あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

田舎だもん。僕らはみんな生きている

2022-05-28 | 田舎暮らし

東京からU-ターンして早24年。

それとも25年かな。

30代だった私だが

還暦をとっくに超えたのです。

田舎です。

良い事ばかりではない。

害虫は田舎暮らしの弊害である。

これまで色々なモノに出くわした。

今最も悩ましいのはムカデだ。

何年か前の深夜のこと、

パジャマの裾から侵入した

ムカデにお尻を噛まれたことを

今でも根に持っているから

別の個体に対しても容赦はしない。

昨日、パソコンに向かっていたら

壁ににムカデを発見。

やせっぽちで3センチほどの

真っ黒いムカデだが

育ちきっていないらしく

かわいいものだ。

大きいものは掌サイズで

身体がぬらぬらと黒光りして

更に足が赤い。

あのタイプは心底ぞっとする。

「楽勝」とにらんで

常備している火箸で

八つ裂きの刑に処す。

成り行きですけど頭部と

シッポ部分に分割。

が、左右別々に逃げるって

一体どうなの??

ぞわっと鳥肌がたった。

この日、別方向の壁でも同じ

タイプのムカデを2匹見つけた。

1匹は火あぶりの刑。

もう1匹は火箸でつかみ損ねた。

あれは残念だった。

今年はムカデが多いのか

それとも私の部屋だけ特別に

多いのか?

この時期としては圧倒的に多い

10匹近くを抹殺した。

梅雨入りしたら一体

どうなる?と恐怖する。

で、ムカデ対策のスプレーを

昨年自室に置いたのを

今さらながら思いだした。

「瞬殺 マイナス85度」が

頼もしい♪

ワクワク感さえ湧いてくる。

午後10時。ボチボチおねむで

自室に向かう。

「瞬殺スプレーだ。

ムカデめ、かかって来いや~♪」

と思いながら部屋に入って

振り向いたらば畳を這ってた(爆)

昼間のよりやや大きくて茶色系。

あら、居たのね(爆)

広告に偽りあり。

瞬殺できなかった。

何回スプレーしたか分からない。

弱ったところを結局は

火箸でつかんで

(八つ裂きするにはおでぶなので)

階下へ走って行きコンロで

火あぶりの刑執行。

命を抹殺するわけだから

礼儀として「ごめんなさい」は

忘れなかった。

害虫というには語弊があるが

田舎暮らしにはつきもので、

これもムカデと同日の午後。

冬物を片づけようとしていたら

階下から母の声。

私を呼んでいる。

「来てみんさい~!

大きなものがおる~!」という。

階段を降りながら「何が~っ?」と

聞くと

「へび、へびっ!」と言う。

裏玄関を出ると納屋の

ガラス戸一面に真っ黒で

なが~~~~~~~~い蛇が

貼り付いているではないかっ。

推定1メーター。

垂直なガラス戸にしっかり

へばりついているのは

ズルくないか?と思う。

地面を這うとか

木にぶら下がるとか

水面を泳ぐとかなら許せるが

ガラス戸一面にへばりついて

逃げないってルール違反でしょ。

母はいつの間にか

私の背後に廻っている。

「燕の卵を狙いに来た」と

妙に冷静なご意見だ。

弱いふりして

「あんたどうする?」って

聞かないで欲しい。

が、前面に立たされた人間として

どうにかせねばと無意識に

思うものだね。

「そうだ」とか言いながら

そばにあったハンドソープの

容器を投げつけた。

命中したが微動ダニせず。

怒ったようで「かま首」を

持ちあげてこちらを睨む(爆)

きゃ~~~~っと声が出たよね。

「確かこの蛇は『家守』とかいう

類の蛇。

マムシに比べたら攻撃性はない」

とクールに分析する自分が

どこかに居た。

そばにあった竹箒をつかんで

きゃ~~~と言いながら

何度か蛇を払ったら

やっとぬる~っと逃げた。

一段落して放心状態で

縁側に座る母と娘。

ムカデからの大蛇がおかしくて

母がフフフと笑ったら

庭の先でケダモノが顔を

のぞかせた。

「ありゃ?!何かのっ?!」

とまたしても驚く母。

私と目が合って大慌てで国道に

走って行った。

狸だった。

狸の顔ってぺったんこに

描かれているけれど

狐のようにとんがっていた。

念の為、検索して画像を見た。

「あ、狸だね」と余裕だ。

「色々出て来るの~」と

笑いなおす母なのだった。

 

 

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