一石二鳥の水田管理、遊休田に牛放牧 新温泉町(神戸新聞) - goo ニュース
田んぼにウシがいる。稲刈り後のわらを食べている。
確かに、そんな風景を日本で見ることはない。
ラオスで見た風景だ。
ラオスでは稲を収穫するとき、稲の高さ半分ぐらいのところから上の部分だけ、50cmぐらいを切り取る。田んぼには膝上くらいの稲の切り株が残る
田んぼにはまだ水が残っているので、そのようにするのかもしれないが、その切り取った稲を束ねて、その切り株の上に干す。
しばらくそのまま干して、天気によるようだけど、乾燥してから作業小屋に取り組む。
収穫の終わった田んぼには稲の長く切った切り株が残ることになる。
そいつを食べるのが、水牛たちだ。
画像は朝、日の出前に稲を刈る人々。その手前に、水牛がせっせと切り株を食べている。
この記事で気がついたことがあった。
水の残った田んぼに牛が入ると言うことは、田起こしの効果もあるのだな。
ラオスの田んぼで、魚を採ることばかり考えていて、水牛の田起こし効果について思い至らなかった。不覚。
☆テキスト版
一石二鳥の水田管理、遊休田に牛放牧 新温泉町
神戸新聞2009年11月19日(木)16:25
新温泉町対田の農事組合法人「アイガモの谷口」の谷口正友さん(42)が同地区で管理する水田に、但馬牛2頭が放たれている。地元畜産農家から借り受けた牛に、栽培した飼料米を餌として与えながら、田んぼを耕してもらおうというもので、田んぼの管理費と牛の餌代を削るのが狙い。「県内でも聞いたことのない取り組み」(県新温泉農業改良普及センター)で、田園地帯に広がるほのぼのとした風景とともに、特色ある水田管理法としても注目を集めそうだ。
但馬牛が放牧されているのは、米の生産調整のため食用米を栽培していない21アールほどの田んぼ。昨秋から谷口さんが、同町久斗山の畜産農家中村文吾さん(34)らと協力して計画し、「最近は田んぼも殺風景。田んぼに但馬牛がいるのも面白いのでは」との思いも込め、今年から始めた。
取り組みはまさに一石二鳥。谷口さんは生産調整のために水田に飼料米を植え、まず以前から飼育しているアイガモの餌場に利用。但馬牛の登場はその後で、残ったわらを餌にしながら、田んぼを耕してもらうため、10月中旬に中村さんの牛が放たれた。谷口さんにとっては耕運機の燃料代などを、中村さんにとっては牛の餌代を削減できる。転作拡大など食料自給率を高める事業として、国の助成金支給対象にもなっている。
中村さんは「面白い方法。自然の中なので牛にとってもストレスがたまらない」と話す。谷口さんも「牛は思った以上にわらをきれいに食べてくれるし、ふんは養分にもなる。何より田んぼに牛がいるという、但馬らしい風景もいいですね」と手応えをつかんだ様子。今年は試験的な実施で、間もなく放牧を終える予定だ。
田んぼにウシがいる。稲刈り後のわらを食べている。
確かに、そんな風景を日本で見ることはない。
ラオスで見た風景だ。
ラオスでは稲を収穫するとき、稲の高さ半分ぐらいのところから上の部分だけ、50cmぐらいを切り取る。田んぼには膝上くらいの稲の切り株が残る
田んぼにはまだ水が残っているので、そのようにするのかもしれないが、その切り取った稲を束ねて、その切り株の上に干す。
しばらくそのまま干して、天気によるようだけど、乾燥してから作業小屋に取り組む。
収穫の終わった田んぼには稲の長く切った切り株が残ることになる。
そいつを食べるのが、水牛たちだ。
画像は朝、日の出前に稲を刈る人々。その手前に、水牛がせっせと切り株を食べている。
この記事で気がついたことがあった。
水の残った田んぼに牛が入ると言うことは、田起こしの効果もあるのだな。
ラオスの田んぼで、魚を採ることばかり考えていて、水牛の田起こし効果について思い至らなかった。不覚。
☆テキスト版
一石二鳥の水田管理、遊休田に牛放牧 新温泉町
神戸新聞2009年11月19日(木)16:25
新温泉町対田の農事組合法人「アイガモの谷口」の谷口正友さん(42)が同地区で管理する水田に、但馬牛2頭が放たれている。地元畜産農家から借り受けた牛に、栽培した飼料米を餌として与えながら、田んぼを耕してもらおうというもので、田んぼの管理費と牛の餌代を削るのが狙い。「県内でも聞いたことのない取り組み」(県新温泉農業改良普及センター)で、田園地帯に広がるほのぼのとした風景とともに、特色ある水田管理法としても注目を集めそうだ。
但馬牛が放牧されているのは、米の生産調整のため食用米を栽培していない21アールほどの田んぼ。昨秋から谷口さんが、同町久斗山の畜産農家中村文吾さん(34)らと協力して計画し、「最近は田んぼも殺風景。田んぼに但馬牛がいるのも面白いのでは」との思いも込め、今年から始めた。
取り組みはまさに一石二鳥。谷口さんは生産調整のために水田に飼料米を植え、まず以前から飼育しているアイガモの餌場に利用。但馬牛の登場はその後で、残ったわらを餌にしながら、田んぼを耕してもらうため、10月中旬に中村さんの牛が放たれた。谷口さんにとっては耕運機の燃料代などを、中村さんにとっては牛の餌代を削減できる。転作拡大など食料自給率を高める事業として、国の助成金支給対象にもなっている。
中村さんは「面白い方法。自然の中なので牛にとってもストレスがたまらない」と話す。谷口さんも「牛は思った以上にわらをきれいに食べてくれるし、ふんは養分にもなる。何より田んぼに牛がいるという、但馬らしい風景もいいですね」と手応えをつかんだ様子。今年は試験的な実施で、間もなく放牧を終える予定だ。
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