リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

トキ米 プロジェクトの真相

2010-05-13 07:51:15 | 『田んぼのチカラ』2004-
トキ人気にあやかり一躍ブランド米を目指す!佐渡市が全力投球する“トキ米”プロジェクトの真相(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

 池田啓さんがまいた種がここにもある。

 テキスト抜粋

 トキ米(正式名は『朱鷺と暮らす郷認証米』)という名を聞いたことがあるだろうか。


 実はこのトキ米、トキの初めての放鳥に合わせて08年から生産をスタートさせ、今年が3年目という若いブランドだ。だが、通常の米よりも3割以上価格が高いにもかかわらず、順調にファンを拡大し続けており、佐渡の「隠れたヒット商品」となっている。

 さて、そんな“トキ米ブランド化プロジェクト”を主導する佐渡市役所では、さらなる高ブランド化、販売増を目指し体制を強化した。

 これまで、トキはトキでも国による鳥の保護政策への支援はトキ共生・環境課、「トキ」ブランドの管理については農業振興課の管轄と、トキに関わる部署は数組織にまたがり、トキというブランドを一元的に管理することができていなかった。

 こうした問題を解決すべく、今年4月よりトキに関するすべての組織を農林水産課に新設された「生物多様性推進室」に集約。そしてこの生物多様性推進室は、これまでバラバラに配置されていた生産振興係、生物共生推進係、生き物共生推進係、トキ政策係などをその配下に置く一大組織に変革したのである。

 
 キ米に認定されるためには、4つの基準をクリアしなければならない。

 1つは佐渡で作られたこと。佐渡島には、トキ保護センターがあり、トキ放鳥の拠点。なんといってもその佐渡で作られなければトキ米とは言えないのである。

 2つ目は、新潟県から土づくりや化学肥料、農薬の低減技術に取り組む農業者であると認定された「エコファーマー」によって作られなければならない。

 3つ目は、栽培期間中の化学肥料や農薬の使用量を5割以上削減すること。通常、佐渡の減農薬米は、3割の削減率。それを5割以上の削減へと基準が厳しくなる。

そして最後の4つ目が、「生きものを育む農法」で栽培すること。この4つ目が一番大切な基準だ

このトキ米には、実は先輩格がいる。それは兵庫県豊岡市のコウノトリ米。そんなコウノトリ米に学ぼうと、トキ米づくりに賛同した佐渡の農家たちは、2007年7月、1泊3日の強行軍にもかかわらず「約60人でバス2台」という船団を組み、豊岡市まで教えを請いに行ったのである。

以下 略
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