絶滅危惧種「オオヨドカワゴロモ」 市民50人が保護活動 世界唯一の生息地 小林、野尻の岩瀬川 積もった泥など除去(西日本新聞) - goo ニュース
オオヨドカワゴロモ 小林市
☆テキスト版
絶滅危惧種「オオヨドカワゴロモ」 市民50人が保護活動 世界唯一の生息地 小林、野尻の岩瀬川 積もった泥など除去
西日本新聞2009年1月26日(月)10:30
世界で小林市と野尻町の岩瀬川(大淀川支流)のみに生息し、環境省レッドデータブックの絶滅危惧(きぐ)種1A類(ごく近い将来の絶滅の危険性が極めて高い種)に指定されている水草「オオヨドカワゴロモ」の自生を妨げる泥などを除去する保護活動が25日、宮崎植物研究会(南谷忠志会長、約70人)や市民有志が参加して行われた。
カワゴケソウ科のオオヨドカワゴロモは、流れが速く水深が浅い清流の岩肌に張り付いて生育。1999年に新種に認定され、熱帯性の水草であるカワゴケソウ植物の自生北限種となっている。
泥が堆積(たいせき)したり、競合するコケ類が増えすぎると死滅する恐れがあるため、渇水期で流れが遅く泥が積もりやすい冬場に毎年、保護活動を行っている。参加者は竹ぼうきやデッキブラシを使い、泥やコケを丁寧に取り除いていた。
南谷会長によると、生育地は昭和30年代ごろまで現在の宮崎市高岡町まであったものの、ダム建設や、道路工事による土砂流入、生活排水による水質の悪化で一時期絶滅の危機が高まり、小林市堤の岩瀬橋周辺の140メートルの範囲以下に縮小。しかし、ここ数年は増加傾向にあるという。2002年の小林市と野尻町に続き昨年、県も天然記念物に指定した。
今年の保護活動参加者は昨年の3倍の約50人。南谷会長は「小林市や野尻町、市民の環境への理解が深まっている証し」と喜んでいた。
=2009/01/26付 西日本新聞朝刊=
オオヨドカワゴロモ 小林市
☆テキスト版
絶滅危惧種「オオヨドカワゴロモ」 市民50人が保護活動 世界唯一の生息地 小林、野尻の岩瀬川 積もった泥など除去
西日本新聞2009年1月26日(月)10:30
世界で小林市と野尻町の岩瀬川(大淀川支流)のみに生息し、環境省レッドデータブックの絶滅危惧(きぐ)種1A類(ごく近い将来の絶滅の危険性が極めて高い種)に指定されている水草「オオヨドカワゴロモ」の自生を妨げる泥などを除去する保護活動が25日、宮崎植物研究会(南谷忠志会長、約70人)や市民有志が参加して行われた。
カワゴケソウ科のオオヨドカワゴロモは、流れが速く水深が浅い清流の岩肌に張り付いて生育。1999年に新種に認定され、熱帯性の水草であるカワゴケソウ植物の自生北限種となっている。
泥が堆積(たいせき)したり、競合するコケ類が増えすぎると死滅する恐れがあるため、渇水期で流れが遅く泥が積もりやすい冬場に毎年、保護活動を行っている。参加者は竹ぼうきやデッキブラシを使い、泥やコケを丁寧に取り除いていた。
南谷会長によると、生育地は昭和30年代ごろまで現在の宮崎市高岡町まであったものの、ダム建設や、道路工事による土砂流入、生活排水による水質の悪化で一時期絶滅の危機が高まり、小林市堤の岩瀬橋周辺の140メートルの範囲以下に縮小。しかし、ここ数年は増加傾向にあるという。2002年の小林市と野尻町に続き昨年、県も天然記念物に指定した。
今年の保護活動参加者は昨年の3倍の約50人。南谷会長は「小林市や野尻町、市民の環境への理解が深まっている証し」と喜んでいた。
=2009/01/26付 西日本新聞朝刊=
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