時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

近大マグロを食す夕べ

2014-02-08 13:28:59 | 近畿/日本
 旧正月の初詣に伏見稲荷へお参りしたその足で大阪へ赴き、世界初の完全養殖に成功したことで話題となった、「近大マグロ」を食してきました。

 大阪に到着して用事を済ませると、19時過ぎの夕食タイムに差し掛かっていて、たまたま「近大マグロ」を供するお店の近くにいたことから、話のネタにもなるし、売り切れ覚悟でお店へ向かったところ、行列がそれ程長くない!
 「これはいけるかも(@_@)」と、行列に並んで待つこと約20分…運良くカウンター席に案内されました♪

 <近大マグロ>

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 その名もズバリ、「近畿大学水産研究所」。
 左の小さな文字では、「近大卒の魚と紀州の恵み」とあります^^

 「近大マグロ」は、世界で初めて達成した、クロマグロの人工飼育の環境での「採卵→人工孵化→成魚化→採卵→人工孵化→…」という完全養殖のサイクルの中で育った養殖クロマグロであり、こちらはその「近大マグロ」をいただくことができるお店として、近畿大学(近大)のベンチャー企業によって運営されています。

 平成25年(2013年)4月に、大阪・梅田にあるJR大阪駅のすぐ北にある「グランフロント大阪」内にオープン、同年12月には、東京・銀座にも出店しています。



 長蛇の行列を覚悟していましたが、たまたまタイミングが良かったのか、20分程並んだ後にカウンター席に座ることができました^^

 「近大マグロ」の生簀がある和歌山県のお酒や食べ物のメニューも豊富に揃っています。

 着席してふとお店の外の行列を見ると、私が並んでいた頃よりも長くなっていました;
 それから10分位経ったでしょうか、材料がなくなったらしく、その時並んでいた人で受付終了となりました。
 私も、かなり際どいタイミングであったのですね。。。



 まずは飲み物から、ということで、「鶴梅 完熟梅酒」を注文。
 コクのある甘さが口に快い、美味しい梅酒です♪

 梅酒の食欲増進効果も手伝って?!、私の胃腸も「近大マグロ」を受け入れる態勢が万端整いましたw
 あとは、注文を待つのみ(^г^)



 最初は、当然ながらお通しです。

 ブリのマリネ。
 マリネされて、とても上品な食感と風味のブリでした。

 近大の水産研究所は、クロマグロの他にも、ブリ、タイ、ヒラメ等、数多くの魚の養殖を行なっていて、これらの卒業生?達を使った料理がメニューを彩っていました。



 続いて、主役の登場です!!
 「近大マグロ三昧お造り盛り合わせ」、この日の数量限定メニューで、訊いたらまだあるとのことで、頼んでみました。

 大トロ、中トロ、赤身が3貫ずつ贅沢に盛られた、「近大マグロ尽し」。
 お目当ての「近大マグロ」を、ゴージャスな気分でジックリと味わうことにします♪



 まるで高級和牛の如く、きめ細かにサシの入った、大トロです!
 この脂身が口の中で蕩け、甘味のある濃厚なコクを「これでもか!」という位に堪能しました^^

 1貫の大きさもかなり大きく、1人で3貫はかなりの食べ応え…この上なく贅沢で幸せな気分になりました。



 目を凝らすと、とても微細なサシの入っているのが分かる、中トロ。
 照明に照らされた身が、透き通っているような美しさです!

 大トロとはまた違った食感の柔らかな感触の虜でした!!
 円やかなサシと、風味豊かな赤身とのバランスが素晴らしくて、美味しい~(^г^)

 個人的には、中トロが一番好きな部位です^^



 「真紅」という表現がピッタリな赤身のしっかりした味わいも、トロに引けをとりません♪

 「海のダイヤ」とも呼ばれるクロマグロ。
 その二つ名に相応しく、眺めているだけでもその美しさに惚れ惚れしてしまい、美味しさが伝わってくるようですw

 「近大マグロ三昧」、存分に味わい倒しました!



 最大のお目当ては「近大マグロ」でしたが、他の魚のメニューも試してみました。

 「鰤大根ステーキ」を注文、鉄板の上で照り焼き状になったブリが、香ばしい香りを立ててきます(^г^)
 脂の乗ったブリは絶品の美味しさで、香りでより引き立てられた風味が堪りませんでした。

 ブリのエキスがしっかり染み込んだ大根の柔らかさもパーフェクト!!
 アツアツを美味しくいただきました(^o、^)



 少しご飯ものが欲しくなり、〆にと頼んだのが、「めはり寿司」。

 和歌山県の郷土食で、高菜でご飯を巻いています。

 高菜が中々噛み切れなくて、四苦八苦;
 何か具が入っていましたが、確認するのも忘れて食べるのに必死でしたw

 もう1つあったのですが、撮影を忘れて食べてしまいました(^^;)



 「近大マグロ三昧お造り盛り合わせ」に添えられていた、「卒業証書」。

 文言にあるように、立派に成長した「近大卒」の魚達に大いに満足させてもらった、「近大水産研究所」さんの食卓でした!

 アリガトー。
 ごちそうさまでした^^

 たまには奮発して、リッチな気分で吟味された話題の食材に舌鼓を打つのもいいものですね♪
 首尾良く「近大マグロ」をいただけたのは、旧正月の初詣にと、この日お参りした伏見稲荷の御利益であったのでしょうかねw
 お腹も程良く満たされて、上々の気分で家路に就いたのでありました。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タヌ子)
2014-02-09 04:53:40
最初の画像を見た途端、ページを閉めようかと思いました(笑)
昔は大トロが好きだったけれど、今は中トロが一番美味しいと思うようになりました。
冷凍じゃないから赤身も水っぽくなくて美味しそうですね。
養殖クロマグロが順調に市場に出回るようになったら、こちらでももう少し気軽にマグロが食べられるようになるかしら?
フランスに養殖技術を教えるために、通訳として活躍したい!
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Unknown (プー太郎)
2014-02-09 17:57:23
昨日、最初の画像を拝見して本当にページを閉めてしまいました(笑)
山葵の隣にある赤いものは何でしょうか?
胡瓜も綺麗にカットされていますね。お肉でも脂身が好きなので大トロが一番好きかもしれません。日本に住んでいたら今以上に体重増加の可能性大ありなので美味しい物がないイギリスに住んでいて良かった!(かなり無理がありますね、、、)
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タヌ子さん。 (taろう)
2014-02-10 00:20:30
ページを閉じずにお読みくださり、ありがとうございましたw
大トロ、私には脂身がちと多いように感じられて、たくさんの量を受け付けられません(T-T)
私も中トロが一番好きです。
赤みもスッと滑らかな噛み応えで、久々のマグロ尽しを存分に堪能でき、珍しく行列してでもいただいてみた甲斐がありました!
クロマグロの完全養殖が軌道に乗れば、安定的な供給が可能になって、少なくとも今以上に値段が暴騰することはなくなって欲しいところです。
まだ投資の回収なのか少々値は張りますが、今後の動向が気になります。
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プー太郎さん。 (taろう)
2014-02-10 00:36:15
再びお戻りになって、記事をお読みくださり、ありがとうございましたw
山葵の隣は「紫芽(むらめ)」という芽紫蘇で、赤紫蘇の双葉に本葉が出たばかりのものだそうです。
お造りのツマによく出されていて、お造りや山葵と一緒にいただくと美味しいですよ^^
脂身は旨みに欠かせないですが、私のヤワな胃腸が多くを受け付けてくれず、いつも悔しい思いをしています;
日本人はサシの入った霜降り肉が大好物ですよね…確かに美味しいですが、あの脂身の量を目の当たりにすると、年齢的にも流石にモリモリ食べるのは躊躇してしまいます(^^;)
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Unknown (kiki)
2014-02-12 19:02:29
近大のマグロの養殖、話には聞いた事ありましたが、それを頂けるお店まで出来たのですね!
大トロの脂具合が素晴らしい☆中トロ、赤身と食べ比べができる3種盛りを私も食べてみたい♪
マグロもですが高菜で巻いたご飯、こちらも私の好みです^^ほんのり塩味するのかな??見るからに美味しそうです♪

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kikiさん。 (taろう)
2014-02-12 20:27:14
昨年グランフロント大阪のオープンと同時に開店していたこちらのお店、行きたいとの念願がようやく叶いました!
世界初の完全養殖クロマグロという話題性に加えて、お味の方も、文句なしの素晴らしさでしたよ^^
この「近大マグロ三昧」は日替わりメニューのような位置付けで、この日に立ち寄れて幸運でした♪
「めはり寿司」、高菜がこんなに手強いとは思いもよりませんでしたがw、ご推察のとおり仄かな塩味で美味しくいただけました。
和歌山のお酒が充実しているのも、このお店の魅力です。
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