住用村でリュウキュウアユサミット 10月31日(月)南海日日新聞
「リュウキュウアユ(ヤジ)サミットIN住用」(ヤジ友の会主催)は三十日、住用村の奄美体験交流館であった。リュウキュウアユの現状や保全への取り組みが報告されたほか、国の天然記念物・コウノトリの復元で地域づくりに取り組む事例などが紹介され、参加者らはリュウキュウアユの保全を通して河川や山、森などを含めた自然環境と地域づくりを実践していくことを誓った。
同サミットは今年二月に地元住民らが中心になって発足した「ヤジ友の会」(和田勝典会長)がリュウキュウアユ(ヤジ)が豊かに泳ぐ川を取り戻そうと開催した。自然保護団体関係者や住民ら約百五十人が参加した。
兵庫県豊岡市でコウノトリの復元に取り組んでいる兵庫県立大の池田啓教授が「コウノトリで村おこし」のテーマで講演。野生生物には商業、科学・生態、美的価値などがあることを指摘して、「コウノトリを復元することで人間の生活、文化の再生を図ることができる」などとアユ保全が地域興しにつながることを説明した。
また、同市でエコファーマーとして減農薬などコウノトリをはぐくむ農法に取り組んでいる田中定さんは「農薬に頼らない、自然に負担がかからない農法で生産力も上がった。コウノトリの復元を通して、本来の農業を教えてもらった」などと話した。
奄美リュウキュウアユ保全研究会の四宮昭彦委員長(鹿児島大教授)と県環境技術協会の米沢俊彦さんはアユの生態やこれまでの保全取り組みなどを説明。四宮委員長は産卵期、遡(そ)上期の河川工事がアユの減少に大きく影響していることを指摘し「リュウキュウアユが生息できる河川を持てることが奄美の宝。人と自然の共生がアユ再生の基本理念。川から森に至る自然環境を考えたい」と呼び掛けた。
フォーラムの最後は地元・東城小四年の宅間美咲さんが「清らかな流れに再びたくさんのアユが群れ泳ぐ川づくりを目指して、皆が力を合わせて豊かな自然と村づくりに努めたい」などとするサミット宣言を読み上げた。
「リュウキュウアユ(ヤジ)サミットIN住用」(ヤジ友の会主催)は三十日、住用村の奄美体験交流館であった。リュウキュウアユの現状や保全への取り組みが報告されたほか、国の天然記念物・コウノトリの復元で地域づくりに取り組む事例などが紹介され、参加者らはリュウキュウアユの保全を通して河川や山、森などを含めた自然環境と地域づくりを実践していくことを誓った。
同サミットは今年二月に地元住民らが中心になって発足した「ヤジ友の会」(和田勝典会長)がリュウキュウアユ(ヤジ)が豊かに泳ぐ川を取り戻そうと開催した。自然保護団体関係者や住民ら約百五十人が参加した。
兵庫県豊岡市でコウノトリの復元に取り組んでいる兵庫県立大の池田啓教授が「コウノトリで村おこし」のテーマで講演。野生生物には商業、科学・生態、美的価値などがあることを指摘して、「コウノトリを復元することで人間の生活、文化の再生を図ることができる」などとアユ保全が地域興しにつながることを説明した。
また、同市でエコファーマーとして減農薬などコウノトリをはぐくむ農法に取り組んでいる田中定さんは「農薬に頼らない、自然に負担がかからない農法で生産力も上がった。コウノトリの復元を通して、本来の農業を教えてもらった」などと話した。
奄美リュウキュウアユ保全研究会の四宮昭彦委員長(鹿児島大教授)と県環境技術協会の米沢俊彦さんはアユの生態やこれまでの保全取り組みなどを説明。四宮委員長は産卵期、遡(そ)上期の河川工事がアユの減少に大きく影響していることを指摘し「リュウキュウアユが生息できる河川を持てることが奄美の宝。人と自然の共生がアユ再生の基本理念。川から森に至る自然環境を考えたい」と呼び掛けた。
フォーラムの最後は地元・東城小四年の宅間美咲さんが「清らかな流れに再びたくさんのアユが群れ泳ぐ川づくりを目指して、皆が力を合わせて豊かな自然と村づくりに努めたい」などとするサミット宣言を読み上げた。
写真家の浜田太さんが参加されていて、浜田さんのブログに記事が出ていました。アドレスです。
http://amahorizon.exblog.jp/
次はニイムラさんの出番です!
(リュウキュウアユとの係わりについては、資料として残そうとおもっていますが。)
時代が早すぎたというか、地元の方が本当に危機意識を持つのは往々にして時間が掛かるということです。
池田さんは古くからの友人で、昨年のフォーラムに是非にと来て頂きました。住用の方々が是非住用で池田さんのお話をというのが、今回の企画です。