時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

北を目指す旅-01~糸魚川へ出発

2016-05-12 18:26:33 | 日本
 平成28年(2016年)のゴールデンウィーク後半を利用して、日本海沿岸伝いに、北陸→東北→北海道…と、日本で「北」の付く地方を経る、5泊6日の旅を挙行しました。

 京都から、日本海縦貫ルートを走る個性豊かな列車に乗って北上。
 この年の3月に開業したばかりの北海道新幹線で、青函トンネルを抜けて北海道へ上陸。
 北海道内も、北海道新幹線の終点の新函館北斗から最北端の駅である稚内まで、久々に列車で長距離移動。
 また、滅多に訪れる機会のない最北の地を、気ままにレンタカーでノンビリと巡り、実に4日がかりで、最終的には日本最北端の地である、宗谷岬を目指す旅です♪

 途中で宿泊する日本海沿岸の街や道北で、とびきりな日本海の幸をたらふく堪能することを目論んでいたのは、言うまでもありませんw

 最初の行程では、新潟県最西端に位置する、糸魚川を目指します。

 久々の長期にわたる国内旅行に、よろしければお付き合いください。


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 飛び石の平日となった5月2日の翌日、平成28年のゴールデンウィーク後半の初日となった、5月3日の朝の京都駅。

 今回の旅は、ここから日本海沿いに鉄路を北上。
 まずは、富山県と接する新潟県西部の都市、糸魚川へ向けて出発します!

 …実は前日に、JR西日本が、この日見込まれていた北陸地方の強風により、場合によっては列車の運休もあり得る旨の告知をしていて、その天候が心配でしたが、改札を通る時に駅員さんに状況を尋ねると、乗車する特急は今のところ定刻どおりの運行とのことで、ホッと胸を撫で下ろしました。



 京都から稚内までの列車旅、その長い工程の第1ランナーを務めるのは、京都6時58分発の特急「サンダーバード1号」金沢行。
 始発の大阪を6時30分に出発して、京都へ到着しました。

 連休中とあってか、朝早くから、ホームの乗車位置には、長い列ができていました。
 「サンダーバード1号」で、北陸路を駆け抜けます。



 「サンダーバード1号」は京都を出発すると、程なく滋賀県へと入り、湖西線を走る車窓からは、朝の琵琶湖を望むことができました。

 琵琶湖越しに、「近江富士」三上山(みかみやま)を遠望しながら、琵琶湖西岸を疾走、北上します。



 家並みが途切れると、琵琶湖の雄大な湖面が広がる眺め…「湖国」の風情を感じますね。

 この日は、雲の多い空模様でしたが、幸いにも、列車の運行に影響する程の強風にはなっていないようでした。



 「サンダーバード1号」は、定刻の9時13分に、終点の金沢へ到着。
 京都からは、2時間15分の旅路でした。

 今回は先を急ぐため、金沢では途中下車せず。
 北陸新幹線へと、すぐに乗り継ぎます。



 金沢の、新幹線連絡改札附近。
 大混雑の状態で、中々改札を通過できません。。。

 乗り換え客の多さに、驚きました!
 好調な利用状況が伝えられる北陸新幹線の実情を、正に実感した瞬間でした。



 金沢から糸魚川までの区間は、9時21分発の北陸新幹線「はくたか558号」東京行に乗車します。
 「サンダーバード1号」からの接続時間は、僅かに8分…乗り換え改札での混雑で、ホームへ上がると、出発まで2分を切っていました;

 北陸新幹線の金沢延伸で、富山以東へのアクセスは、所要時間の短縮と併せて、飛躍的に向上しました。
 関西方面から糸魚川へも、そうした恩恵に与ることができるようになったのは、嬉しい限りです^^



 「はくたか558号」グリーン車の車内。

 横4列のシート配列で、ゆったり。
 濃い目のブルーのシートや床の絨毯で、ゆったりと寛げる、落ち着いた雰囲気に包まれていました。

 それにしても、北陸新幹線の、滑るように滑らかな乗り心地の良さには、驚かされました。
 金沢までの「サンダーバード」が、走行中かなりの揺れを感じられるので、すぐに乗り継いだせいもあり、あまりの乗り心地の格差に愕然としてしまいました!
 こんなに素晴らしい乗り心地で北陸まで赴くことができる関東の人が羨ましい…北陸新幹線の1日も早い大阪延伸(できたら京都も停まってほしい)が、叶いますように!!



 富山を過ぎると、立山連峰の雄姿が、車窓に広がってきました。
 中央に聳える、ひときわ高い峰が、剱岳です。

 この、立山の素晴らしい眺めを楽しむことができるのも、北陸新幹線の大きな魅力ですよね。



 剱岳の辺りを、ズームイン!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 5月初旬にして、まだ残雪を戴く美しい峰々の姿に、すっかり視線が釘付けとなっていました。
 切り立つ尾根や険しい谷の様子も、手に取るように分かりますね。



 剱岳を、更にアップで迫ってみました!!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 ズームの倍率を上げて撮影してみると、その荒々しい地形を、目から実感することができますね。
 左側の大きな谷は、真っ直ぐ下へと切れ落ちているようにも見える、すさまじいまでの険しさです!

 手前の低い山々が、木々の緑で覆われているのとは対照的に、岩肌むき出しの剱岳…その強烈なコントラストからも、神々しさを充分に充分に感じ取ることができました。



 稚内までの長い行程の初めから、絶景に心奪われている内に、「はくたか558号」は糸魚川へ到着。
 この駅で下車し、長野、東京方面へと慌ただしく出発していく「はくたか558号」を、ホームで見送ります。

 到着時刻は10時11分。
 金沢からは僅か50分、京都からは乗り換え時間も含めて3時間13分の所要時間で、到着しました。

 糸魚川の街へ降り立つのは、今回が初めて。
 糸魚川で、日帰りで予約してあったレンタカーを借り、近くの名勝の地へ赴きます。

 <北を目指す旅-02>>



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2 コメント

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Unknown (kiki)
2016-05-14 13:36:50
北海道まで飛行機を使ってしまえばあっという間ですが、電車で北上、まさに【旅】という感じで素敵です♪
時間短縮ばかりを優先してしまう事が多い日々ですが、たまにはゆっくりこんな旅をしてみたいなぁ~と思いました。
続きも楽しみにしています☆
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kikiさん。 (taろう)
2016-05-14 19:52:52
1週間弱をかけて、列車移動をメインに、のんびりとマイペース国内1人旅を、楽しんできました。
列車を乗り継ぎ、車窓風景の変化を眺めながらの長距離移動、途中の街々に立ち寄ってはその味覚も堪能…という、列車旅の醍醐味も久しぶりに満喫することができて、楽しかったです♪
旅先でレンタカー利用というのも、旅の幅が広がって、いいものですね。
バスク・バルセロナ旅の記事と並行しての更新となりますが、併せて楽しんでいただければ、幸いです^^
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