琵琶の形をして駿河湾に突き出ている大瀬崎の先端から、神池~大瀬神社へと、巡ります。
<<西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-04>
小さな灯台のある石の海岸からは、駿河湾越しに富士を望む素晴らしい風景が広がっていました。
大瀬崎の先端から、伊豆七不思議の1つに数えられる神池を訪ね、小さな大瀬崎の半島が小高くなっている場所に建つ大瀬神社にお参りして、「琵琶島」とも呼ばれる、大瀬崎の半島の付け根にある、海水浴場脇の駐車場まで引き返した、大瀬崎散策でした。
<大瀬崎>
駿河湾にピョコンと突き出た形をした小さな半島である、大瀬崎(おせざき)。
その小半島の先端、石で覆われた浜辺には、大瀬崎灯台が佇立しています。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
小さいながら、スッキリとした上品な佇まいで、この海域の安全な航行に貢献してきました。
灯台の点灯は、昭和32年(1957年)。
今年(平成29年/2017年)で、60周年ということになりますね。
大瀬崎の先端の浜辺からは、駿河湾越しにこのような、富士の絶景を一望することができます!
上記の地図からも分かるとおり、富士山は大瀬崎のほぼ真北に位置していますね。
半島の突端の真正面に眺める、富士山の麗しい姿は、正に絶景というに相応しい眺望でした♪
富士山との間に駿河湾を挟み、海の風景との組み合わせが、西伊豆からの富士見の醍醐味ですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
富士山の裾野、山腹に掛かる雲、そして駿河湾の海原…と、雄大な絶景を幾重にも引き立たせるパノラマが眼前に広がる様は、圧巻!!
ちょうど沖合いを船が横切り、尾を曳くような白い航跡が、とても印象的でした。
何とも詩的な、お気に入りのパノラマ風景^^
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
浜辺に立つ人達は、沖に見える小舟がやって来るのを、待っているようにも見えますね(もちろん違いますが)。
沼津附近から御前崎へと至る対岸の様子も、午後の逆光に映えて、この眺めの情感を、より深めているように感じられました。
いつまでも眺め続けていたくなった、素晴らしい景色でした。
駿河湾越しの富士の絶景を堪能して、灯台のある浜辺を辞去し、大瀬崎の別名「琵琶島」の中央部へ。
そこには、ポッカリと口を開けたかのような「神池」が、水を湛えています。
上記リンク先にある画像のとおり、海のすぐ近くにありながら、池の水は淡水であり、伊豆七不思議の1つに数えられています。
池の周囲は、ビャクシン(柏槇)等の樹林の、萌ゆる緑に染め上げられていました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
鏡のような水面を揺らめかせているのは、この池に大量に生息している、鯉。
大瀬神社等で餌も売られているせいか、人が池に近付くと、物凄い数の鯉が岸辺に集まってきます。
私は餌は買っていなかったので、その異様な光景を眺めているだけでしたが(^^;)
「琵琶島」たる大瀬崎一帯は、大瀬神社の神域となっていて、この豊かな自然環境が守られてきました。
この神池も、もちろん神域。
何故これ程海に近いのに淡水なのか、池の深さは…等々、詳細について不明のままな事項も、調査が困難なことから、数多く残っているようです。
まぁ、謎多き状態に保たれている方が、神秘的な雰囲気をより感じられて、好ましい気もしますw
神池を後にして、鬱蒼とした情景の樹林の中を、ノンビリ散策。
時折、ダイビングを楽しむ方々(ダイビングスーツ着用)とすれ違うことで、ここが海のすぐ近くの海岸地帯であることを、思い出します。
その位、海の近くであることを忘れさせてしまう、豊かな樹林でした。
神池から歩くこと数分程度で、行く手に鳥居が見えてきました。
大瀬神社の、鳥居です。
実のところ、樹林へと赴く時にも、この場所を通過していたのでした。
ですから、神社まで戻ってきた、というのが、正確な表現でしょうか;
大瀬神社は、「引手力命神社(ひきてちからのみことじんじゃ/ひきたぢからのみことじんじゃ)」というのが、伝統的な名称のようですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
平安時代にまとめられた、全国の「官社」の一覧である、「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」にも記載されているという、由緒のあるお社です。
古来より海の守り神として、駿河湾一帯の漁師達からの信仰を集めてきました。
苔生すような、立派な鳥居と堂々たる佇まいの狛犬…という、精緻な様式美に見とれていましたw
鳥居のすぐ後ろには、何故か赤い下駄が…。
参道を挟んで、左右に一足ずつ、綺麗に並べられていました。
奉納されたもののようですが、どのような由緒によるものなのかは、この時は分からずじまい。
神社というのは、それぞれに個性的な言い伝えがあって、興味深いですね。
鳥居をくぐり、小さな「琵琶島」の半島には不釣り合いな傾斜地を上がる石段の途中にも、もう一つの鳥居が。
拝殿までは、あと少しです;
狭い傾斜地にも、大木が生えていて、流石は神様の宿る神域だけのことはありますね。
こぢんまりとしていながら、精巧な装飾の施された、大瀬神社の拝殿。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
この装飾や、立派な鬼瓦からも、信仰の篤さを推し量ることができます。
伊豆という土地柄、幾度も地震や津波による倒壊と再建を繰り返してきた社殿、現存しているものは、昭和14年(1939年)に再建されたとのこと。
海上ではなく、陸上でしたが、私も道中の安全祈願のお参りとしました。
下の鳥居脇に控えていたお仲間?よりも、顔つきの可愛らしい狛犬クンが、拝殿とその背後にある本殿とを、守護していました^^
鎮守の森の木々も、どこかトロピカルな雰囲気♪
少し高台とあって、木々の頭越しに、穏やかな入り江が垣間見えていました。
神社の入り口にあった、不思議なオブジェw
天狗の羽団扇みたいにも、見えますね。
天狗の伝説も、あるのでしょうか…???
益々ミステリアスな、大瀬神社です。
大瀬崎によって、駿河湾から更に仕切られた格好となっている、穏やかな入り江沿いの参道を、駐車場へと戻ります。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
ビャクシン樹林の豊かさが分かる、大瀬崎の眺め。
大瀬神社の拝殿・本殿は、見えている鳥居の左手にある高台の上に、建っています。
風光明媚な、海と緑とが織りなす景色に癒やされながら、気落ちの良い海辺の散策を楽しんでいました。
大瀬神社とは反対方向の、大瀬崎の付け根、伊豆半島と繋がっている辺りの景色。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
入り江の最奥部には、大瀬の海水浴場の砂浜や、民宿等を一望することができます。
ダイビングスポットとなっているだけに、入り江の透明度は高くて、この撮影場所からも、かなり沖合いまで、海底の様子が透けて見えていますね。
周囲の緑を映し込んだような、透明な緑の、爽やかに美しい海の色彩に魅せられて締め括った、大瀬崎の素敵な散策でした。
是非また、再訪したいです。
<西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-06>>
<<西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-04>
小さな灯台のある石の海岸からは、駿河湾越しに富士を望む素晴らしい風景が広がっていました。
大瀬崎の先端から、伊豆七不思議の1つに数えられる神池を訪ね、小さな大瀬崎の半島が小高くなっている場所に建つ大瀬神社にお参りして、「琵琶島」とも呼ばれる、大瀬崎の半島の付け根にある、海水浴場脇の駐車場まで引き返した、大瀬崎散策でした。
<大瀬崎>
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駿河湾にピョコンと突き出た形をした小さな半島である、大瀬崎(おせざき)。
その小半島の先端、石で覆われた浜辺には、大瀬崎灯台が佇立しています。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
小さいながら、スッキリとした上品な佇まいで、この海域の安全な航行に貢献してきました。
灯台の点灯は、昭和32年(1957年)。
今年(平成29年/2017年)で、60周年ということになりますね。
大瀬崎の先端の浜辺からは、駿河湾越しにこのような、富士の絶景を一望することができます!
上記の地図からも分かるとおり、富士山は大瀬崎のほぼ真北に位置していますね。
半島の突端の真正面に眺める、富士山の麗しい姿は、正に絶景というに相応しい眺望でした♪
富士山との間に駿河湾を挟み、海の風景との組み合わせが、西伊豆からの富士見の醍醐味ですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
富士山の裾野、山腹に掛かる雲、そして駿河湾の海原…と、雄大な絶景を幾重にも引き立たせるパノラマが眼前に広がる様は、圧巻!!
ちょうど沖合いを船が横切り、尾を曳くような白い航跡が、とても印象的でした。
何とも詩的な、お気に入りのパノラマ風景^^
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
浜辺に立つ人達は、沖に見える小舟がやって来るのを、待っているようにも見えますね(もちろん違いますが)。
沼津附近から御前崎へと至る対岸の様子も、午後の逆光に映えて、この眺めの情感を、より深めているように感じられました。
いつまでも眺め続けていたくなった、素晴らしい景色でした。
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駿河湾越しの富士の絶景を堪能して、灯台のある浜辺を辞去し、大瀬崎の別名「琵琶島」の中央部へ。
そこには、ポッカリと口を開けたかのような「神池」が、水を湛えています。
上記リンク先にある画像のとおり、海のすぐ近くにありながら、池の水は淡水であり、伊豆七不思議の1つに数えられています。
池の周囲は、ビャクシン(柏槇)等の樹林の、萌ゆる緑に染め上げられていました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
鏡のような水面を揺らめかせているのは、この池に大量に生息している、鯉。
大瀬神社等で餌も売られているせいか、人が池に近付くと、物凄い数の鯉が岸辺に集まってきます。
私は餌は買っていなかったので、その異様な光景を眺めているだけでしたが(^^;)
「琵琶島」たる大瀬崎一帯は、大瀬神社の神域となっていて、この豊かな自然環境が守られてきました。
この神池も、もちろん神域。
何故これ程海に近いのに淡水なのか、池の深さは…等々、詳細について不明のままな事項も、調査が困難なことから、数多く残っているようです。
まぁ、謎多き状態に保たれている方が、神秘的な雰囲気をより感じられて、好ましい気もしますw
神池を後にして、鬱蒼とした情景の樹林の中を、ノンビリ散策。
時折、ダイビングを楽しむ方々(ダイビングスーツ着用)とすれ違うことで、ここが海のすぐ近くの海岸地帯であることを、思い出します。
その位、海の近くであることを忘れさせてしまう、豊かな樹林でした。
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神池から歩くこと数分程度で、行く手に鳥居が見えてきました。
大瀬神社の、鳥居です。
実のところ、樹林へと赴く時にも、この場所を通過していたのでした。
ですから、神社まで戻ってきた、というのが、正確な表現でしょうか;
大瀬神社は、「引手力命神社(ひきてちからのみことじんじゃ/ひきたぢからのみことじんじゃ)」というのが、伝統的な名称のようですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
平安時代にまとめられた、全国の「官社」の一覧である、「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」にも記載されているという、由緒のあるお社です。
古来より海の守り神として、駿河湾一帯の漁師達からの信仰を集めてきました。
苔生すような、立派な鳥居と堂々たる佇まいの狛犬…という、精緻な様式美に見とれていましたw
鳥居のすぐ後ろには、何故か赤い下駄が…。
参道を挟んで、左右に一足ずつ、綺麗に並べられていました。
奉納されたもののようですが、どのような由緒によるものなのかは、この時は分からずじまい。
神社というのは、それぞれに個性的な言い伝えがあって、興味深いですね。
鳥居をくぐり、小さな「琵琶島」の半島には不釣り合いな傾斜地を上がる石段の途中にも、もう一つの鳥居が。
拝殿までは、あと少しです;
狭い傾斜地にも、大木が生えていて、流石は神様の宿る神域だけのことはありますね。
こぢんまりとしていながら、精巧な装飾の施された、大瀬神社の拝殿。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
この装飾や、立派な鬼瓦からも、信仰の篤さを推し量ることができます。
伊豆という土地柄、幾度も地震や津波による倒壊と再建を繰り返してきた社殿、現存しているものは、昭和14年(1939年)に再建されたとのこと。
海上ではなく、陸上でしたが、私も道中の安全祈願のお参りとしました。
下の鳥居脇に控えていたお仲間?よりも、顔つきの可愛らしい狛犬クンが、拝殿とその背後にある本殿とを、守護していました^^
鎮守の森の木々も、どこかトロピカルな雰囲気♪
少し高台とあって、木々の頭越しに、穏やかな入り江が垣間見えていました。
神社の入り口にあった、不思議なオブジェw
天狗の羽団扇みたいにも、見えますね。
天狗の伝説も、あるのでしょうか…???
益々ミステリアスな、大瀬神社です。
大瀬崎によって、駿河湾から更に仕切られた格好となっている、穏やかな入り江沿いの参道を、駐車場へと戻ります。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
ビャクシン樹林の豊かさが分かる、大瀬崎の眺め。
大瀬神社の拝殿・本殿は、見えている鳥居の左手にある高台の上に、建っています。
風光明媚な、海と緑とが織りなす景色に癒やされながら、気落ちの良い海辺の散策を楽しんでいました。
大瀬神社とは反対方向の、大瀬崎の付け根、伊豆半島と繋がっている辺りの景色。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
入り江の最奥部には、大瀬の海水浴場の砂浜や、民宿等を一望することができます。
ダイビングスポットとなっているだけに、入り江の透明度は高くて、この撮影場所からも、かなり沖合いまで、海底の様子が透けて見えていますね。
周囲の緑を映し込んだような、透明な緑の、爽やかに美しい海の色彩に魅せられて締め括った、大瀬崎の素敵な散策でした。
是非また、再訪したいです。
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