朝夕はヒンヤリしてきた。
暑さに喘いでいた愛犬は
気持ちよさそうに昏々と
眠っている。
母は10日ぶりにめでたく
デイケアへ行き、
家内が平和になった午後畠へ。
秋野菜の種を撒いたり
白菜の苗を植えなくてはならぬ。
母の歯医者だ、美容院だ、
暑いだの、雨が降りそうだの
色々と言い訳を見つけて
手を付けていなかったが
秋が来たからには急がねばならぬ。
先だって発酵鶏糞を撒いて
鍬でうっておいた。
「うつ」とは耕すという意味に
なるのかな。
耕すって通常は機械がやる。
我が家では鍬仕事のことを
「畠を打つ」という。
肩や腰が多少は痛くなるが
トレーニングと思えば。
鍬の枝(え)で小さな筋を
地面に引いて大根とほうれん草と
春菊の種を撒いた。
種の袋にやり方が書いてある。
私はそれ以上の情報を
持ち合わせないが、野菜作りも3年目。
何とかなるだろと作って来た。
春の大根は良く出来たが
昨年冬の大根は細かった~。
白菜なんてほとんど育たなかった。
他所の白菜のりっぱなこと。
何とかなっていない。
どうしたらあんなにできるの
だろうね。
長年野菜を作って来た母は
ほぼやり方を忘れたようだし
何しろ関心が薄い。
買えばよいと思っている。
ちょっと前までは「畠へ行きもせん」
と私を責めていたのにね。
夏野菜はほぼ終わった。
オクラとなすがあと少し
採れたら本当に終わりだ。
天候がこれまでの季節感とは
違って来た。
我が家ではかぼちゃを作らなく
なった。
スーパーのかぼちゃの高値が
続いている。
ちょっと前まで我が家でも
ゴロゴロとできたものだが
売られているものは通常サイズの
3分の1くらいだ。
育たないのでしょうね。
鯖やほっけが「えっ?」と
いうくらい小さくなったのと同じ。
私が大学生の頃だから大昔、
白菜が1個1000円になった
事があった。
ましてやバイトが自給380円
だった時代の1000円。
あれはどういう理由だったか?
大学の「コンパ」と言えば
鍋料理だったがあの時の鍋料理は
贅沢だったはず。
野菜の値段は米のように
保障されない。
どんなに高くても
買わなくてはいけない人や
業種がある。
畠があるって恵まれている。
最近になってそう思えるように
なったっていう話です。
草刈りも喜んでやります。
本当は草刈りの後のビールが、
楽しみっていう説。
畠仕事2時間。
我ながら素晴らしい勢いで
やりきったものだ。
そこへ母がデイケアからご帰還。
「大根とほうれん草と春菊の
種を撒いて白菜の苗を植えた」と
誇らしげに報告するが
母のアンサーは「ふ~~~ん」と
薄い。
翌日、畠に行くと丹精込めて
植えた白菜がくた~~~~っと
しおれて死に態になっていた(涙)
苗が肝心なのにこれだと
今年も人並みサイズは見込めない(涙)
さすがに日中が暑かった。
去年は完全に出遅れたが、
今年は微妙だな。
出遅れずにちゃんと育つ気温を
見極めろってこと。
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