時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

年越しアマルフィ海岸探訪-18~ヴィッラ・チンブローネそぞろ歩き ラヴェッロ<10>

2013-05-16 23:57:00 | イタリア
 ヴィッラ・チンブローネの敷地の突端にある「無限のテラス」からの素晴らしい景色を堪能した後は、再びヴィッラの出入口の方向、館の方向へと踵を返します。

 ヴィッラ・チンブローネは、「無限のテラス」意外にも広大な庭園が敷地内に広がっていて、海へ向けて開けた眺めを楽しむことができます。
 そんな海と山との美しい風景を味わいながら、ヴィッラ内の一本道を軸に、のんびり散策しながら出入口へと歩いていきました。

 <ヴィッラ・チンブローネ / ラヴェッロ

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 絶景を恣に眺め倒したヴィッラ・チンブローネ(Villa Cimbrone)の「無限のテラス(Terrazza dell'Infinito)」を後にします。

 ここから背後を振り返れば、目の覚めるような(足が竦むような (((:D)| ̄|_ ガクガク)風景が広がっています。
 名残惜しいですが、その絶景に見送られながら、もと来た散策路を引き返します(´-`)



 一本道の散策路の両側は広大な庭園となっていて、美しいアマルフィ海岸(Costiera amalfitana)を眺めやることができます♪



 ズームをかけると、アマルフィ海岸の迫力ある険しい地形が、ハッキリ分かりますね。



 何とも、寛ぐにはとても気持ちの良さそうな庭園ですね^^

 ここで景色を眺めながら、お弁当でも広げたい気分になりますw



 面白い形に枝を広げる松の木。

 アマルフィ海岸一帯には、このような枝振りの松が沢山生えていました。
 アマルフィ海岸の特徴ある風景の一要素です^^



 大木といって良い松は、松ぼっくりも巨大でした!

 長径15cm~20cmはあろうかという、BIGサイズの松ぼっくりにビックリ(^o^;)



 雲一つなくなった紺碧の大空を、飛行機が飛行機雲を曳きながら飛んでいきました。

 とても爽快な気分にさせてくれる眺めです。



 出入口のすぐ近くまで戻ってきました。

 歴史を感じさせる古い建物は、回廊のような造りになっています。



 柱の一本一本も、捩ったような装飾が施されていたり、綺麗な模様の入ったタイルが埋め込まれていたり…と、個性的な装いで目を楽しませてくれます。



 回廊に囲まれた中庭の中央には、井戸が穿たれていました。
 紋章と、屋根には幾何学模様の装飾が施されて、どこかオリエンタルな雰囲気も醸し出していた、エキゾチックな井戸でした。



 上部には塔が聳え立ち、複雑な重層構造を見せる館。

 重なり合いながら積み上がってるかのような建造物の、光と影のコントラストが、とても印象的でした!



 この回廊の近くには地下聖堂もあるとのこと。
 回廊の壁面には、それらしき石像や扉等が並んでいました。



 門番のような、獅子らしき像^^

 この回廊も既に聖堂の一部になっているようですね。

 心静かに佇むことができる、穏やかな空気に満ちた回廊でした。



 出入口をくぐって、小さな庭園へと出てきました。

 日射しがとても明るい分、ここでも影の部分との差が激しく、空の蒼さが一層深みを増しているように見えました。



 素敵な散策路を辿って、ラヴェッロ(Ravello)の街の中心へと引き返します。

 13時半を回り、お腹も空いてきました(^^;)

 海を背にして歩く復路は、深い谷によって削り出されたような、ダイナミックな山の景色を順光で楽しむことができそうです♪

 南イタリアの陽光をたっぷりと浴びながらの、心地良い散策は、もう少し続きます。



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2013-05-17 06:12:41
相変わらずどんより空が続いているフランス北部。
写真の青空で爽快感を味わってます。
この館、中世に発展したのでしょうか。
中世と言えば、争いの多い時代でしたが、こんなところまで攻めて来る人はなかなかおらず、きっとこのお館は平和だったのでしょうね。
庭園などはその後に整備されたのでしょうが、代々、ここでどんな暮らしが繰り広げられていたのか、絵巻物で見てみたくなりますね。
聖域を守る2頭の獅子、どこかで狛犬とつながっているような気がします。
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タヌ子さん。 (taろう)
2013-05-17 18:33:01
去年の年末、アマルフィ海岸一帯は本当に素晴らしい晴天続きでした!
空模様がどんよりしていると、外へ出る気もそがれてしまいますよね;
このヴィッラそのものの歴史はラヴェッロ同様非常に古く、11世紀まで遡ることができるそうですが、オリジナルの建物はほとんど現存せず、今日見られるものは、ベケット卿という英国貴族によって19世紀に建てられたとのことです。
先に見学したヴィッラ・ルフォロと共に、どこか遺構めいた荒涼感のある庭園を歩くだけで、遙かな過去へ思いを馳せる気分になったのは、やはりこれらヴィッラが経てきた長い歴史あってのことなのでしょうね^^
「番犬」のような思考は、人類共通なのかもしれませんw
「番犬」がどんな動物になるかで、地域的文化的な違いが見られるのは、面白いです♪
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