11月も中旬に差し掛かり、紅葉の季節ももうあと少しに迫る中、少々早めのもみじ見物も兼ねて、今まで本格的に見に行ったことのなかった、延暦寺のある比叡山を、京都から滋賀へと横断(もちろん乗り物に乗って(^^;)してきました。
比叡山へ上る前に、麓の京都・八瀬で、12月10日までの期間限定で特別拝観中の、「瑠璃光院」にも足を伸ばしてみました。
この日の出発は、京都では「三条京阪」と呼ばれている、京阪電車の三条駅。
2つ先の終点・出町柳まで乗車します。
もみじの見頃にはまだ半月程早いですが、秋の週末という、京都にとっては既にかき入れ時のシーズンに突入…大阪方面から満員の乗客を乗せて、出町柳行の特急がホームにすべり込んできました。
出町柳で、八瀬比叡山口行の叡山電車(叡電)に乗り換えます。
左側には、昨秋に乗車した、鞍馬行の電車が停車しています。
鞍馬行では、もちろん昨年の記事と同様の走行を始めています。
洛北は京都市中よりも一足早くもみじが色付き始めていることもあり、鞍馬行も八瀬行も大勢のお客さんたちが乗り込んでいきます。
今回乗車の八瀬比叡山口行の電車は、途中の宝ヶ池で鞍馬方面と別れて、八瀬方面へと向かいます。
出町柳から12分で、終点の八瀬比叡山口に到着しました。
雲が低く垂れ込めた天気で、駅を出る頃には、ポツポツと空から雨粒が落ちてきました。
天気予報では、回復するとなっていたのですが…(-_-;
瑠璃光院へは、叡電の八瀬比叡山口駅から徒歩約5分で山門に着きます。
雨は、傘を差す程でもなく、ひと安心。
山際で静かに佇むかのように、門を構えていました。
書院へ入り、二階へ上がると、座卓の上には写経ができるようにされてありました。
あらかじめ薄い字が印刷されて、簡単に写経できるようになっています。
書院の二階から眺めた、「瑠璃の庭」。
一部のもみじが色付き始めていますが、やはり見頃はもう少し先のようですね;
寧ろ、鮮やかな緑で地を覆う苔の美しさに目を奪われました!
一分の隙もない、苔の密度です。
赤く色付いた葉はもちろん、緑のもみじとも少々異なる色合いを見せていて、繊細な色の違いを楽しむことができました^^
八瀬といえば、日本の蒸し風呂である「かま風呂」でも有名ですが、瑠璃光院には、かま風呂の遺構が残っていて、このように見学ができます。
熱く蒸したかまの中にゴザを敷いて横たわるかま風呂の様子が、再現されていました。
この陶製のものは、頭を載せる枕のようです。
洋の東西を問わず、蒸し風呂は人々の憩いや癒しになっていたのですねぇ。。。
ボイラー加熱…現在でも使われているのでしょうか?
書院の一階からだと、瑠璃の庭はこのような眺めとなります。
苔が一面に広がる様を、心ゆくまで堪能することができます。
もみじが見頃となったら、さぞ美しい光景でしょうね。
山門で拝観料に追加料金を払っておけば、書院一階のこちらにあるお抹茶席で、お抹茶とお菓子をいただきながら瑠璃の庭を眺めることができます。
この日は先の予定もあり、ゆっくりしていられなかったので、お茶菓子はパスするしかありませんでした(TT
昔の人も、色々な哲学や思いを駆使して、名庭を作り上げたのですね。
今日でも、私たちを魅了し続けている、独創的な想像力には感嘆する他ありません!
瑠璃の庭から少し離れたところにある、「臥龍(がりょう)の庭」。
瑠璃の庭と同様に、やはり苔生す、石と水とを組み合わせた庭園です。
その名のとおり、天に昇ろうとする龍を、石と水とで表わしているとのことです。
拝観順路からすると、臥龍の庭へ至る前の風景になりますが、書院一階のお抹茶席がある瑠璃の庭とは反対側(北側)の眺めになります。
正面の建物が、臥龍の庭を眺めることのできる、茶庵「喜鶴亭」で、臥龍の庭の画像も、そこから撮影しました。
喜鶴亭は、元勲・三條實美公の命名によるものだそうです。
喜鶴亭の背後には色付き始めたもみじ、更に北側、大原の方向に連なる山々もまた、秋の色に装いを変え始めています。
確実に季節は進んでいるのですね。
この瑠璃光院もまた、もみじが見頃となる頃には大変な混雑となるのでしょうが、再訪してみたくなったお寺でした。
その時は、お抹茶とお菓子付きで!!
比叡山へ上る前に、麓の京都・八瀬で、12月10日までの期間限定で特別拝観中の、「瑠璃光院」にも足を伸ばしてみました。
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この日の出発は、京都では「三条京阪」と呼ばれている、京阪電車の三条駅。
2つ先の終点・出町柳まで乗車します。
もみじの見頃にはまだ半月程早いですが、秋の週末という、京都にとっては既にかき入れ時のシーズンに突入…大阪方面から満員の乗客を乗せて、出町柳行の特急がホームにすべり込んできました。
出町柳で、八瀬比叡山口行の叡山電車(叡電)に乗り換えます。
左側には、昨秋に乗車した、鞍馬行の電車が停車しています。
鞍馬行では、もちろん昨年の記事と同様の走行を始めています。
洛北は京都市中よりも一足早くもみじが色付き始めていることもあり、鞍馬行も八瀬行も大勢のお客さんたちが乗り込んでいきます。
今回乗車の八瀬比叡山口行の電車は、途中の宝ヶ池で鞍馬方面と別れて、八瀬方面へと向かいます。
出町柳から12分で、終点の八瀬比叡山口に到着しました。
雲が低く垂れ込めた天気で、駅を出る頃には、ポツポツと空から雨粒が落ちてきました。
天気予報では、回復するとなっていたのですが…(-_-;
瑠璃光院へは、叡電の八瀬比叡山口駅から徒歩約5分で山門に着きます。
雨は、傘を差す程でもなく、ひと安心。
山際で静かに佇むかのように、門を構えていました。
書院へ入り、二階へ上がると、座卓の上には写経ができるようにされてありました。
あらかじめ薄い字が印刷されて、簡単に写経できるようになっています。
書院の二階から眺めた、「瑠璃の庭」。
一部のもみじが色付き始めていますが、やはり見頃はもう少し先のようですね;
寧ろ、鮮やかな緑で地を覆う苔の美しさに目を奪われました!
一分の隙もない、苔の密度です。
赤く色付いた葉はもちろん、緑のもみじとも少々異なる色合いを見せていて、繊細な色の違いを楽しむことができました^^
八瀬といえば、日本の蒸し風呂である「かま風呂」でも有名ですが、瑠璃光院には、かま風呂の遺構が残っていて、このように見学ができます。
熱く蒸したかまの中にゴザを敷いて横たわるかま風呂の様子が、再現されていました。
この陶製のものは、頭を載せる枕のようです。
洋の東西を問わず、蒸し風呂は人々の憩いや癒しになっていたのですねぇ。。。
ボイラー加熱…現在でも使われているのでしょうか?
書院の一階からだと、瑠璃の庭はこのような眺めとなります。
苔が一面に広がる様を、心ゆくまで堪能することができます。
もみじが見頃となったら、さぞ美しい光景でしょうね。
山門で拝観料に追加料金を払っておけば、書院一階のこちらにあるお抹茶席で、お抹茶とお菓子をいただきながら瑠璃の庭を眺めることができます。
この日は先の予定もあり、ゆっくりしていられなかったので、お茶菓子はパスするしかありませんでした(TT
昔の人も、色々な哲学や思いを駆使して、名庭を作り上げたのですね。
今日でも、私たちを魅了し続けている、独創的な想像力には感嘆する他ありません!
瑠璃の庭から少し離れたところにある、「臥龍(がりょう)の庭」。
瑠璃の庭と同様に、やはり苔生す、石と水とを組み合わせた庭園です。
その名のとおり、天に昇ろうとする龍を、石と水とで表わしているとのことです。
拝観順路からすると、臥龍の庭へ至る前の風景になりますが、書院一階のお抹茶席がある瑠璃の庭とは反対側(北側)の眺めになります。
正面の建物が、臥龍の庭を眺めることのできる、茶庵「喜鶴亭」で、臥龍の庭の画像も、そこから撮影しました。
喜鶴亭は、元勲・三條實美公の命名によるものだそうです。
喜鶴亭の背後には色付き始めたもみじ、更に北側、大原の方向に連なる山々もまた、秋の色に装いを変え始めています。
確実に季節は進んでいるのですね。
この瑠璃光院もまた、もみじが見頃となる頃には大変な混雑となるのでしょうが、再訪してみたくなったお寺でした。
その時は、お抹茶とお菓子付きで!!
今年は未だにちゃんと観光した事のない嵐山周辺をまわる予定です。
瑠璃光院、入口の階段の苔の緑が綺麗ですね。
岩倉に住んでいる時に近くだったので八瀬周辺の紅葉が有名な小さなお寺に行った事があるのですが(名前の記憶が・・・)あの辺りも小さなお寺などがいくつかあり散策できますよね。
静かに写経すると心入れ替わる気がします!
家に私の腰ぐらいまでの高さの、小さなカエデの木があるのですが、紅葉の時期には、毎年パッとしない色で、そういう種類のカエデなのだろうと思っていました。ところが、今朝ふっと窓の外をみると、燃えるような真っ赤な色をしたカエデが目に飛び込んできました!本当にビックリしましたが嬉しかったです。
嵐山、いいですねぇ…kikiさんのブログで拝見したトロッコ列車もご堪能なさることと思います^^
お寺も自然も極上で、毎年物凄い人出で大混雑なのも頷けます(^^;
瑠璃光院は、kikiさんの仰るとおりで、山門の階段から参道、境内に至るまで、苔生す雰囲気の素敵なお寺で、とても気に入ってしまいました。
八瀬の界隈も、紅葉の素敵な、小さなお寺が散在して、ぶらぶら歩きにもってこいですよね。
瑠璃光院お茶菓子リベンジ拝観、是非再訪しようと決意しましたw
お寺では、大抵その庭園が何かしらの仏教の思想を体現していると思われるので、そのお庭を訪れることで、今日でもより一層日常の雑事を忘れて、その光景により幻想的な魅力を感じるのでしょうね^^
紅葉も、中々色付かないなぁ;、と思っていたら、いつの間にか一気に色付きますよね…寒暖の差の大きさが紅葉の決め手だそうなので、朝目覚めて冷えてきたなと思った頃が見頃と考えて良さそうですね。
我が家の庭にも草の上に苔が生えて困っているのですが、いっそのことこうして全部埋め尽くされたら、美しいし、芝刈りをする必要もなくなりますね。
ノルマンディの名物苔庭を目指して苔退治をするのをやめようかと思ったけれど、こんなに美しい緑の苔で覆われることはまず無いでしょうね。
想像力の欠如で、龍の姿が見えません(涙)
サウナやハマムも良いけれど、日本の蒸し風呂も一度体験してみたい。
芝生も綺麗に見えますが、日本でも雑草の除去には手を焼きます。
苔は目立たずひっそり…なイメージでしたが、タヌ子さんがお困りのところをみると、苔も繁殖力が旺盛なようですね。
ここまで苔生すまでには、君が代の歌詞ではありませんが、相当の期間がかかりそうですね(^^;
臥龍の庭は、私にもどのへんが龍なのか、サッパリでした(爆)
八瀬には、今でもかま風呂を体験できる旅館があるようです。