京のサツキマス
で説明不足でしたので、補足します。
写りの悪い資料で申し訳ないのですが、昔のサツキマス漁獲高を示した図です。
河川名の横の単位は 左側が貫 右側はkgです。
見にくいので、ベスト6を以下に並べます。
昭和12年(1937)農林省水産局 「河川漁業」第6刷より
これを見ると京都でサツキマスが獲れていて、食卓に上がっても不思議はないのですが、現在、淀川にサツキマスは殆ど遡上しません。
もっとも、この時代には、サツキマスとビワマスの区別はしていなかったので、かなりの量がビワマスである可能性はあるのですが…。
それにしても、淀川と太田川を合わせるとかなりの量で、サツキマスは瀬戸内海のマスということも出来たかと思います。
そこで、京のサツキマスですが、京都といっても、日本海側も京都です。
丹波市で売られていたサツキマス(アマゴマス)は、宮津港産ですから、日本海側で獲れたものと思われます。本来、日本海側にはサツキマスではなくて、サクラマスが分布しますが、放流によって日本海側の一部の河川ではサツキマスがとれています。
そんなわけで、ボクがびっくりしたのは、本来いないはずの日本海側産のサツキマスが、流通している。ということにでした。
それにしても、淀川のマスがおよそ74トンというのは、すごい!
で説明不足でしたので、補足します。
写りの悪い資料で申し訳ないのですが、昔のサツキマス漁獲高を示した図です。
河川名の横の単位は 左側が貫 右側はkgです。
見にくいので、ベスト6を以下に並べます。
1位 淀川 73,676kg |
2位 木曾川 15,938kg |
3位 太田川 7,841kg |
4位 天竜川 6,878kg |
5位 長良川 4,826kg |
6位 揖斐川 3.979kg |
昭和12年(1937)農林省水産局 「河川漁業」第6刷より
これを見ると京都でサツキマスが獲れていて、食卓に上がっても不思議はないのですが、現在、淀川にサツキマスは殆ど遡上しません。
もっとも、この時代には、サツキマスとビワマスの区別はしていなかったので、かなりの量がビワマスである可能性はあるのですが…。
それにしても、淀川と太田川を合わせるとかなりの量で、サツキマスは瀬戸内海のマスということも出来たかと思います。
そこで、京のサツキマスですが、京都といっても、日本海側も京都です。
丹波市で売られていたサツキマス(アマゴマス)は、宮津港産ですから、日本海側で獲れたものと思われます。本来、日本海側にはサツキマスではなくて、サクラマスが分布しますが、放流によって日本海側の一部の河川ではサツキマスがとれています。
そんなわけで、ボクがびっくりしたのは、本来いないはずの日本海側産のサツキマスが、流通している。ということにでした。
それにしても、淀川のマスがおよそ74トンというのは、すごい!
しかし、おっしゃるとおりでサツキマスってかなり瀬戸内海に入っていたのですかね~、古来サケマスの献上でサケが珍重されたのはこのあたりも影響しているのかもしれませんね(味はマスの方がよいとされているのに不思議だったのですよね)。
尚、資料の原本は持っていないのです。残念。
天竜川がすこし問題ですが…。