桂川源流から坂道を100m程上ると、鞍部へと到着、すなわち佐々里峠です。
<<桂川源流探訪 佐々里峠越え-03>
広河原から続いてきた上り坂が終わり、鞍部から先は下り坂が続いていました。
佐々里峠はまた、京都市(左京区)と南丹市(旧美山町)との境界ともなっていて、これまで北上を続けてきた京都市の市域がこの峠で遂に尽き、峠を越えた下り坂からは、南丹市へと入ります。
峠には、お地蔵様が鎮座した石室が、静かに佇んでいました。
<佐々里峠>
記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。
広河原のバス停を発っておよそ1時間…断続的に続いてきた、急勾配の上り坂が、目の前で下り坂へと転じる鞍部へ、到達しました。
この鞍部が、目指してきた佐々里峠(ささりとうげ)です!
峠への到着を目前にして立ち寄った、桂川源流(尾花谷の湧水)からは、僅かに100m程緩やかな坂道を上ると、到着です。
グーグルマップによれば、広河原から佐々里峠までの距離は3.4km、標高506mの広河原と標高738mの佐々里峠との高低差は232mということになります。
日頃かrの運動不足で、体力面が懸念された道中でしたが、どうにか峠まで上り切れて、達成感の悦びに浸っていましたw
地図を見ると、山林に囲まれた深山の中にある印象でしたが、訪れてみると、意外な程緩やかな鞍部となっていて、開放的な雰囲気に満ちた峠でした。
佐々里峠は、京都市左京区と南丹市美山町との市境にもなっていて、峠を通過している京都府道38号線の道路の両側に、両市の標識がそれぞれ、向きを逆にして立っています。
京都市側から上ってくると、左の画像の南丹市の標識が目に入り、一方、南丹市側から上ってくると、右の画像の京都市の標識が出迎えてくれます。
自治体としての規模とは裏腹に、南丹市の標識の方が大きく、市章も入っていたのに対して、京都市の標識は小ぶりで、デザインもいたってシンプル。
アピールする必要性の差、でしょうかね(^^;)
峠の道端には、石室が静かな佇まいで、建っていました。
中々堅固で、立派な石室の中には、正面奥にお地蔵様が鎮座。
峠を通り過ぎる人や車(バイクや自転車を、車よりも多く目にしました)は疎らでしたが、内部も綺麗に掃除されていて、手入れの行き届いていた石室でした。
鞍部の道路上は緩やかな感じでしたが、その路肩からは、急斜面で一気に落ち込んでいる、険しい地形でした;
萌える緑が明るい陽光を反射する、清々しい光景が広がっています。
木々から溢れ出る生命力を、ひしひしと感じることのできた、豊かな森です。
佐々里峠もまた、ハイキングコースの出発ポイントとなっているようで、京都大学の演習林として知られている、芦生(あしう)へと至るコースが、ここから延びています。
峠を取り巻く広大な森も、芦生の原生林へと続いている訳で、緑の濃いのも道理ですね。
私が訪れた9月の初旬、森にはミンミンゼミの合唱が、響き渡っていました。
石室の裏手の斜面が、そのハイキングコースの入口となっている模様。
入山にあたっての注意を促す立看板…遭難多発、ですか;;
標高800mに満たない佐々里峠でも、山の中であることは間違いありません。
私は、登山道へ入る訳ではなく、府道を歩いて峠越えをするだけですが、油断は禁物。
これから峠を下るに際して、改めて気を引き締めます。
芦生の京大演習林へ入林するにあたっての注意書きも、立っていました。
ハイキングコースが芦生に向かっているので、その出発点で注意を喚起しているのでしょう。
事務所の所在地が、まだ南丹市が4町合併によって平成18年に発足する以前のもの(北桑田郡美山町)となっています。
この案内板も、既に10年以上この地に立ち続けているのですね。
電波が、届いていない…;
まさかの、圏外!
(この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)
京都市の果ての、山中深くにいることを、改めて実感した瞬間でした。
この圏外の状態は、この後も、峠道を下りきった佐々里の集落へ到着するまで続きました。
広河原を出発すると、人家は皆無…峠への坂道を上り始めた頃から、既に圏外となっていたのでしょうね。
いよいよ、峠を越え、下り坂へと歩みを進めます!
峠からの最初の下り坂は、比較的緩やか。
鞍部までの道程の険しい、佐々里峠でした。
ガードレールのない路肩から、足元を眺めます…;
路肩からちょっと足を踏み外したら、もの凄い勢いで転げ落ちていきそう…(>_<)
足がすくんだ急な斜面でした。
あまり端を歩かない方が、良さそうです。
この急斜面の遥か下方に、これから進んで行くと思われる、道路の路面が、茂みの間から見えていました。
ズームを効かせて撮影しているので、距離感も圧縮されて写っています。
実際に見た感じでは、この画像よりも遥かに、路面までの距離が長く感じられました。
少し進むうちに、かなりの高低差を下りることになることが分かり、この後の勾配のキツさが思い遣られます。。。
鞍部を通り過ぎて、佐々里峠を今一度、振り返ります。
南丹市側から望む佐々里峠は、京都市側からの眺めとは趣を異として、鬱蒼とした緑のトンネルの下で佇んでいる、といった雰囲気に包まれていました。
京都市の標識に見送られながら、峠の西の麓にある、南丹市美山町の佐々里地区を目指して、佐々里峠を後にします。
<桂川源流探訪 佐々里峠越え-05>>
<<桂川源流探訪 佐々里峠越え-03>
広河原から続いてきた上り坂が終わり、鞍部から先は下り坂が続いていました。
佐々里峠はまた、京都市(左京区)と南丹市(旧美山町)との境界ともなっていて、これまで北上を続けてきた京都市の市域がこの峠で遂に尽き、峠を越えた下り坂からは、南丹市へと入ります。
峠には、お地蔵様が鎮座した石室が、静かに佇んでいました。
<佐々里峠>
記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。
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広河原のバス停を発っておよそ1時間…断続的に続いてきた、急勾配の上り坂が、目の前で下り坂へと転じる鞍部へ、到達しました。
この鞍部が、目指してきた佐々里峠(ささりとうげ)です!
峠への到着を目前にして立ち寄った、桂川源流(尾花谷の湧水)からは、僅かに100m程緩やかな坂道を上ると、到着です。
グーグルマップによれば、広河原から佐々里峠までの距離は3.4km、標高506mの広河原と標高738mの佐々里峠との高低差は232mということになります。
日頃かrの運動不足で、体力面が懸念された道中でしたが、どうにか峠まで上り切れて、達成感の悦びに浸っていましたw
地図を見ると、山林に囲まれた深山の中にある印象でしたが、訪れてみると、意外な程緩やかな鞍部となっていて、開放的な雰囲気に満ちた峠でした。
佐々里峠は、京都市左京区と南丹市美山町との市境にもなっていて、峠を通過している京都府道38号線の道路の両側に、両市の標識がそれぞれ、向きを逆にして立っています。
京都市側から上ってくると、左の画像の南丹市の標識が目に入り、一方、南丹市側から上ってくると、右の画像の京都市の標識が出迎えてくれます。
自治体としての規模とは裏腹に、南丹市の標識の方が大きく、市章も入っていたのに対して、京都市の標識は小ぶりで、デザインもいたってシンプル。
アピールする必要性の差、でしょうかね(^^;)
峠の道端には、石室が静かな佇まいで、建っていました。
中々堅固で、立派な石室の中には、正面奥にお地蔵様が鎮座。
峠を通り過ぎる人や車(バイクや自転車を、車よりも多く目にしました)は疎らでしたが、内部も綺麗に掃除されていて、手入れの行き届いていた石室でした。
鞍部の道路上は緩やかな感じでしたが、その路肩からは、急斜面で一気に落ち込んでいる、険しい地形でした;
萌える緑が明るい陽光を反射する、清々しい光景が広がっています。
木々から溢れ出る生命力を、ひしひしと感じることのできた、豊かな森です。
佐々里峠もまた、ハイキングコースの出発ポイントとなっているようで、京都大学の演習林として知られている、芦生(あしう)へと至るコースが、ここから延びています。
峠を取り巻く広大な森も、芦生の原生林へと続いている訳で、緑の濃いのも道理ですね。
私が訪れた9月の初旬、森にはミンミンゼミの合唱が、響き渡っていました。
石室の裏手の斜面が、そのハイキングコースの入口となっている模様。
入山にあたっての注意を促す立看板…遭難多発、ですか;;
標高800mに満たない佐々里峠でも、山の中であることは間違いありません。
私は、登山道へ入る訳ではなく、府道を歩いて峠越えをするだけですが、油断は禁物。
これから峠を下るに際して、改めて気を引き締めます。
芦生の京大演習林へ入林するにあたっての注意書きも、立っていました。
ハイキングコースが芦生に向かっているので、その出発点で注意を喚起しているのでしょう。
事務所の所在地が、まだ南丹市が4町合併によって平成18年に発足する以前のもの(北桑田郡美山町)となっています。
この案内板も、既に10年以上この地に立ち続けているのですね。
電波が、届いていない…;
まさかの、圏外!
(この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)
京都市の果ての、山中深くにいることを、改めて実感した瞬間でした。
この圏外の状態は、この後も、峠道を下りきった佐々里の集落へ到着するまで続きました。
広河原を出発すると、人家は皆無…峠への坂道を上り始めた頃から、既に圏外となっていたのでしょうね。
いよいよ、峠を越え、下り坂へと歩みを進めます!
峠からの最初の下り坂は、比較的緩やか。
鞍部までの道程の険しい、佐々里峠でした。
ガードレールのない路肩から、足元を眺めます…;
路肩からちょっと足を踏み外したら、もの凄い勢いで転げ落ちていきそう…(>_<)
足がすくんだ急な斜面でした。
あまり端を歩かない方が、良さそうです。
この急斜面の遥か下方に、これから進んで行くと思われる、道路の路面が、茂みの間から見えていました。
ズームを効かせて撮影しているので、距離感も圧縮されて写っています。
実際に見た感じでは、この画像よりも遥かに、路面までの距離が長く感じられました。
少し進むうちに、かなりの高低差を下りることになることが分かり、この後の勾配のキツさが思い遣られます。。。
鞍部を通り過ぎて、佐々里峠を今一度、振り返ります。
南丹市側から望む佐々里峠は、京都市側からの眺めとは趣を異として、鬱蒼とした緑のトンネルの下で佇んでいる、といった雰囲気に包まれていました。
京都市の標識に見送られながら、峠の西の麓にある、南丹市美山町の佐々里地区を目指して、佐々里峠を後にします。
<桂川源流探訪 佐々里峠越え-05>>
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