五所川原で、JR五能線から津軽鉄道へ乗り換えて、津軽半島を北上します。
<<北を目指す旅-16>
ラッキーなことに、乗車する列車には、この日まで沿線で開催されているイベントとの絡みで、冬期には「ストーブ列車」に仕立てられるレトロな客車が充てられていました!
図らずも、昭和の郷愁たっぷりの、レトロなプチ汽車旅体験が始まります♪
<津軽鉄道線>
JR東日本が運行する五能線の、五所川原駅。
東能代から4時間超、この日の出発地である秋田からでは実に5時間超を掛けて、到着しました!
駅舎は平屋建てながら、青森県西部となる津軽地方の主要都市の一つ、五所川原の表玄関に相応しい風格を纏っています。
JR五所川原駅の北側に建つ、これから乗車する津軽鉄道の本社屋。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
シンプルですが趣のある意匠の、レトロな社屋。
じっと眺める程に、ジワジワと味わい深さを感じる建物です。
津軽鉄道本社と、JR五所川原駅とに挟まれる位置にある、津軽鉄道の津軽五所川原駅。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
駅名標の上に据付けられた、真新しい緑の看板の文句がピッタリな、素敵な雰囲気^^
早速駅舎の中へ、入ってみましょう!
駅舎の中へ足を踏み入れると、そこは「昭和」の懐かしい風景が息づいていました。
年月を感じさせる、使い込まれた感たっぷりな内装、煙突付きのストーブ…本当に時間が何十年か巻き戻ったような錯覚に囚われました。
一つ一つに座布団が置かれた待合いの椅子の、奥ゆかしい素朴な心遣いが、穏やかな安らぎの気分で寛がせてくれます。
改札口の上に掲げられていた時刻表は、何と漢数字の縦書き!!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
平成28年(2016年)5月現在、1日14便が五所川原から津軽中里まで、運行されています。
時刻表を囲む、イベント列車の宣伝のフォントにも、昭和を感じますね。
出札窓口も、昔懐かしいスタイルですね。
何だか、ワクワクしてしまいますw
自動券売機は、設置されていません。
窓口の上に飾られているのは、津軽凧です。
凧に描かれているのは、「ねぷた」の山車の顔のようですね。
五所川原も、「ねぷた」の街。
毎年8月に、「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)」の祭りが開催されます。
ここ津軽五所川原で切符を購入すると、発行される切符は、これまた懐かしの硬券です!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
この硬さと厚みが、堪りません^^
そして、もちろん入鋏も、きちんとしてくれます。
この、伝統的なスタイルを徹底して貫くのも、津軽鉄道の旅の魅力ですね。
記念にもう一枚購入したら、このような手作り感溢れる切符入れに入れてくださいました。
本当に心憎いばかりの、温かなもてなしぶりに、すっかり感服。
この、某製薬会社の緑のカエルも、久々に見ましたw
津軽五所川原の待合いは、目に入るものが、悉くノスタルジーを掻き立ててくれますね♪
懐かしさの余りテンションが上がりっぱなしで、心の中で歓声を上げているうちに、12時18分発の列車の出発時刻が近付き、改札が開始され、私もホームへ。
津軽鉄道線ののりばは、既に沢山の人が列車を待っていました。
「歓迎」のフォントにも、津軽を感じますw
私が五所川原まで乗車してきた、東能代発の普通列車は五所川原11時33分着で、乗り換え時間は45分。
この列車の後続で、秋田8時20分発の「リゾートしらかみ1号」が、五所川原に12時11分に到着で、津軽鉄道線には7分の接続なので、この乗り換え客の方々と思われます。
7分の乗り換え時間では、何かと慌ただしそうだし、津軽五所川原でのレトロ体験も無理なので、「リゾートしらかみ1号」より2時間以上早い秋田出発(6時16分発)を強いられ東能代での乗り換えも必要となる、普通列車を利用しました。
12時18分発の列車が、入線してきました。
てっきり、ディーゼルカーとばかり思っていたのですが…。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
古風な雰囲気漂うホームに相応しい、古風な客車がディーゼル機関車に押されてホームへと入ってきたのには、ビックリ!
客車の屋根に、煙突が見えているのがお分かりでしょうか。
この客車、冬には津鉄(つてつ/「津軽鉄道」の略称)名物である、「ストーブ列車」に使用される、車内にダルマストーブを備えた車両なのです。
このホームだけを周囲から切り取ったら、完全にここも昭和の風景と化していますね!
レトロな客車の2両編成(オハ46+オハフ33)でしたが、前の客車は客扱いなしで、後ろの客車(オハフ33)へ乗車するよう、乗客は誘導されていました。
こちらは、閉鎖されていたオハ46の方。
この日まで沿線にある県立芦野公園で開催されていた「さくらまつり」の期間中、12時18分発の列車には、通常のディーゼルカーではなく、この客車仕立てで運行されていたようです。
津軽鉄道の公式HP等ではアナウンスされていたようですが、そこまでリサーチが及ばず、嬉しいサプライズとなりました(^o^)
車内へ入ると、昭和の濃度もまた、急激に上昇w
摩耗や色褪せの按配も素晴らしい、木材をふんだんにあしらった内装の車内…!!
このような車両が未だに現役という奇跡に巡り会えた幸運の喜びをジックリと噛みしめながら、座席に腰掛けます。
程なく出発時刻の12時18分となったようで、列車は静かに動き始め、津軽五所川原を後にしました。
<北を目指す旅-18>>
<<北を目指す旅-16>
ラッキーなことに、乗車する列車には、この日まで沿線で開催されているイベントとの絡みで、冬期には「ストーブ列車」に仕立てられるレトロな客車が充てられていました!
図らずも、昭和の郷愁たっぷりの、レトロなプチ汽車旅体験が始まります♪
<津軽鉄道線>
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JR東日本が運行する五能線の、五所川原駅。
東能代から4時間超、この日の出発地である秋田からでは実に5時間超を掛けて、到着しました!
駅舎は平屋建てながら、青森県西部となる津軽地方の主要都市の一つ、五所川原の表玄関に相応しい風格を纏っています。
JR五所川原駅の北側に建つ、これから乗車する津軽鉄道の本社屋。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
シンプルですが趣のある意匠の、レトロな社屋。
じっと眺める程に、ジワジワと味わい深さを感じる建物です。
津軽鉄道本社と、JR五所川原駅とに挟まれる位置にある、津軽鉄道の津軽五所川原駅。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
駅名標の上に据付けられた、真新しい緑の看板の文句がピッタリな、素敵な雰囲気^^
早速駅舎の中へ、入ってみましょう!
駅舎の中へ足を踏み入れると、そこは「昭和」の懐かしい風景が息づいていました。
年月を感じさせる、使い込まれた感たっぷりな内装、煙突付きのストーブ…本当に時間が何十年か巻き戻ったような錯覚に囚われました。
一つ一つに座布団が置かれた待合いの椅子の、奥ゆかしい素朴な心遣いが、穏やかな安らぎの気分で寛がせてくれます。
改札口の上に掲げられていた時刻表は、何と漢数字の縦書き!!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
平成28年(2016年)5月現在、1日14便が五所川原から津軽中里まで、運行されています。
時刻表を囲む、イベント列車の宣伝のフォントにも、昭和を感じますね。
出札窓口も、昔懐かしいスタイルですね。
何だか、ワクワクしてしまいますw
自動券売機は、設置されていません。
窓口の上に飾られているのは、津軽凧です。
凧に描かれているのは、「ねぷた」の山車の顔のようですね。
五所川原も、「ねぷた」の街。
毎年8月に、「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)」の祭りが開催されます。
ここ津軽五所川原で切符を購入すると、発行される切符は、これまた懐かしの硬券です!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
この硬さと厚みが、堪りません^^
そして、もちろん入鋏も、きちんとしてくれます。
この、伝統的なスタイルを徹底して貫くのも、津軽鉄道の旅の魅力ですね。
記念にもう一枚購入したら、このような手作り感溢れる切符入れに入れてくださいました。
本当に心憎いばかりの、温かなもてなしぶりに、すっかり感服。
この、某製薬会社の緑のカエルも、久々に見ましたw
津軽五所川原の待合いは、目に入るものが、悉くノスタルジーを掻き立ててくれますね♪
懐かしさの余りテンションが上がりっぱなしで、心の中で歓声を上げているうちに、12時18分発の列車の出発時刻が近付き、改札が開始され、私もホームへ。
津軽鉄道線ののりばは、既に沢山の人が列車を待っていました。
「歓迎」のフォントにも、津軽を感じますw
私が五所川原まで乗車してきた、東能代発の普通列車は五所川原11時33分着で、乗り換え時間は45分。
この列車の後続で、秋田8時20分発の「リゾートしらかみ1号」が、五所川原に12時11分に到着で、津軽鉄道線には7分の接続なので、この乗り換え客の方々と思われます。
7分の乗り換え時間では、何かと慌ただしそうだし、津軽五所川原でのレトロ体験も無理なので、「リゾートしらかみ1号」より2時間以上早い秋田出発(6時16分発)を強いられ東能代での乗り換えも必要となる、普通列車を利用しました。
12時18分発の列車が、入線してきました。
てっきり、ディーゼルカーとばかり思っていたのですが…。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
古風な雰囲気漂うホームに相応しい、古風な客車がディーゼル機関車に押されてホームへと入ってきたのには、ビックリ!
客車の屋根に、煙突が見えているのがお分かりでしょうか。
この客車、冬には津鉄(つてつ/「津軽鉄道」の略称)名物である、「ストーブ列車」に使用される、車内にダルマストーブを備えた車両なのです。
このホームだけを周囲から切り取ったら、完全にここも昭和の風景と化していますね!
レトロな客車の2両編成(オハ46+オハフ33)でしたが、前の客車は客扱いなしで、後ろの客車(オハフ33)へ乗車するよう、乗客は誘導されていました。
こちらは、閉鎖されていたオハ46の方。
この日まで沿線にある県立芦野公園で開催されていた「さくらまつり」の期間中、12時18分発の列車には、通常のディーゼルカーではなく、この客車仕立てで運行されていたようです。
津軽鉄道の公式HP等ではアナウンスされていたようですが、そこまでリサーチが及ばず、嬉しいサプライズとなりました(^o^)
車内へ入ると、昭和の濃度もまた、急激に上昇w
摩耗や色褪せの按配も素晴らしい、木材をふんだんにあしらった内装の車内…!!
このような車両が未だに現役という奇跡に巡り会えた幸運の喜びをジックリと噛みしめながら、座席に腰掛けます。
程なく出発時刻の12時18分となったようで、列車は静かに動き始め、津軽五所川原を後にしました。
<北を目指す旅-18>>
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