リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

2023/01/22 #ごみ・リサイクル #『一般社団法人シーソンズ』

2023-01-22 11:35:18 | ニュースクリップ

持続的に活動を続ける必要があると考え、本田さんたちは2021年7月から『一般社団法人シーソンズ』を立ち上げました。

 

ゴミをただ集めるだけでなく、時期によってゴミの量や種類の変化についてデータを取り、大学の研究室に提供する試みも。

 

また、海で拾ったプラスチックゴミをリサイクル工場に売却し、その収益を漁師に還元する仕組みも試行錯誤しながらつくっています。

 

若手漁師を中心に立ち上げた一般社団法人シーソンズのメンバー。海が荒れて漁に出られないときを中心にゴミ拾いする(一番右が本田さん)

「海で拾ったプラスチックは劣化しているのでリサイクルが難しいんです。でも、なんとか再生させ、“漁師の拾った再生プラスチック”として商品化し、収益を上げられないか考えています。

 

こうしたお話をすると“金儲けが目的なのか”と話す方もいらっしゃいます。でも、お金になるかどうかはとても大切です。

 

ボランティアをお願いするとしても、個人の善意に頼る形になり、限界があります。日々の生活が優先となり、継続的に続けるのは難しいんです。

 

私たちは海洋ゴミの回収を漁師の仕事のひとつとしてとらえ、長く活動したい。そのためには利益を出す必要があるんです」

 

一般社団法人化されたことで、活動内容が周囲にも伝わりやすくなりました。

 

小学校で海洋ゴミの授業をしたり、企業向けの講演を行ったりするなど、少しずつ本田さんたちの活動が周知されてきています。

 

こうした活動が宗像市だけでなく、日本各地で展開されてほしいと本田さんは話します。

なぜ海女は海洋ゴミを拾ってお金に変えるのか?「すべては美しい海を守るため」|CHANTO WEB

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いつから海は“美しさの象徴”ではなくなったのでしょう。プラゴミが散乱し、生態系を狂わせ、漁業を営む人を苦しませる。“海はきれいで楽しい場所!”海女と漁師が立ち上がり...

CHANTO WEB

 
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