田んぼにカメを放すという農法。アイガモと違って稲は食わないだろうけど、カメの食料が田んぼにあるのか?
全くのお話だが、外来生物のミシシッピアカミミガメを去勢して、休耕田に放して余生を送らせるというのはどうだろう。稲はともかく、雑草の抑制にならないだろうか。余り生産的な話ではないが、捕まえたミシッピアカミミガメをどうするかという視点から考えてみる。
それにしても、ニホンイシガメが水田にいるのは見たことがない。イシガメはどちらかといえば、中流域の淵のそばで出会うことが多い。大丈夫かこの計画?
篠山市のカメ農法というのが気になったので検索したらこのブログを見つけた。
カメの目通信
どうやら篠山市でのカメ農法は今は行われていないらしい。
篠山市には、少し縁があって武庫川の上流域を調査したことがある。兵庫県でももっとも生き物の多い川で、トゲナベブタムシなんぞがいる。
イシガメも多かったと記憶している。でもなあ。やはり淵のそばで休んでいた。
「カメ農法」で米作り挑戦 九州大で市民ら計画(朝日新聞) - goo ニュース
☆テキスト版
「カメ農法」で米作り挑戦 九州大で市民ら計画
2006年11月21日(火)17:40
* 朝日新聞
アイガモ農法ならぬ「カメ農法」で米作りを――。九州大伊都キャンパス(福岡市西区)の里山保全に取り組む市民グループが、こんな計画をあたためている。付近に生息するニホンイシガメに来春から、雑草や害虫の退治の手伝いをしてもらい、環境教育にも生かす。甲羅にQRコード(二次元バーコード)をつけ、子どもたちが携帯電話で即座に成長の履歴を見られる仕組みもつくるという。
計画しているのは、元岡「市民の手による生物調査」の菊水研二さん(45)らと福岡グリーンヘルパーの会(平野照実会長)。昨秋の伊都キャンパス開校前から里山保全に携わり、キャンパス内に設定された生物多様性保全ゾーンで約600平方メートルの荒れ地を水田に再生。今年から無農薬で手作業の米作りを始め、100キロ余りを収穫した。
そこへ協力願うのが、ニホンイシガメ。菊水さんらと大学院生が印を付けて生態の調査を続けており、少なくとも145匹がゾーン内の森や水辺にいる。4枚ある水田を板で囲って1枚に10匹程度入れる。はい回って水を濁らせ雑草の光合成を阻む▽昆虫や小さな雑草を食べる▽ふんが肥料になる、といったアイガモのような効果を期待する。
もともとは、水田に入ったカメを見て兵庫県篠山市の農家が思いついた農法。これを知った菊水さんが人と生き物の共存のモデルにしようと考え、9月に教えを請いに行った。ある程度の効果があったものの、カメが板沿いばかりを歩くなどの難点があったという。
イシガメの生態は、まだよく分かっていない。これから農法を改良し、農と調査の両立を目指す。「うまくいくかどうかはやってみないと分からない。データを残す意味はある」と菊水さん。
体長や体重の測定時は子どもたちにも参加してもらう。甲羅のQRコードを携帯電話のカメラで読み取ると、ネットを介して1匹ずつの成長記録や発見場所のデータが表示される。全国の池で、外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の増加が問題になっている。子どもたちが外来種や里山の問題を考えるきっかけにしたいという。
側溝に落ちたカメが見つかるなど、保全ゾーン外側の環境は開発で厳しさを増している。菊水さんは「家畜のようにカメを扱うのは抵抗がある」としつつも、「カメに生き延びてもらうことも大事。無理なくこの場所でずっと暮らせる仕組みを考えたい」。ヘルパーの会の米づくりのリーダー、内山武文さん(54)も「今年は水田に何匹もいるのを見た。昔ながらの里山の姿が戻りつつある。来年の収穫に自信はある」と意気込む。
全くのお話だが、外来生物のミシシッピアカミミガメを去勢して、休耕田に放して余生を送らせるというのはどうだろう。稲はともかく、雑草の抑制にならないだろうか。余り生産的な話ではないが、捕まえたミシッピアカミミガメをどうするかという視点から考えてみる。
それにしても、ニホンイシガメが水田にいるのは見たことがない。イシガメはどちらかといえば、中流域の淵のそばで出会うことが多い。大丈夫かこの計画?
篠山市のカメ農法というのが気になったので検索したらこのブログを見つけた。
カメの目通信
どうやら篠山市でのカメ農法は今は行われていないらしい。
篠山市には、少し縁があって武庫川の上流域を調査したことがある。兵庫県でももっとも生き物の多い川で、トゲナベブタムシなんぞがいる。
イシガメも多かったと記憶している。でもなあ。やはり淵のそばで休んでいた。
「カメ農法」で米作り挑戦 九州大で市民ら計画(朝日新聞) - goo ニュース
☆テキスト版
「カメ農法」で米作り挑戦 九州大で市民ら計画
2006年11月21日(火)17:40
* 朝日新聞
アイガモ農法ならぬ「カメ農法」で米作りを――。九州大伊都キャンパス(福岡市西区)の里山保全に取り組む市民グループが、こんな計画をあたためている。付近に生息するニホンイシガメに来春から、雑草や害虫の退治の手伝いをしてもらい、環境教育にも生かす。甲羅にQRコード(二次元バーコード)をつけ、子どもたちが携帯電話で即座に成長の履歴を見られる仕組みもつくるという。
計画しているのは、元岡「市民の手による生物調査」の菊水研二さん(45)らと福岡グリーンヘルパーの会(平野照実会長)。昨秋の伊都キャンパス開校前から里山保全に携わり、キャンパス内に設定された生物多様性保全ゾーンで約600平方メートルの荒れ地を水田に再生。今年から無農薬で手作業の米作りを始め、100キロ余りを収穫した。
そこへ協力願うのが、ニホンイシガメ。菊水さんらと大学院生が印を付けて生態の調査を続けており、少なくとも145匹がゾーン内の森や水辺にいる。4枚ある水田を板で囲って1枚に10匹程度入れる。はい回って水を濁らせ雑草の光合成を阻む▽昆虫や小さな雑草を食べる▽ふんが肥料になる、といったアイガモのような効果を期待する。
もともとは、水田に入ったカメを見て兵庫県篠山市の農家が思いついた農法。これを知った菊水さんが人と生き物の共存のモデルにしようと考え、9月に教えを請いに行った。ある程度の効果があったものの、カメが板沿いばかりを歩くなどの難点があったという。
イシガメの生態は、まだよく分かっていない。これから農法を改良し、農と調査の両立を目指す。「うまくいくかどうかはやってみないと分からない。データを残す意味はある」と菊水さん。
体長や体重の測定時は子どもたちにも参加してもらう。甲羅のQRコードを携帯電話のカメラで読み取ると、ネットを介して1匹ずつの成長記録や発見場所のデータが表示される。全国の池で、外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の増加が問題になっている。子どもたちが外来種や里山の問題を考えるきっかけにしたいという。
側溝に落ちたカメが見つかるなど、保全ゾーン外側の環境は開発で厳しさを増している。菊水さんは「家畜のようにカメを扱うのは抵抗がある」としつつも、「カメに生き延びてもらうことも大事。無理なくこの場所でずっと暮らせる仕組みを考えたい」。ヘルパーの会の米づくりのリーダー、内山武文さん(54)も「今年は水田に何匹もいるのを見た。昔ながらの里山の姿が戻りつつある。来年の収穫に自信はある」と意気込む。
色んなトコに貼って、賛否両論湧かした方がいいかも。