風と光の北ドイツ通信/Wind und Licht Norddeutsch Info

再生可能エネルギーで持続可能で安全な未来を志向し、カラフルで、多様性豊かな多文化社会を創ろう!

FB 詩集 「西方の国へ II」

2023-12-30 00:45:26 | 日記
“勤続一年六カ月”

今日のこの悲哀を
真っ直ぐに受け止めて
オレは進もうと思う

<アンタのイウコトはヨクワカル>
だからといって
オレが譲歩するなんて思わないでくれ

疲れていても
立止まれない時だってある
だからオレは独りで先に行く

<アンタのキモチはヨクワカル>
だからといって
オレが弁護するなんて思わないでくれ

とにかく
他人の言うことには素直に耳を傾け
オレは率直に無視する

それが勤続一年六カ月の
オレの決算書だ

“決起し、進撃せよきみ”

なんと度し難い誤解のはざまで
世界は倒壊寸前だ
一気に吹き抜け
私達のことごとくを殺し去る
あの真夏のクーデターは
いまや爛熟の期にある

決起せよきみ
進撃せよきみ

おおよ
人々の希望はことごとく輝き
この無情の楽天地獄に
維新の態勢は整った

決起せよきみ
進撃せよきみ

まこと
はかり識れぬ無数の組織は
それの一切が
見事に立体交差して
ついに巡り逢うことなく

無限の闇へと走り去る

君に問う
人間とは
日本人とは
兵庫県民とは
尼崎市民とは
北大物町第七町会会員とは
株式会社スポーツニッポン新聞社員とは
株式会社スポーツニッポン新聞記者とは

・・・

君とは

すべてを確認し
決起せよきみ
進撃せよきみ

“テメエらカッテにヤルがいい”

とてもじゃないが忘れちまって
いまじゃ思いだすことも出来ねぇ

青二才どもを見ていると
確かにオレにも憶はある

テメエらカッテにヤルがいい
ホネはオレがヒロッテヤル

いつの間にやら通り過ぎ
いつの間にやら忘れちまった

白い館のお嬢さん
今年の夏はどうでした

アンタもスッカリオオきくナッテ
テにはナニやらヒカるもの

青二才どもの切ない想い
嗚咽はしたくない、もったいない

“しんどいからねぇ・・・”

まず無言の呪いから始め
呪文は徐々に音量を昂め
カガリ火は勢いをさらに強め
ついに
念力は敵の脳波を掴え
最後の一槌がワラ人形の頭を釘ざした
ダウン

御堂筋に黄色い銀杏
が舞い散るころ
日雇い労務のオバサンたちに
地獄の季節が訪れる

あそこはクルマが多いさかえ
オチバもおおてシゴトがきついさかえ
それではあいつはナカンシマへ
かわったんやってえ

しんどいからねぇー ヘッヘッヘッヘッ・・・

ものぐらいゆうたらええのに
だまってドッカへすーっうや

しんどいからねぇー ヘッヘッヘッヘッ・・・

ふと目を覚ますと
オバサンたちの査問会議が聴こえてきた
どうして非難しているのか解らないけど
どうやらオバサン達より幸せらしい

ムスメもムスメや
ハハのひにライターやってぇー
なんぼなんでもライターやなんて
オヤもオヤなら
ムスメもムスメや

“僕は確かに無念だ”

秋半ば
闇夜の空に星一つ
ついに流れ堕ちた闇夜へ

三千王国の如来は
マルクス主義の方程式によって
キリスト教的隣人愛と伴に紙屑箱へ

あのひとはできる
たっしゃなひとだ

今年五十五歳になって
会社に定年制度があって
数々の業績はあげたのだけれど

こうしんにみちをゆずり
わたしはいんたいしたい

父と子の夜ごとの晩酌には
グチばかりが溜息をつき
子はもううんざりしている

もくひょうがなかったんやな
いつもぶつぶつひとりごとゆうて
しごといがいにたのしみなかったからな

父は脳軟化症に罹り
他人は呆気たと言う

阿修羅は
闇夜の果てとばかりは限らない

何しろ白昼堂々
堕胎に世界は血で真っ赤

君を愛したその揚句
これじゃ夢もへったくれもあるものか

無頼の徒へ自己放射
丁半博打に未来を頼む

明日になれば夜は白み
僕にもきっと世界は展ける

それでも諸君
僕は確かに無念だ

未来に恐怖する
僕は確かに無念だ

“室戸岬”

とにかくの青春
泉にこぼれ落ちた花びら一枚
清冽な流れを辿りどこへゆく

光り輝く室戸岬で
僕が新年を祝ったのは
遠い昔の話ではない

空には幾層にも色が流れ
複雑に荘厳であった

大海原のかなたに
僕が夢想したのは
世界の平和でも愛でもない

単純明快に
世界を照らして赤く燃える太陽を
僕はじっと待った

小さな赤い甲羅をのせてカニが走り
桃色サンゴが美しかったが
新しい年の訪れを
単純明快に告げるには役不足だ

僕が夜明け前の空に想いを馳せ
心のままに夢想していた時

ついに昇る太陽

光は満ち
小鳥たちは一せいにさえずりはじめ
その前で
僕にはもはや青春だけが頼りだった

“秋です、僕は・・・”

秋です
心も空も秋です
秋にはいつも思い出します
なにしろ
六十年代後期階級闘争は
決定的な敗北を秋に喫したので
そして
僕はいつも愛など所詮
醜い人間どもが飾りたて不足に
思いついた作り話だと
秋には思っていました
だから
秋にはリアリティーがあり
それだけに虚構も簡単に
棟上げ可能な季節です
木の葉が色づくのは
これではっきりしたでしょう

たつことをけついして
ついにたたず
ひあいをきょひして
ついになみだす
ぼくは
たおれてなみだすることに
いまは
なれっこになった

東 洋FB詩集「西方の国へ」

“サキイカにビール”

真夜中の晩餐は
サキイカにビールで結構楽しい

なにしろ独りで
時おり咳する声がコホーッと響く

ビールがうまいのは
サキイカがうまいからでその逆も正しい

明日は休みだから
心おきなく一週間の労疲を慰める

諸君!僕が革命を忘れたなどと
“コマイ、コマイ”などと言うな

サキイカだってビールだって
ときおり聞こえるコホーッと咳する声だって

僕には
日常を受け入れる程日常的ではないのだから

ホットイテホシイ
と僕はよく言ったものだ
ウルサイ
と僕はよく言ったものだ
ジャマダカラドイテクレ
と僕はよく言ったものだ
アホか
と僕はよく自分に言ったものだ

”ペテンは非生産“

あせりすぎたら転んでしまい
おさまりすぎたら起てなくなる

中庸が大切だと人は言うけど
ぼくにそんな芸当はできない

だから僕は
午前中残酷なら午後は優しい

もし僕が罪を犯したら
人はこぞって二重人格者と罵るだろう

ペテンは<移動>であり
けっして<生産>ではない

その隔離の狭間に
ぼくの突破口は隠されている

XXX

ヤスメ!
キョーツケ!
懐かしい
キリツ!
レイ!
も懐かしい
アンポフンサイ!
トーソーショ-リ!
僕は恥しい

”亀裂の階段から闇へ“

亀裂の階段を
一歩一歩上りつめ
亀裂の闇に落下する
広大な
無の平原に向かって
駆けだすとはなんと!

どうせ腐る身
恥だけは
かいて私は流す汗と
空天に宣言した

夜半の灯りに誘われて
忍び込んだ窓辺に茫然
女は
一糸まとわず骨と化していた

旋律が乱れた
タクトを振って怒号する
旋律が乱れたと
一斉に合唱する

ああ
私は
自ら回帰する軌道を
もはや
遠く離れて独りである

“お母さん、街は冷たく乾いています”

しまい忘れた扇風機が
回り忘れた羽根を天井に向けて
暑かった夏の日を思い出して

僕はなにをして
いつのまに秋を迎えたのだろう
XXX
闇雲に星はいらネェと叫んで
飛び出してきたドッジボールに
飢餓の頃はよく当たったものさ

僕が故郷を背にしたのも
山の迷路にゃ端があり
しょせんテッペンに登れば終わりだ
と思った時だった

お母さん 僕は街へ行きます
お母さん 街には夢があり温かい
お母さん 僕はきっと錦を飾って戻ってきます

せめてもの慰めは
街で疾駆する二月の風
木を枯らさずに
夏に膨張したビルディングに
ヒビを入れる

お母さん 街の寒さは
お母さん 村の寒さではありません
お母さん 街は冷たく乾いているのです

“僕の村の文明開化”

上昇気流に欺されて
天上に停止した紙風船
行き処を喪い
永続の停止に涙するのか

動力耕運機が
僕の故郷に運び込まれたのは
そんな紙風船が消え
空がすっかりカラッポになった時だった

人手が足りなくて
重くて不便だけど
牛たちのいない午後は寂しいので

そんな時
富山の薬売りが
今日からは紙風船をやめましたと
挨拶廻りにゴム風船をくばって歩いた

その時
僕の故郷で文明開化が始まった

農薬漬けなどといえばぶっそうだけれど
ナスビは大きく
稲の収穫は飛躍的に拡大した

田んぼからはドジョウが消えて
ドングリとの挨拶も
今では昔話の囲炉裏端でまどろんでいる

村の女は
男供に別れの挨拶をして
独り
寝床の冷たさをかみしめ
世が豊かであることを
うらんでいる

“消えた遊び”

詐欺にあった詐欺師のように
太陽が月の彼方に隠れた

<カクレンボウ>の鬼が隠れて
少年時の遊びは消えた

消灯の時間が来たのか
一斉に光から闇へ

“覚悟せないかんな”

覚悟せないかんなと思いながら
妙に寂しかった

唐突に舞い込んだ報せに
僕はジタバタしても仕方がない
と頑張って

何度も覚悟せないかんなと思いながら
妙に寂しかった

快活に振舞うのも不自然だし
悲観にくれて涙するには臨場感に乏しい

だから僕は
不安定に座りごこちの悪いタクシーを
病院に急がせた

父は死なない!しかし交通事故だから・・・

やっぱり覚悟せないかんなと思いながら
妙に寂しかった

東 洋FB詩集 「西方の国へ」

1974年も除夜の鐘の響きの中で去っていった。私は翌年九月にドイツに向かうことになる。留学ではない。「もう一つのボウメイ」と呼び、日本の現状から身を守るためだった。居心地のいい真綿で包まれたようなかで、日々その快適さの泥沼に引きずり込まれ、同僚と場末の酒場で泥酔しながら、身動きできず、息が詰まるような気がしていた。精神がなよなよになり、私は自分を失い始めてると気づいた。そこからの逃亡だが、私はそれを<亡命>と自覚したのだった。

大いなる<誤謬>

冷たい世の中を
温めるのが僕達だと
昔はよく<主張>した

ドシャ降りの雨に濡れて
僕達の<集会>はいつまでも続いた

<恋心>の存在を確認し
それを超えて僕達は自由だった

<時>がいつまでも
新鮮であることを僕達は疑わなかった

コンクリートの床にも
僕達の<疲労>は
明日に持ち越されることはなかった

<後退>を恐れず
大胆に
僕達は一歩づつ退いた

<敗北>の実相を
有視界に捉えて
僕達に不安は無縁であった

大いなる<誤謬>
ついに
僕達が倒れたというのは
実に大いなる誤謬だと
僕達はいつか
またふたたび<主張>して
出発するのだ

<痩せ犬の背に乗って>

痩せた犬が
寒さに震えている
木枯しの季節は
いつも
瘦せ犬の
脱毛の酷しい
栄養失調と伴に
僕達の運動を止めた

十一月革命が
大地の凍てつく季節だったことは
一つの奇蹟である
二月革命が
雪の降る日に組織されたことは
一つの事実である

だから
痩せ犬の背に乗って
酷寒の吹雪に向かうことは
実の壮大な
それだけに無限の
喜劇である

また
暗闇の転落将軍どもが
明日はままよと
僕達の号令をかけはじめた

落ちても堕ちなくても
同じだから
僕達は将軍の号令に従わない

“ぼくですか・・・”

ぼくですか
時には星を見て宇宙を想い
電車の窓から街の灯を見て故郷の家を憶います

ぼくですか
新聞を読んで世界の悲しみを知り
やっぱりお母さんには悪いなと思いながら旅に出ます

ぼくですか
美しい女は恐いのだけれど
愛は信じなければと想います

ぼくですか
一番弱いところで闘いたいと
石に祈って菜食主義者になりました

“ポストに入れ忘れたラブレター”

しょせん
ポストに入れ忘れたラブレターさ
愛には
いつも気まぐれな勇気がつきまとっていて
僕には白々さが残るだけ
だから
ポストに入れ忘れたラブレターは
いつまでも破らずに手許に残しておく
それだけが
実は僕自身の時計だから

“僕の包帯”

包帯が取れたら
肉塊が見事に凝固した
ケロイドがさらけ出て
ほんとうにビックリした

実は包帯が僕の皮膚だと
思い込んでいたのだけれど

包帯がとれてしまったら
皮膚とは自然に異質の
見慣れぬ僕が出てきた

隠されたケロイドは
信じるなよと
僕はまた僕に包帯を巻く

絶対に異質の包帯が
また僕に勇気を与えて
僕は本当に不安だ

包帯は真っ白だから
赤黒いケロイドよりも
社会的に自然だそうだ

実は包帯は絶対に
僕自身ではないから

赤黒いケロイドの
僕自身より
社会的に安定している
それは僕の地位のように

“自虐の論理”

夜もすがら
遊び呆けた自虐の論理は
眠気まなこで寝起きが悪い

ダマサレタと口走り
いつも還らない使いに出る

登場だけがあって退場がない

いやいつも退場していて登場しない後姿

走馬灯のように
急いで現れ急いで消える

永遠に回り続ける走馬灯
夜もすがら
回り続けて過去も未来も照らし出す

ないのは現実
ないのは自分である自虐の論理

昨日のワインは
今日のウイスキーボトル
明日は薬品アルコールに口づけて

手をバタバタと
ノドが渇いて寝つかれない夜が
それでも白けてくるのだからしかたがない

“十二月の風”

そしてついに起ち上がったか
怒りを込めた十二月の風
冷たくはない木枯らしと
僕は身構えた

哀しみの序曲が街に流れ
仏教徒にジングルベルが親しむ
陸続として民衆を
どこへ連れ去るか十二月の風

安宿の商売女に
一夜を売れと強要する
僕の明るい悪意は
ハラリと
最後の木の葉を木枝から奪った

今日も電車は満員だった
明日も活発な日本の経済活動

僕が誇れないのは
負けることを知らない
敗残者だからだ

夜空の星は
闇夜に音もなくチカチカと輝く
吹き抜ける十二月の風が
星を吹き落としても
僕は拾いはしないだろう

“僕の生活改善運動”

石油ストーブの炎を小さくして
僕は生活改善運動に参加した

寒かった一昨年よりは
暖かかった昨年の思い出が怖い

肥った家ネズミは動作が鈍り
今では粗食に耐えられない食通だ

気に入らなければ手も付けない
手に入らなければ僕の前を堂々と横切る

この横柄な態度に苛立って
僕は生活改善運動から身を引きたくなった

家ネズミに恫喝は効かない
欲しいものは欲しいのだから

僕には恫喝が効果的だ
孤立を恐れ耐乏生活にもすぐ慣れるから

“尻軽な幸福天使”

時おり訪ねてくる
明日からの幸福天使
夜明けの空は西
たそがれの空は東
僕らはいつも背中合わせに
一杯傾ける仲だった

前ぶれもなく
突然去っていくのが世のならい

だから今日は
せめて太陽の下で精一杯
遊ぼう

木枯しだって
さりげなく、つつましやかに
僕を嗤っている

スキップを踏んで
冬枯れの野分に
軽やかに立ち向かおう

思いつきの
尻軽な幸福天使
夜明けの空は東
たそがれの空は西
その向こうに立ち去って
僕の背中を押してくれ


“そうだよと僕のテープが軽やかに廻る”

全的信頼が
あどけないのは
僕のキリコを見れば鮮らかだ
<あなたってそんなんだったの!>
そうだよと僕のテープが軽やかに廻る
 アーキのユーヒーに
 照るやまモミジ

キリコを裏切ったって僕は僕だ
だから
振り返らない僕よりも
追いすがるキリコに確かな希望を見るのだが
<人でなし、あなたは人でなしよ!>
そうだよと僕のテープは軽やかに廻る
 ユーヤケコヤケーの赤トンボ
 追われてミーターはいつの日か

僕は不退転に停止する
<あなたはもう私を凝視つめないのね>
そうだよと僕のテープは軽やかに廻る
 オーテテつないで
 小径をゆけば・・・

唖然として立ちつくしても
振り返らない僕であれば
キリコが最後の平手打ちを食らわして
身を翻したのも当然だ

<君の手は本当にいつも温かい
僕にはそれが耐えられない>

“喜劇”

あいつの
あつい目が
こいつの
ごつい胸を撃った喜劇

“ケンカ別れについて二、三の考察” 

ケンカ別れについて二、三の考察
まずは痴話ゲンカ
<あなたのあの人を見る目、普通じゃないワョ>
<だからどうだってんだスベタ!>
つづいて友達同士
<必ず期日までに返すって
あれ程約束したじゃないか>
<それがどうしてもだめなんだ
君ならそのことが解ってくれると思って借りたのに>

“ないしょ話について二、三の考察”

ないしょ話は
こ・ないしょ
見えるところで
隠れて話そ

うわさ話は
ど・ないしょ
聞いても聞かなくても同じだよ

わかれ話は
あ・ないしょ
パパさんママさん
いつもの話

“それやこれやで時間が・・・”

それやこれやで僕に時間がなかったこと
解っていただけますね
いつも<態勢>だけは整えていたのです
不慮の突発事故だって
僕はうろたえずに受け止めたでしょう
ただ
それやこれやで僕に時間がなかったこと
解っていただけませんか

等閑視してはならないと
いつも<感性>を鋭ぎすませていました

ユーラシア大陸の野分だって
僕は確かに耳にしたのですから
でも
それやこれやで僕に時間がなかったこと
解ってください

実際
時間さえあれば
宇宙の無限拡大説を
一度じっくり考えてみたいものです

壮大な無か
無の壮大さか

確かに
思考対象としてはとっておきの魅力が
夜空の星には存在します
数式の配列盤だって
なだめる自信があったのです
残念なのは
それやこれやで僕に時間がなかったことです

“本当になんてことだ”

脱線転覆して
ついに
一人の人間を辱しめて
僕達は恥じない
本当に残酷なことだ

辱しめながら
快いロジックの遊びに
うつつをぬかし
ついに
一つの精神を破壊して
僕達は恥じない
本当に怖ろしいことだ

破壊して
新しく蘇生しようとする
一つの生命を堕胎して
僕達は恥じない
本当になんてことだ

“新年の挨拶”

たいていの挨拶は
本当の挨拶がじゃまくさいので
お決まりの文句がある
なかでも
新年の挨拶ほど
挨拶らしい挨拶はない

最新の画像もっと見る

コメントを投稿