リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

本栖湖に「ヤマトシジミ」!

2013-12-16 18:02:08 | 異人録 外来生物を巡って
本栖湖にヤマトシジミを放流したという{善意」なニュース?放流は地元漁協とバス釣りなどを教える専門学校であるらしい。そのうち確認したいから書いておきます。
 
 少なくともこの「放流」2つの問題点がある。
 1.明らかな「国内外来生物」の放流 
  ヤマトシジミは繁殖には汽水域が必要な二枚貝で 本栖湖には生息していません。
  しかし、ヤマトシジミは浮遊生活を終えて底生生活に入ったあとでは淡水でも生活できるので本栖湖でも成長はできると思います。
  ちなみに、淡水性のマシジミは浮遊生活を送らない。
 
  汽水環境で無いから繁殖しない。つまりは「移入されても」撹乱は一時的という意見があるかもしれません。しかし 
 2.もしかしたらヤマトシジミではないかもしれない?
   以前にもヤマトシジミといって「外国産のヤマトシジミ」や「淡水性のシジミ(セタシジミのような生態)」が日本国内に移入した事があります。
 淡水産のシジミ、まあタイワンシジミといってもいいかもしれないけどは、おそらくは日本へのカワヒバリガイの移入の元凶ともいうべき存在です。もしかして、琵琶湖、長良川 矢作川そしていま霞ヶ浦でおこっている問題=カワヒバリガイの移入 繁殖が本栖湖で起こるかもしれないと危惧しています。
  そして、タイワンシジミは淡水で繁殖可能なものがいることが問題。もしかして 本栖湖にシジミがいついてしまうかもしれない。ひょっとしてしれが目的でヤマトシジミといって他のものを放流している?可能性はないのかね。
 
 

「本栖湖浄化を」 地元漁協などシジミ放流 山梨

2013年11月21日03時00分

 

 本栖湖(富士河口湖町)に20日、ヤマトシジミ150キロが放流された。本栖湖漁協や日本釣り環境保全連盟などでつくる「富士山湖水地域活動組織」が、水質の浄化や子どもたちに水辺でシジミを取って楽しんでもらおうと取り組んだ。

 この日は、漁協や専門学校ヒューマンアカデミーフィッシングカレッジの学生ら約10人が3隻のボートに乗り、湖畔から10メートルほどの場所にシジミをまいた。

 漁協によると、本栖湖でシジミを放流するのは初めてという。「夏には湖畔でシジミを探したり、水辺に親しんだりする子どもが増えてくれれば」と渡辺進組合長。本栖湖にスジエビを、精進湖にもシジミとスジエビを放流する予定があるという。

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