リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

さようならボクのすきだった飲み屋!

2014-07-16 21:17:40 | あなたをわすれない

また、ボクの好きな店が去って行った。新潟駅前 逸品亭竜宮郷。さようなら。2014年3月30日閉店!

 久しぶりに新潟駅前に泊まっている。

十年ほど前、新潟での調査をするようになって、新潟駅近くの飲み屋を探した。もう あまりよく覚えていないのだがタクシーの運転手さんに教えてもらった店だと思う。

 魚は地物を含めて豊富、そして安い。ハウスビールは基本のサッポロの生だ。そして特筆すべきは、新潟地酒をフツウに置いていた。越乃寒梅などは、旨くも無くありがたくも無いのだが、ごく自然とその他の優れは地酒群と一緒に、同じ値段で!売られていたのだった。

 この店には、年に一度か、二度くらい。全部で10回も行ったことはないのではないかなぁ。

早く店じまいするから東京からの最終の新幹線では閉店までには間に合わない。看板までに飲むためには早く出発する。その心構えが必要な店だった。

 この店には楽しい思い出がある。

もう10年近く前になるのだが、新潟で生態学会の全国大会があった。

その頃、生態学会の事務局をしていたMさんにこの店を教えた。

かの女史はすっかりこの店がお気に入りで、学会の期間中は毎日入り浸りの状態。普段は客の入っていない2階、3階まで生態学会の参加者であふれかえっていた。

 女史曰く、「この店は生態学会の公式居酒屋です。」

そして、続けてこんなことを言った。

 ニイムラさん。来年 松山でもこんな店を紹介してね!

 

 その翌年の生態学会は松山での開催が決まっていた。

松山はボクが7年間を過した街。「学問」はほとんどしなかったが、飲み屋関係については自他共に「造詣」が深いつもりだった。

 でも、歳は往く。そのころ、ボクの親しんだほとんどの店はその姿を変えていた。ボクには彼女に紹介するような店はなかった。

 

 なぜだろう。

この店を失ってから、辺りを徘徊した。

飲み屋は何軒でもある。若い女性で賑わっている店がった。

その店は知らない名前で、この地のローカルの店のようでもある。

でも、一種のコントロールされた、「自然さ」はかえって違和感があった。

おなじ店(チェーン点 FC店!?)

 

これは、岐阜の飲み屋でも感じることなのだ。

違う顔をしたが同じ店

たぶん。ボクたちの愛したローカルの飲み屋は密かに絶滅しつつある。

飲み屋に集う、御同輩と共に!

 

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