュパチャプスを振り回して、何とかペーを撃退。急いで肉まん食べ、HPが半分以下(それでも貂蝉ちゃんの3倍はある)に減っている諸葛瑾の始末にかかる。
が、しかし、徐栄が邪魔してくれて、諸葛瑾は逃亡。くそう、貴重な肉まん候補。おのれ徐栄。この罪、その身で償え。と、気迫を込めてチュパチャプスで殴りかかったものの、徐栄、強ぇ……。何かの誤作動かと思うほど、めちゃくちゃ徐栄、強いんですけど。何ですか、あの人は。どこの武将さんですか。彼なら大陸統一も朝飯前だよ。G相手でも、小指一本で済むよ。仙人も鼻息で吹っ飛ばせるよ、君ならば。と、妙な感嘆と賛辞を彼に送りつつも、死ぬ気で応戦。まさしく命がけ。そして、そこに流れるマザコンからの苦戦&援軍要請メッセ。……おいコラ。こっちはなぁ、敵の全武将相手にたった3人で頑張ってんだよ。苦戦どころか大大大苦戦中なんだよ。惇兄も馬岱も涙目なんだよ。拠点くらいで何が苦戦だ、ふざけんな。「判断を誤ったのか…」だあ? 逆にお前が判断を誤らなかったことがあったか、マザコン野郎。寝言言ってないで、さっさと拠点潰せやボケ。と、やたら、マザコンに厳しいプレイヤー。姜維ファンの方、怒らないで(←無理だろう)。
でも、普段エアー呼ばわりしてようと、彼も茶国軍の一員。私的感情を挟んでいては、戦には勝てない。仕方ないので、本陣を守らせていた高順にマザコンの援護を命じて、一刻も早く拠点が落ちるのをひたすら願うプレイヤー。
そこに来た救いの神。「待ってー! 私達も手伝うよー!」と、現れたるは杏仁豆腐。玉露の宿敵。でも今は心強い仲間。だって、彼女は女版呂布。同盟国救援に君主自ら来てくれるとは…。なんていい子。と、鬼強い徐栄と虎戦車に殺されかかっていた貂蝉ちゃんを救うべく、早速、杏仁豆腐に徐栄攻撃の命令を出す。そしてやってきた彼女に徐栄の相手をさせ、その隙に拠点を自らの手で落してしまおうと考えるも、虎戦車に囲まれながら呉蘭と戦っている馬岱のHPが真っ黒なのを見て、慌てて救援に。「援軍ですかッ、恐れ入りますッ」と、死に掛けの状態でも礼を忘れない馬岱にほろりとし、2人がかりで呉蘭を潰しにかかる。
早速流れてきた「逃げたほうが良くない?」という杏仁豆腐の苦戦メッセに、おま、もうちょっと頑張れよ!と怒って返しながら、虎戦車に苦戦しつつ、何とか呉蘭を肉まん化。それを食べたところで、貂蝉ちゃんのHPは依然として真っ赤。馬岱は当然だけど、真っ黒。ごめん、馬岱。1人だけ肉まん食べて。
馬岱がこの様子では、きっと惇兄も危ないはず。待ってて惇兄! 今すぐ助けにいく!と、焦って周りを見渡したその時。「まった来るよ~!」と、杏仁豆腐、あっさり撤退。おっ前、何しに来たんだァァッ!! もういい、来るなお前もう来るな! 二度と来るなァァ!と、腹を立てるプレイヤーに追い討ちをかけるように、またマザコンから苦戦&援軍要請メッセ。………もういい、知らん。お前は知らん。死ぬなり何なり勝手にしろ。と、ブチ切れて自棄を起こしたプレイヤーは、杏仁豆腐の置き土産(?)の徐栄に向かって突進。捨て身の猛攻撃。目が回るどころの騒ぎじゃない貂蝉ちゃんのスピードとプレイヤーの気迫に負けて、徐栄肉まん化。
しかし、やっと1人減らしたと思った傍から、「次は負けない!」と、復活してくるペー。そして、逃亡したことでHPが完全復活した諸葛瑾の登場。それに追随する虎戦車の群れ。貂蝉ちゃんをはじめとする前線部隊の3人はもう、涙目どころじゃありません。10分以内の勝利なんて目標は、とっくの昔にくしゃくしゃに丸めて遠いお空に投げ捨てました。もはや、生き残ることだけが、この戦の目標です。
そして、虎戦車がぐるぐると炎を吐く中での敵将との乱闘の最中、馬岱がぺーにより撤退。復活してきた杏仁豆腐も公孫越によって撤退。本当何しに来たの、この子。そしてそして、虎戦車の炎の玉にあわや焼き殺されそうになった貂蝉ちゃんを、まさに身を挺して庇ってくれた惇兄が、「俺はここまでだ。後は頼む」と、かっこよすぎる撤退をしてしまったその直後、やっと、やっと、マザコンと高順の拠点攻撃組が拠点を制圧。遅ぇんだよテメーら! でもよくやった! 偉い、よく頑張った!
すぐさまマザコン達2人を前線へ。その隙に貂蝉ちゃんを拠点に戻して、蒸篭の肉まんで命の危機回避を目論む。
けれど、今日もやっぱり蒸篭は、空気を読んではくれなかった。落としたばかりの拠点の蒸篭に浮かんでいたのは、ダッシュシューズ。何故、今ここでそれを出す、蒸篭。仕方ないのでダッシュシューズを食べて、神速で本陣まで戻る貂蝉ちゃん。そこの蒸篭が辛うじて浮かべていた肉まんひとつを食べ、ほんの少しだけHP回復(でもまだ真っ赤)。そうこうしている間にも、連続して苦戦メッセを出すマザコン達を助けるため&誰かが敵を倒して出現するかもしれない肉まんを狙うために、真っ赤なHPで前線へと駆け出す。そしてまた、死地へ。
制限時間を見ればまだ4分近くもある。拠点攻撃組みが頑張ってくれたおかげで、味方本陣が落ちる危険はない。だけども、本陣が落ちなくても、貂蝉ちゃんが死ねば、そこで何もかも終わり(←それでも味方本陣でじっとしておかないプレイヤー。最近気づいたけど、マゾかもしれません)。敵の攻撃に吹っ飛ばされる貂蝉ちゃんを目に、もうだめだ、もう終わったと、何度プレイヤーの胸に諦めが過ぎったでしょう。そして、虎戦車の炎の玉に焼かれて崩れ落ちては懸命に立ち上がる、マザコンや高順の勇姿を見ながら、こんなに恐ろしい兵器を生み出した月英に対する、畏怖の念と軽い殺意を何度胸に覚えたことでしょう。
貂蝉ちゃんをはじめ、味方武将の全員が、本当に、死闘と呼ぶに相応しい奮闘振りでした。これほどの戦いは、今後ないかもしれないと思えるほどに、本当に、熾烈な戦いでした。戦闘制限時間が終了したときに、真夜中(早朝)だと言うのに大声で「ぃよっしゃああああッ!!!」と、思わずコントローラーを投げ捨てて、ガッツポーズで叫んでしまったくらい、あれほど勝利が嬉しかった戦いは、未だかつてない気がします。
そして、勝利の興奮も冷めやらぬまま、捕縛したペーをチョッキン。これで馬岱の仇も打てました(←死んでませんが)。
大陸統一にはまだまだ程遠いですが、なんだかもう完全燃焼してしまった気分です。真っ白に燃え尽きちまった感じです。でも、ひとつだけ、そう、ひとつだけ、心に強く深く根付く思いがあるとするなら。
滅びろ虎戦車。
ただ、ただ、これだけです。