スゴイ川漁師の話だ。
琵琶湖の撮影でお世話になっている西の湖の漁師さん。
以前撮影時に譲ってもらって食べた2年漬けのフナ寿司の味が忘れられない。二年ものが欲しいと頼んでいたのだが、ちょっと困った顔をしている。
2年漬けということは、それだけ大きなニゴロブナを時間を掛けて熟成させているということだ。つまりは、値が張ることになる。漁師さんはボクの懐具合を思んばかって、小振りの1年ものを買って欲しいらしい。
でも、一度、あの味をしってしまうと、だめである。今日、意を決して求めにいった。
だいたいどのくらいの値段するのか。
参考にこのページをご覧下さい。
フナ寿司 通販
いったいいくらで購入したのかというのは、ちとはばかれるのだが、それなりに覚悟して、金を下ろしてから伺った。フナ寿司は一度出してしまったら、味が落ちる、1尾だけ購入するという訳にはいかないのだから。
漁師さんが開けていた桶をみて、びっくりした。巨大だ。(先ほど自宅に帰って計ったら、800g以上あった。)
これでは、何匹も買えないなとおもって、○万円ぶん下さい。と言った。まあ、3匹もあればいいかと思ったのだが、あんたから、そんなに金はとれんと言って、随分安くしてくれた。
そして、せっかく来たから1匹あげるわ。と漁師さんが言った。
やや小振り、といっても500g位ありそうな2匹のフナがいた。
こちらでいいですか?
ボクは、片方のフナを選んだ。
漁師さんは、わらって「あんた、ようしっとる」といった。片方はニゴロではないらしい。あまり、自信はなかったのだが…。
さて、そのフナ寿司を持って、長良川のサツキマス漁師さん宅を訪ねた。
今年の5月。サツキマス漁の撮影をしていて、1匹だけ捕れたサツキマスを貰ってしまったのだ。
750g 一番、美味しいサイズのサツキマスだ。
こんな立派なものは貰えないと固辞はしたのだが、漁師さんが「今日のサツキマスをあげるつもりでいたから持っていけ」とおっしゃった。
その恩があるので、フナ寿司を持っていったのだ。
まず、渡す前に、念のため、フナ寿司を食べたことがあるか伺った。フナ寿司は臭いに特徴がある。サツキマス漁師さんは以前娘さんが買ってきて一度だけ食べたことがあるという。「随分高いものらしいからいいがね」と言われたが、ここはサツキマスのお礼をしなくてはならない。立派なフナ寿司を差し上げたのだ。
そのフナ寿司は、塩に漬けて、1年。飯に浸けて、2年が経過している。背骨の長さこそ変わらないものの、姿は随分ともとの姿とは変わっているのだ。つまりは、かなり痩せて小さくなっている。
漁師さんはその姿をみて、「これは、立派なふなだなあ」と言った。
そして、ご飯の間から、ジップロックのポリエチレン越しにフナの顔をみて、
「長良川にも、これと似たフナがおった。背の高いのではないフナがぁ」
と言った。
そのフナはナガブナのことだ。長良川にはギンブナ以外にナガブナがいるのだが、浸かった状態のフナ寿司を一目見て、ニゴロブナがナガブナと似ていると看破するということ、すごい、眼力だよね。
琵琶湖の撮影でお世話になっている西の湖の漁師さん。
以前撮影時に譲ってもらって食べた2年漬けのフナ寿司の味が忘れられない。二年ものが欲しいと頼んでいたのだが、ちょっと困った顔をしている。
2年漬けということは、それだけ大きなニゴロブナを時間を掛けて熟成させているということだ。つまりは、値が張ることになる。漁師さんはボクの懐具合を思んばかって、小振りの1年ものを買って欲しいらしい。
でも、一度、あの味をしってしまうと、だめである。今日、意を決して求めにいった。
だいたいどのくらいの値段するのか。
参考にこのページをご覧下さい。
フナ寿司 通販
いったいいくらで購入したのかというのは、ちとはばかれるのだが、それなりに覚悟して、金を下ろしてから伺った。フナ寿司は一度出してしまったら、味が落ちる、1尾だけ購入するという訳にはいかないのだから。
漁師さんが開けていた桶をみて、びっくりした。巨大だ。(先ほど自宅に帰って計ったら、800g以上あった。)
これでは、何匹も買えないなとおもって、○万円ぶん下さい。と言った。まあ、3匹もあればいいかと思ったのだが、あんたから、そんなに金はとれんと言って、随分安くしてくれた。
そして、せっかく来たから1匹あげるわ。と漁師さんが言った。
やや小振り、といっても500g位ありそうな2匹のフナがいた。
こちらでいいですか?
ボクは、片方のフナを選んだ。
漁師さんは、わらって「あんた、ようしっとる」といった。片方はニゴロではないらしい。あまり、自信はなかったのだが…。
さて、そのフナ寿司を持って、長良川のサツキマス漁師さん宅を訪ねた。
今年の5月。サツキマス漁の撮影をしていて、1匹だけ捕れたサツキマスを貰ってしまったのだ。
750g 一番、美味しいサイズのサツキマスだ。
こんな立派なものは貰えないと固辞はしたのだが、漁師さんが「今日のサツキマスをあげるつもりでいたから持っていけ」とおっしゃった。
その恩があるので、フナ寿司を持っていったのだ。
まず、渡す前に、念のため、フナ寿司を食べたことがあるか伺った。フナ寿司は臭いに特徴がある。サツキマス漁師さんは以前娘さんが買ってきて一度だけ食べたことがあるという。「随分高いものらしいからいいがね」と言われたが、ここはサツキマスのお礼をしなくてはならない。立派なフナ寿司を差し上げたのだ。
そのフナ寿司は、塩に漬けて、1年。飯に浸けて、2年が経過している。背骨の長さこそ変わらないものの、姿は随分ともとの姿とは変わっているのだ。つまりは、かなり痩せて小さくなっている。
漁師さんはその姿をみて、「これは、立派なふなだなあ」と言った。
そして、ご飯の間から、ジップロックのポリエチレン越しにフナの顔をみて、
「長良川にも、これと似たフナがおった。背の高いのではないフナがぁ」
と言った。
そのフナはナガブナのことだ。長良川にはギンブナ以外にナガブナがいるのだが、浸かった状態のフナ寿司を一目見て、ニゴロブナがナガブナと似ていると看破するということ、すごい、眼力だよね。
彼らの本質は、「好き」にあるのではないでしょうか。
こちらがウソを言わない限り、話が早いです。直ぐ理解してくれます。
見つづけるというその力には、僕はいつも感嘆します。
コイの2種はともかく、ウナギにも2タイプあることをとっくに知っていた。なんでシオウナギまで知ってるんだろう?