時には、旅の日常

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2015 バスク・バルセロナ紀行-18~サン・セバスチャン 駆け足酒抜きバル巡り

2016-05-03 04:26:00 | スペイン
 サン・セバスチャンで迎えた少々遅い目のお昼時、バルでの昼食に赴きます。

 <<2015 バスク・バルセロナ紀行-17>

 この日の夕方までにビルバオへと戻り、レンタカーを返却しなければならないという、時間との闘いの中、あまりあくせくともしたくないなぁ…と、マイペースで3軒のバルを訪れました。

 それぞれのバルの、個性的なピンチョスを堪能した、サン・セバスチャンでのランチタイムでした。
 食後に、レンタカーを運転してビルバオへと戻る必要があったため、アルコールがNGであったのが返す返すも残念でしたが、美味しいピンチョスに舌鼓を打ち、サン・セバスチャン滞在のいい思い出となりました。

 <ドノスティア/サン・セバスチャン>(San Sebastian Tourism Official Site)


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 時刻は13:30へと近付きつつある、サン・セバスチャン(バスク語:Donostia スペイン語:San Sebastián 公式名称:Donostia/San Sebastián)旧市街。

 旧市街の通りにはバルが軒を連ね、さながら「バル街」といった雰囲気。
 目に入る看板も、ほとんどがバルのものw
 バルの密度がスペイン一といわれるのも頷ける、バルの多さです!

 まだまだ、バルにたむろする大勢の人々で、賑わっています。



 私も、そろそろ腹ごしらえを^^
 …と、適当に、通りすがりのお店(ARALAR)へと突入!

 適度な混み具合と、外から見たお店の感じが良さそうであったので、直感を信じることにしましたw



 1件目のお店で、選んだもの達。
 白身魚(多分タラ)のフライ、アンチョビ、そしてギンディージャ(Guindilla)と呼ばれるバスクでポピュラーな青唐辛子のピクルスのピンチョス(ピンチョ/バスク語:Pintxo スペイン語:Pincho)です。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 バルのカウンターには、選ぶのに迷ってしまいそうな位の種類のピンチョスが。
 時間の許す限り、何軒かのバルを訪ねるつもりでしたので、欲張らないことにしました(^^;)



 すみません、ギンディージャは齧ってしまいましたw

 青唐辛子のピクルスであるギンディージャ、辛さは比較的マイルドながら、酸味との相性抜群な美味しさです!
 アンチョビも酢漬けで、シッカリと効いた酸味で締められたアンチョビの身の風味が、もう絶妙でした!
 …これは、両方共に、クセになってしまいますね。。。



 フランスパンに載った、オーソドックスなスタイルのピンチョスの、白身魚。
 赤と緑のピマンで、バスクの旗をイメージしているのでしょうね^^

 大きな切り身のフライは、食べ応えも充分。
 ピマンの風味も加わって、美味しくいただきました♪



 このお店の、カウンター。
 所狭しと、ピンチョスの山が!

 「あれもこれも」と皿に盛りたいところでしたが、我慢我慢;

 口の広いグラスが目に入り、チャコリ(バスク語:Txakolin スペイン語:Chacolí)やシドラ(バスク語:Sagardo スペイン語:Sidra)といった地元のお酒も味わいたいところでしたが、この後すぐレンタカーを運転しなければならないため、アルコールは抜きという、肝心なものが欠けたバル巡りとなってしまいましたが、致し方ありません(T_T)



 この光景も、スペインバルには欠かせませんね。

 天井に吊り下げられた、ハモンの皆さん方w
 こちらでは、その姿を拝むだけにして、次のお店へと移動することに。

 美味しい海のもののピンチョス、ごちそうさまでした!



 2軒目のお店は、こちら(BERNARDO ETXEA)。
 店の外にまで人が溢れ、繁盛している様子でした。

 「人がたくさん=美味しい」と判断して、入店。
 店内も大賑わいの盛況ぶり、カウンターの隙間に体を捻じ込みましたw



 こちらのお店では、ムール貝とハモンをいただきます(^г^)
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 バルのカウンターは、本当にどのピンチョスにしようか、目移りしてしまいますね。

 撮影しながら、喉がゴクリと鳴ってしまいます…美味しそう。



 プリプリのムール貝の上には、これまたプリプリなエビさんが鎮座。

 素晴らしきグルメな組み合わせのピンチョス、旨味豊かな食材のマリアージュに、頬がトロけてしまいそうw
 魚介好きである我が身の幸せを、心底ありがたいと思いました!



 もちろん、この身は、肉も大好き!
 ということで、こちらの艶やかなハモンのピンチョスを、ウットリと眺め倒しますw

 この色艶、堪りませんねぇ…!
 豊かな味わい深さに、酔いしれます。

 ごった返す店内の皆さんの誰もが、至福の表情をしていたのが、印象的でした(^-^)



 こちらのお店では、パンに載せる前の状態の食材がずらりとカウンターに。

 たくさんの食べ物を前に、頬が緩むのは、食欲の為せる本能なのでしょうね。

 ムール貝とハモン、ごちそうさまでした!



 14:00を過ぎて、サン・セバスチャン滞在に許された時間もあと僅かとなってきました。
 3軒目は、旧市街の代表的な教会であるサンタ・マリア教会(バスク語:Koruko Andre Mariaren basilika(Santa Maria basilika) スペイン語:Basílica de Santa María del Coro)近くの、こちらのお店(CASA ALCALDE)へお邪魔します。

 暖かな日中であったせいか、このお店でも、店外のテーブルが賑わっていました。



 このお店でいただいたのは、(多分)マンチェゴチーズとアンチョビのピンチョス。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 アンチョビにはピマンが添えられていて、ピリッとしたアクセントが効いて、とても美味しかったです。
 チーズの上にはジャムが載り、図らずもデザートのような味わいを楽しむことができました♪

 職人気質な雰囲気を漂わせたご主人が仕切るお店のピンチョスは、やはりこだわりが光った美味しさ。
 「ありがとう!」と声を掛けてお店を出る時に見せてくれた破顔が、心に残りました。
 ごちそうさまでした!
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 3軒のバルをはしごした時点で、時刻は14:30過ぎ…15:00頃にはサン・セバスチャンを出発するつもりであったので、残念ながらバル巡りはこれでピリオド。
 レンタカーを駐めた駐車場へと、踵を返します。

 駐車場まで歩いて戻り、駐車料金を精算して、ビルバオ(バスク語:Bilbo スペイン語(公式名称):Bilbao)への帰途に就きます。



 サン・セバスチャンから、高速道路を一路ビルバオへ。
 15:00頃に出発して、およそ1時間と少々の所要時間で、無事ビルバオへ到着しました!

 前日の出発から、2日間で300km弱の道程を走破してくれた、今回の相棒プジョー君、お疲れさま&どうもありがとう!!

 バスクの自然と古城に触れサン・セバスチャンを再訪した、大満足のうちに完結したミニトリップ。
 充実した旅程を思い返しながら、この日の宿へと向かいます。

 <2015 バスク・バルセロナ紀行-19>>



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4 コメント

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Unknown (kiki)
2016-05-03 11:08:58
バル巡り、カウンターには美味しそうなピンチョスが並び、次のお店の事を考えながら厳選して選ぶのは結構難しいですよね(笑)
私も酢漬け物、ハマリました♪
ムール貝とエビのコンビ、これは美味しそうですね!
鱈好きの私は鱈ピンチョスをどの店でも頼んでました。
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kikiさん。 (taろう)
2016-05-03 17:14:14
カウンター上には、様々なピンチョスがズラリと盛られていて、つい考えなしに、あれもこれもとなりそうになりますよねw
主に海のもの狙いでしたが、酢漬けの旨さも、格別でした!
ムール貝は2つ取ってしまって、反則かな、と思いましたが、ここは食欲の赴くままに任せて正解、美味しく貪りました^^
バスクで鱈は、王道ですよね♪
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Unknown (タヌ子)
2016-05-09 23:48:38
サン・セバスチャンを訪れた時は、友人の家にお世話になっており、彼らが自宅で食事を用意してくれていたので、バル巡りができなかったのが実に残念。
ピンチョスの具だけを並べるって良いアイディアですね。
具によってはパンに水分が浸透しすぎてしまうものもあるので、直前に乗せてくれた方が美味しく食べられそう。
運よくサン・セバスチャンを訪れることができたら、3軒のうち一軒でもいいから行ってみたい。
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タヌ子さん。 (taろう)
2016-05-10 07:36:15
バル巡りができなかったのは残念でしたが、このグルメの街にお住まいの方の家ご飯も、レベルが高いと思うので、普通の旅行者が中々体験できない、貴重な機会とも思います^^
バルの数だけでなく、個々のバルもとても個性的で、カウンター上のピンチョスのディスプレイを眺めているだけでも、面白かったです。
最初は、もう少し巡れるかな、と思ったのですが、3軒巡って、意外とお腹が膨れたのも、パンの影響が強かったようです。。。
サン・セバスチャン再訪の機会があれば、今度こそバル巡りを満喫なさってください!
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