あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

合唱曲「声 三部作」(後編)

2021-08-15 | ライブレポ

 

声 三部作 (後編)

被爆建物である旧日銀広島支店を会場に鎮魂のコンサートを開催。 原爆を体験された故・森川定實氏の遺作である詩「声」を作曲。初の合唱曲にチャレン...

youtube#video

 

コロナ下で練習開始は

7月第1週からになった。

直前にコロナ関連で参加

できなくなった人もいて、

前回までの参加者はなし。

一人でもどうにかして歌うと

ある意味で腹をくくったコンサート。

 

「声」は

原爆直下で生存された人のみが知る

地獄絵図を感じたまま見たまま

詩に遺されたもの。

歌にするという意図がないぶん

言葉そのものが持つ迫力に

圧倒された。

合唱曲の素養があるわけではない。

作曲の何たるかを学んだことのない

ポップス系シンガーソング・ライター

である私が咄嗟に「自分にやらせて」

と言ったことの浅はかさや重大さを

その後で痛感したのだった。

それでも曲は生まれた。

歌ってもらえる保証はなかった。

点と点がつながって生みだされ

表現されたことが奇跡に近い。

もっとたくさんの人と、

もっともっと歌いこむ必要がある。

地道に広めていきたいと考えている。

どうか手を貸してください。

 


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