のり食べる生活に適応=日本人の腸内細菌群-消化遺伝子取り込む・仏大学(時事通信) - goo ニュース
日本人の12人に5人ということだけど、ボクにはたぶんこの酵素がある。
ときどき、無性に藻類が食べたくなるんだ。
ちなみに、藻類では
イシモズク
マツモ
が味覚のの双璧だと思っている。
注)マツモは褐藻類のマツモです。淡水のではありません。
マツモ
これを読むと紅藻の分解酵素を含む腸内細菌が共存しているということだけど、もし腸内を除菌をした場合、再びその細菌を導入できるのだろうか?
たまには、海辺の町に行って、磯乞食。
生で藻類を食べたらいいかも?
☆テキスト版
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* 社会 >
* 記事
のり食べる生活に適応=日本人の腸内細菌群-消化遺伝子取り込む・仏大学
時事通信2010年4月8日(木)03:03
のりやワカメ、昆布などの海藻をよく食べる日本人の腸には、海藻に含まれる多糖類の分解酵素を持つ細菌がいて、消化に貢献している。この多糖類の分解酵素遺伝子は、海藻に付着している細菌から取り込まれた可能性が高いことが分かった。フランスのピエール・マリー・キュリー(パリ第6)大学の研究チームが8日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
この多糖類分解酵素「ポルフィラナーゼ」の遺伝子や、寒天の主成分アガロースの分解酵素「アガラーゼ」の遺伝子は、米国人の腸内細菌群からは見つからなかった。腸内に共生する細菌群は、人間の食生活に適応しているとみられるという。
日本人の母と乳児では、ともにこれら2種類の遺伝子が腸内細菌群から検出された。細菌群が母から子へ伝わる経路もあると考えられる。
ノリや寒天、日本人は栄養に…ダイエット?かも
読売新聞2010年4月8日(木)09:54
寒天の原料のテングサやノリなどの海藻(紅藻類)は人間の消化酵素で分解できないため、ダイエット食品としても使われているが、日本人の一部は腸内細菌の力を借りて、紅藻類を分解して栄養分にしていることが仏パリ大学の研究で分かった。北米では、こうした腸内細菌を持っている人は見つからず、食習慣の違いが影響しているらしい。8日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
研究チームは、紅藻類を分解する酵素を海洋の微生物から発見。公開されている遺伝子のデータベースを調べたところ、この酵素の遺伝子を持つ陸上の微生物はいなかったが、日本人の腸内細菌から見つかった。
日本人では13人中5人がこうした腸内細菌を持っていたが、北米の18人で持っている人はいなかった。日本人は古くからノリなどをよく食べており、腸内細菌は、ノリなどと一緒に口に入った微生物から紅藻類を分解する遺伝子を取り込んだらしい。
日本人の12人に5人ということだけど、ボクにはたぶんこの酵素がある。
ときどき、無性に藻類が食べたくなるんだ。
ちなみに、藻類では
イシモズク
マツモ
が味覚のの双璧だと思っている。
注)マツモは褐藻類のマツモです。淡水のではありません。
マツモ
これを読むと紅藻の分解酵素を含む腸内細菌が共存しているということだけど、もし腸内を除菌をした場合、再びその細菌を導入できるのだろうか?
たまには、海辺の町に行って、磯乞食。
生で藻類を食べたらいいかも?
☆テキスト版
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のり食べる生活に適応=日本人の腸内細菌群-消化遺伝子取り込む・仏大学
時事通信2010年4月8日(木)03:03
のりやワカメ、昆布などの海藻をよく食べる日本人の腸には、海藻に含まれる多糖類の分解酵素を持つ細菌がいて、消化に貢献している。この多糖類の分解酵素遺伝子は、海藻に付着している細菌から取り込まれた可能性が高いことが分かった。フランスのピエール・マリー・キュリー(パリ第6)大学の研究チームが8日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
この多糖類分解酵素「ポルフィラナーゼ」の遺伝子や、寒天の主成分アガロースの分解酵素「アガラーゼ」の遺伝子は、米国人の腸内細菌群からは見つからなかった。腸内に共生する細菌群は、人間の食生活に適応しているとみられるという。
日本人の母と乳児では、ともにこれら2種類の遺伝子が腸内細菌群から検出された。細菌群が母から子へ伝わる経路もあると考えられる。
ノリや寒天、日本人は栄養に…ダイエット?かも
読売新聞2010年4月8日(木)09:54
寒天の原料のテングサやノリなどの海藻(紅藻類)は人間の消化酵素で分解できないため、ダイエット食品としても使われているが、日本人の一部は腸内細菌の力を借りて、紅藻類を分解して栄養分にしていることが仏パリ大学の研究で分かった。北米では、こうした腸内細菌を持っている人は見つからず、食習慣の違いが影響しているらしい。8日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
研究チームは、紅藻類を分解する酵素を海洋の微生物から発見。公開されている遺伝子のデータベースを調べたところ、この酵素の遺伝子を持つ陸上の微生物はいなかったが、日本人の腸内細菌から見つかった。
日本人では13人中5人がこうした腸内細菌を持っていたが、北米の18人で持っている人はいなかった。日本人は古くからノリなどをよく食べており、腸内細菌は、ノリなどと一緒に口に入った微生物から紅藻類を分解する遺伝子を取り込んだらしい。
今回の発見は、人間の腸内細菌に体外の細菌の遺伝子が取り込まれたことが初めて確認された例でもある。さらに、「私たち人間が周囲の生態系と予想よりも密接に関わっていること、そして細菌レベルにおいてさえも生物の多様性に大きく依存していることを示している」と、研究の共著者でカナダにあるビクトリア大学の糖鎖生物学者ヤン・ヘンドリク・ヘヘマン氏は話す。
今後、現代の狩猟採集民族の腸内細菌、さらには人間の排泄物の化石についても調査すれば、地域固有の食物嗜好が長い年月をかけて腸内細菌にどのような変化をもたらしたか、そして人類の進化にどのように影響したかについての理解が進むだろうとヘヘマン氏は語っている。
今回の腸内細菌の遺伝子に関する研究は、2010年4月8日発行の「Nature」誌に掲載されている。
http://www-es.s.chiba-u.ac.jp/kominato/choshi/algae/