少し早い時期に巡った平成25年(2013年)の京都の紅葉巡り、締め括りは、山科の毘沙門堂を訪れました。
毘沙門堂も、ちょうどこの記事をアップした頃に見頃を迎えているようで、私が訪ねた約1週間前は、ようやく木々が色付き始めた状態でした。
見頃の前の、緑から紅への色の移ろいゆくグラデーションの妙を堪能した、とても美しい参道に感動を覚えた毘沙門堂でした。
<毘沙門堂>
<山科駅→毘沙門堂>
この日のお昼は、宇治から移動してきた山科で、えび天そばをいただきました(^o,^)
宇治から京都行のJR奈良線に乗車、途中の六地蔵で京都市営地下鉄の東西線に乗り換え、宇治から30分強で山科へ到着しました。
山科へ到着した時には、既に14時を回っていて、少し遅めの昼食となりました。
地下鉄の山科駅から地上へ上がって、JR山科駅の改札口のすぐ横にある、「麺家 山科店」でササッといただきます。
空きっ腹に、鰹出汁のつゆとそばの風味が、優しく染み込みます♪
お腹を満たしてから、この日最後の目的地へと、再び歩き始めます。
山科駅から北の方向へ向かい、住宅地の背後に控えている山が近付いてきます。
途中で、琵琶湖から京都へ通じる水路である、疎水を跨ぎます。
午後の日射しを浴びて、疎水はゆったりと京都へ向かって流れていました。
山科駅から歩くこと約15分、毘沙門堂へ到着しました。
毘沙門堂は、比叡山に延暦寺を開いた伝教大師(最澄)自刻の毘沙門天をご本尊に祀っている、大宝3年(703年)創建の天台宗の古刹で、寛文5年(1665年)にそれまでの所在地であった京都市中から山科のこの地に再建されました。
「門跡」とあるように寺格も高く、由緒のあるお寺です。
本堂への表門である、仁王門へ至る参道の石段。
石段は、途中から傾斜がきつくなっています;
仁王門に掛かる、巨大な赤提灯。
修復成って、再建当時の鮮やかな朱の佇まいが復活しました。
秘仏である毘沙門天をお祀りしている、毘沙門堂の本堂。
仁王門と同様に、再建当時の色彩が蘇った朱が日光に映えて、より鮮やかな輝きを放っています。
仁王門から見下ろした参道です。
ただこうして眺めているだけでも、結構スリリングな急傾斜です;
東福寺から宇治を経てここ山科へと移動してきて、かなり疲労もしてきたせいもあって、この後山科駅へと引き返してしまい、仁王門とは別にある勅使門へと至る、敷きモミジで名高い参道をすっかり見落としてしまったことに気付いたのは、帰宅後のことでした(爆)
…という訳で、私用で有休を取ってあった2日後の月曜日に、再度毘沙門堂を訪れました!
錯覚か願望であったのかもしれませんが、2日前の土曜日よりは紅葉が進んだような気がしました(^^;)
門跡碑の直上での、緑、黄、紅の色彩が重なり合って日射に透ける光景の素晴らしさには、思わず歩を止めて、しばらくの間見上げ続けていました!
鮮やかな天然のグラデーション…全く見事としか言いようがありません。
2日前にウッカリ足を伸ばし損ねた、勅使門への参道。
頭上を覆うように枝を伸ばしている、参道脇に生える紅葉の巨木はようやく色付く兆しを見せ始めた、といったところ。
訪れる人も疎らな、午後のひと時でした。
見頃を迎える頃には、頭上の紅葉と足許の敷きモミジの両方で、一面の朱に彩られるという、勅使門への参道。
正面に見える勅使門の手前に生える木が一足お先に色付いて、訪れた人の足を止めていました。
この参道を直進した突き当たりに、聳えるように建っている勅使門。
その名のとおり、天皇陛下の行幸や勅使の代参等の大事にのみ開かれる門です。
一般の参拝者は、勅使門のすぐ隣にある、この門から境内へ入ります。
この日も天候に恵まれた、絶好の散策日和でした♪
本堂側から見た仁王門。
鮮やかな朱色が、目を引きます。
2日前に上り下りした、仁王門への参道。
急な傾斜で、石段中央に設けられた手摺りは、多くの人が重宝しているようでした。
この日はこちらの参道からは下りずに、再び勅使門の方へと引き返します。
勅使門まで戻り、勅使門から参道を眺めます。
午後の日射しを浴びる角度によって、緑の葉の色も、明暗による濃淡や黄色掛かったりして、これまた微妙なグラデーションを披露する紅い葉と重なり合い、参道直上の空間を二分している、まるで綺麗な絵のような光景でした!
門の外側の風景まで、このように美しく見渡せるとは、流石に勅使門ですね。
錦に輝くモミジのトンネルを往く人影のアクセントで情感を増した風景が、より美しさを増して目に映ります!
様々な色の重なり合う眺めの美しさに、すっかり魅了されてしまいました^^
先程境内へと入っていった門も、離れて見上げれば、落ち着いた風情の心地良さを感じることができる佇まいです。
空に散りばめられたような、数多くのモミジの葉が印象的な眺めでした。
ゆっくりと、両側で色付き始めた木々を見上げながら、参道を下っていきます。
緑から深紅へと移ろいゆく中間色といった感じの、橙や黄緑の、淡くて柔らかなグラデーションのような色合いも、鮮やかな紅の色彩に劣らず幻想的で美しいものでした。
上品な風情をたっぷりと楽しんだこの参道に、そろそろ別れを告げます。
見頃にはまだ(1週間程)早く、参道の敷きモミジも当然に見ることはできませんでしたが、徐々に色付く過程にあって、各々異なるペースで葉の色を変えつつある木々の重なり合った、錦模様の美しさを、ここ毘沙門堂でも存分に実感することができました。
見頃を迎えた紅葉が素晴らしいのは当然のこと。
少し早い時期の、見頃へ向かって美しさを増しつつある、色彩豊かな風景を愛でる楽しさを見つけることができた、平成25年(2013年)秋の京都の紅葉巡りでした。
毘沙門堂も、ちょうどこの記事をアップした頃に見頃を迎えているようで、私が訪ねた約1週間前は、ようやく木々が色付き始めた状態でした。
見頃の前の、緑から紅への色の移ろいゆくグラデーションの妙を堪能した、とても美しい参道に感動を覚えた毘沙門堂でした。
<毘沙門堂>
<山科駅→毘沙門堂>
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この日のお昼は、宇治から移動してきた山科で、えび天そばをいただきました(^o,^)
宇治から京都行のJR奈良線に乗車、途中の六地蔵で京都市営地下鉄の東西線に乗り換え、宇治から30分強で山科へ到着しました。
山科へ到着した時には、既に14時を回っていて、少し遅めの昼食となりました。
地下鉄の山科駅から地上へ上がって、JR山科駅の改札口のすぐ横にある、「麺家 山科店」でササッといただきます。
空きっ腹に、鰹出汁のつゆとそばの風味が、優しく染み込みます♪
お腹を満たしてから、この日最後の目的地へと、再び歩き始めます。
山科駅から北の方向へ向かい、住宅地の背後に控えている山が近付いてきます。
途中で、琵琶湖から京都へ通じる水路である、疎水を跨ぎます。
午後の日射しを浴びて、疎水はゆったりと京都へ向かって流れていました。
山科駅から歩くこと約15分、毘沙門堂へ到着しました。
毘沙門堂は、比叡山に延暦寺を開いた伝教大師(最澄)自刻の毘沙門天をご本尊に祀っている、大宝3年(703年)創建の天台宗の古刹で、寛文5年(1665年)にそれまでの所在地であった京都市中から山科のこの地に再建されました。
「門跡」とあるように寺格も高く、由緒のあるお寺です。
本堂への表門である、仁王門へ至る参道の石段。
石段は、途中から傾斜がきつくなっています;
仁王門に掛かる、巨大な赤提灯。
修復成って、再建当時の鮮やかな朱の佇まいが復活しました。
秘仏である毘沙門天をお祀りしている、毘沙門堂の本堂。
仁王門と同様に、再建当時の色彩が蘇った朱が日光に映えて、より鮮やかな輝きを放っています。
仁王門から見下ろした参道です。
ただこうして眺めているだけでも、結構スリリングな急傾斜です;
東福寺から宇治を経てここ山科へと移動してきて、かなり疲労もしてきたせいもあって、この後山科駅へと引き返してしまい、仁王門とは別にある勅使門へと至る、敷きモミジで名高い参道をすっかり見落としてしまったことに気付いたのは、帰宅後のことでした(爆)
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…という訳で、私用で有休を取ってあった2日後の月曜日に、再度毘沙門堂を訪れました!
錯覚か願望であったのかもしれませんが、2日前の土曜日よりは紅葉が進んだような気がしました(^^;)
門跡碑の直上での、緑、黄、紅の色彩が重なり合って日射に透ける光景の素晴らしさには、思わず歩を止めて、しばらくの間見上げ続けていました!
鮮やかな天然のグラデーション…全く見事としか言いようがありません。
2日前にウッカリ足を伸ばし損ねた、勅使門への参道。
頭上を覆うように枝を伸ばしている、参道脇に生える紅葉の巨木はようやく色付く兆しを見せ始めた、といったところ。
訪れる人も疎らな、午後のひと時でした。
見頃を迎える頃には、頭上の紅葉と足許の敷きモミジの両方で、一面の朱に彩られるという、勅使門への参道。
正面に見える勅使門の手前に生える木が一足お先に色付いて、訪れた人の足を止めていました。
この参道を直進した突き当たりに、聳えるように建っている勅使門。
その名のとおり、天皇陛下の行幸や勅使の代参等の大事にのみ開かれる門です。
一般の参拝者は、勅使門のすぐ隣にある、この門から境内へ入ります。
この日も天候に恵まれた、絶好の散策日和でした♪
本堂側から見た仁王門。
鮮やかな朱色が、目を引きます。
2日前に上り下りした、仁王門への参道。
急な傾斜で、石段中央に設けられた手摺りは、多くの人が重宝しているようでした。
この日はこちらの参道からは下りずに、再び勅使門の方へと引き返します。
勅使門まで戻り、勅使門から参道を眺めます。
午後の日射しを浴びる角度によって、緑の葉の色も、明暗による濃淡や黄色掛かったりして、これまた微妙なグラデーションを披露する紅い葉と重なり合い、参道直上の空間を二分している、まるで綺麗な絵のような光景でした!
門の外側の風景まで、このように美しく見渡せるとは、流石に勅使門ですね。
錦に輝くモミジのトンネルを往く人影のアクセントで情感を増した風景が、より美しさを増して目に映ります!
様々な色の重なり合う眺めの美しさに、すっかり魅了されてしまいました^^
先程境内へと入っていった門も、離れて見上げれば、落ち着いた風情の心地良さを感じることができる佇まいです。
空に散りばめられたような、数多くのモミジの葉が印象的な眺めでした。
ゆっくりと、両側で色付き始めた木々を見上げながら、参道を下っていきます。
緑から深紅へと移ろいゆく中間色といった感じの、橙や黄緑の、淡くて柔らかなグラデーションのような色合いも、鮮やかな紅の色彩に劣らず幻想的で美しいものでした。
上品な風情をたっぷりと楽しんだこの参道に、そろそろ別れを告げます。
見頃にはまだ(1週間程)早く、参道の敷きモミジも当然に見ることはできませんでしたが、徐々に色付く過程にあって、各々異なるペースで葉の色を変えつつある木々の重なり合った、錦模様の美しさを、ここ毘沙門堂でも存分に実感することができました。
見頃を迎えた紅葉が素晴らしいのは当然のこと。
少し早い時期の、見頃へ向かって美しさを増しつつある、色彩豊かな風景を愛でる楽しさを見つけることができた、平成25年(2013年)秋の京都の紅葉巡りでした。
えび天の尾が立派ですね、おつゆも透明感があり関西風でお美味しそうです。
要は、時期をずらして両方の眺めを楽しめ、ということなのでしょうね。
衣の中のエビも充分大きく、出汁の利いたつゆも最後の一滴までシッカリいただきました^^
このお店は立ち食いではありませんが、駅そば、美味しいですよね!